コミュニケーションの密度みたいなものが、ちゃんとバースデーライブで出せた

――1月23日に開催した自身のバースデーライブ「BiRTH OF CORE: Lv.25」についてお伺いいたします。会場となった東京・昭和女子大学 人見記念講堂に入った時の印象はいかがでしたか。

Novel Core 過去にAyumu Imazuをはじめ、友達や先輩のライブを観に何回か足を運んだことはあったんですけど、自分がやるのは初めてで。いざステージに上がってみると、天井がすごく高くて、想像していたよりも会場全体がデカいという感覚がありました。最近ずっとライブハウスでのツアーをやっていたので、アリーナや武道館は特殊すぎるので除くと、座席があるライブが久々だったんです。そこに対する高揚感や新鮮味があって、ワクワクした状態でリハーサルに臨ませてもらいました。

――リハーサルではどんなことを感じましたか。

Novel Core ライブハウスと全然音の跳ね返り方が違っていて、空間が広い分、回り込みというか、エアー感みたいなのが強くて。リハーサルでは結構みんな苦戦していたんですけど、本番も本番で、ライブハウスとはまた違った体感に体を慣らしていくのに時間がかかりました。でも直近の1年で、フェスもそうだし楽曲制作だったりで、バンドメンバーとの時間が圧倒的に増えたので、コミュニケーションの密度みたいなものが、ちゃんとライブでも出せたかなと感じました。

――ホールという会場で、特に意識したことや工夫したことはありますか。

Novel Core お客さんにとって、座席があるということが、すごく大きな要素だと思うんです。自分のパーソナルスペースが保たれていて、荷物を置く場所もあるし、座りたくなったら座れるという安心感がある。トイレとかで抜けても、同じ場所に戻って来れるっていう保証もある。そういう会場でやるにあたって、逆にみんなを座らせるセクションもあってよさそうだなと思って、あえてアコースティックのセクションを入れてみたり、普段なかなかセットリストに入ってこなかった、ちょっと緩めな曲も積極的に入れました。最近のライブであまりできていなかった旧譜を、いい形で入れられるセットリストにできたので、自分的にもうれしかったですね。

――バースデーライブだから旧譜も積極的に入れた面もあったのでしょうか。

Novel Core そうですね。自分のバースデーイベントでもあるし、同時に新しいアルバム『PERFECTLY DEFECTiVE』のバースデーイベントでもある。みんなのおかげで、初週でアルバムがいいアクションをチャートでも起こしてくれて、それに対するお礼もあってライブをやらせてもらってるという気持ちだったので、あえて新譜の曲を全部入れるわけではなく、過去の曲だったり、そこまで支えてくれてるみんなのことを、セットリストの中で表現して集約できたらいいなと思いました。

――新譜からは「FRiENDS」「HAPPY 365」「Wake Up! TOKYO」の3曲を披露しましたが、それぞれ選曲した理由を教えてください。

Novel Core 「FRiENDS」に関してはリリース前からライブでやってきていた曲なので。実は最初にセットリストを組んだ時に入れ忘れていて(笑)。KOTAくんから「『FRiENDS』はやらないの?」とツッコまれて気付くくらい当たり前のようにやっている曲。「HAPPY 365」と「Wake Up! TOKYO」に関しては、今回のアルバムの中で実際にHibikiがドラムを叩いている曲なんです。THE WILL RABBITSで完結している2曲だったので、このタイミングで披露できるんじゃないかと。今回のアルバムはドラムを打ち込みで作っていたり、JUGEMサウンドで、いろんな新しいことにチャレンジしたアルバムなので、ライブでのアレンジの正解を見つけるのに、まだ少し時間がかかるなと思っていて。ベースレスの今の編成で、どういう形でやるのが一番綺麗に聴こえるのか。逆にゆくゆくはベースが入ってきた場合、どういうアレンジを施すのかと両軸で考えなきゃいけない。そういう時に、現体制で完結している2曲だったら、このタイミングでも披露できるんじゃないかということで選びました。

――まさにドラムの鳴りが素晴らしいライブだと感じたのですが、各パートで何か意識したことはありますか。

Novel Core 直近のリハーサルも含めて、バンドで改めて楽曲制作をしていると、自分たちも気づいてくるんですけど、細かいアンサンブルとして、ぶつかっちゃっているパートが実際はあったりするんです。例えば、ピアノのコンピングとギターのバッキングの微妙なシンコペーションの位置が違っていたりする。でも全体で鳴っていると、正直気づかないんです。なんとなくごちゃごちゃしているなとか、帯域がかぶっちゃうなとか。音数が別に多いわけじゃないパートなのに、ちゃんとメインに浮き出てこない。そういう時に一パートずつ確認していったら、ずれてるとか、アクセントの位置が違うというのが出てきて。それをバンドメンバーと一緒に話して、直していく作業を細かめに最近はやっているので、その成果が今回のライブから演奏に出てきていたのかもしれません。