高校時代からの意外な夢「32歳でOLになる」と憧れ続けていた
――写真集のロケ地・セブ島は、高校時代に短期留学をした経験があるそうですね。自分で希望したんですか?
宮田 そうです。でも、短期留学といっても1週間ほどの本当に短い期間で…。ジョークのつもりで「短期留学の経験がある」と言って、1週間だから「それはもう旅行じゃん!」とつっこまれるくだりを面白がっていたのに、短期留学だけが独り歩きしてしまったんです(笑)。でも、当時は高校1年生で街中を散策する楽しさを知らなかったし、海にも行けなかったので、今回の撮影は、改めてセブ島を知るいいきっかけになりました。


――写真集のタイトル『Lilas』は、短期留学の当時に名乗っていたイングリッシュネームだそうですね。
宮田 自分で考えたイングリッシュネームです。海外では「愛萌」の発音が難しいみたいでなかなか名前を呼んでもらえず、フランス語で花のライラックを表す言葉を名乗りました。
――なぜ、フランス語だったんでしょう?
宮田 通っていた中高一貫校には英語とフランス語の授業があって、せっかく勉強しているなら「フランス語で名前を付けるのがいいんじゃないか」と思ったんです。でも、短期留学中に「リラです」と名乗る機会は一瞬しかなくて、たぶん、私を含めても3人ほどしか知りません(笑)。もったいなかったし、記念になる写真集で活かせたのはうれしかったです。
――宮田さんの年輪を感じさせる話としては、トレーニングの話で「自分の体型が嫌い」とも語っていましたよね。その思いも昔から?
宮田 はい。それこそ高校時代は太っていてポヨンポヨンだったし、当時の写真を見ると「色白でまん丸な雪だるまみたいだなぁ」と思います。小さい頃からクラシックバレエを習っていたんですけど、レオタードが似合う体型ではなくて、バレエをやめた中高時代でより強調されるようになってしまって。服を着ている方が細く見えるので、夏場でもカーディガンやパーカーのような長袖を着ていました。
アイドル時代も、衣装の線が細いので「あんまり似合わないな」と自分では思っていて、周りがスタイルのいい子ばかりだったし、一時期はダイエットしていたんです。体重は理想の数字だったんですけど、一度思い切って痩せたときにも、理想的な細身の体型にはならず、私は私の理想の体にはなれないんだとあきらめました。でも、写真集にチャレンジしてやっと嫌いだった自分の体形と向き合えたし、そこを乗り越える意味も今回はありました。

――では、撮影時にはベストコンディションで挑めたんですね。
宮田 いえ、実はそんなことはなく、身体はボロボロで…。というのも、撮影前に持病の首のヘルニアの症状が出てしまい、筋トレを2ヶ月ほど禁止されてしまったんです(苦笑)。でも、できる限りのベストコンディションには持っていけたと思います。撮影中には周りのスタッフさんが褒めてくれるし「私、イケてるんじゃないか」と自信満々になって。スタンバイ中に鏡を見ると現実に引き戻されてしまうので、あえて鏡から目をそらして、スタッフのみなさんの声を信じていました。
――撮影にあたっては「30歳を前に綺麗な体を残しておきたい」という思いもあったと聞きました。
宮田 いつだったのか覚えていないんですけど「女性は32歳が一番きれい」だと、ネットで見かけたんです。その影響でずっと32歳になりたいと思っていたし、30代への憧れもありました。でも、その前段階として、20代のきれいさもあるだろうし、そんな時期の自分を残しておきたいという気持ちも写真集には反映しました。
――なりたい自分が「32歳」とは、だいぶ具体的ですね。
宮田 高校時代からずっと「32歳・OL」という夢があったんです。今でも会社員への憧れがありますし、作家として、タレントとしての需要がなくなったら、スパッと辞めて就職するつもりです。勉強は好きですし、もしそうなったら入社のために頑張ります。
