モデルオーディションに落ちて、見返してやろうと思った
――キャリアについてお伺いします。この世界に入ったきっかけを教えてください。
伊藤 もともとお芝居に興味があったわけではなくて。友達に誘われて、「メンズノンノモデルオーディション2023」を一緒に受けたんですが、ファイナリストまで残ったんです。ただ結果は落ちてしまって、それがめちゃくちゃ悔しくて……。見返してやろう、誰よりも売れてやろうという気持ちになりました。その時は大学生で就職活動もしていた時期で、芸能の道に進むか就職するかの二択で悩みながら、事務所探しと就活を同時並行でやっていました。ただモデルではなく、俳優でやりたいという気持ちは、その時点で固まっていました。その時期に「第2回レプロ主役オーディション」を受けて、合格しました。

――ご家族は芸能活動に賛成だったんですか。
伊藤 やりたいことをやれと言ってくれる家族なので、「メンズノンノモデルオーディション2023」の時から応援してくれました。もちろん不安もあったと思いますが、自分が決めた道ならと見守ってくれていました。一番感謝しているのは親ですし、今も見守ってくれているので、これから活躍して喜ばせたいです。
――学生時代に打ち込んでいたことはありますか。
伊藤 小学校から高校まで9年間サッカーをやっていました。選手権を目指してはいましたが、普通の公立高校のサッカー部だったので、そこまで強くはなくて。プロを目指していたわけではなく、基本的にみんなと楽しくという感じでやっていました。大学では文化祭の実行委員をやっていたんですが、いろんな人と関われて、いい経験でした。
――オーディションに合格して、事務所に所属します。
伊藤 合格した直後は明るい未来を想像していたんですが、いざやってみると自分のできなさに気づいて。合格特典として1年間、ワークショップを受けさせてもらえるんですが、そこで鍛えられました。週2、3のペースでレッスンを組んでもらって、お芝居のことしか考えない日々が続きました。そこで自分のできなさを痛感したことで成長できたと思っていますし、あの経験がなければ、『豊臣兄弟!』も『失恋カルタ』も決まっていなかったと思います。

――最後に今後チャレンジしたいことを教えてください。
伊藤 俳優という仕事は不安定で難しい仕事だと思っています。大河ドラマが決まって、露出も増えてきましたが、それが当たり前だとは思わないようにしています。常にお芝居につながる何かを探し続けて、調子に乗らないことは意識し続けたいです。役柄としては、まだまだ高校生役もいけると思っているので(笑)。そういった役にも挑戦してみたいです。
Information
ドラマイズム『失恋カルタ』
2026年3月31日(火)初回放送スタート
MBS毎週火曜 深夜0時59分~ TBS毎週火曜 深夜1時26分~
TVerで一週間の見逃し配信あり
梅澤美波(乃木坂46) 西垣匠 加藤小夏
若林時英 伊藤絃 荒井啓志 桜⽊雅哉(原因は自分にある。)
阿部顕嵐 深⽔元基
原案:『失恋カルタ』句 又吉直樹 絵 たなかみさき
監督:井樫彩 富田未来
脚本:開真理 牧五百音
🄫「失恋カルタ」製作委員会・MBS
花屋のバイト先で運命的に出会った野崎(阿部顕嵐)と4年間の恋を重ねた千波(梅澤美波)は、ある日突然「もう別れたい」と告げられる。そんなつらい失恋を乗り越え、アパレル会社のPRとして働く千波は、仕事では充実した日々を送っていた。落ち込む千波を支えるのは、大学時代からの友人で、フリーライターで恋人とラブラブな光(西垣匠)と、恋愛を冷めた目で見る彩世(加藤小夏)。老舗ゲーム会社で“恋愛カルタ”の企画を担当する彩世は、千波の失恋を”カルタの句”のネタにしつつも、3人はいつものように笑い合っていた。そんな中、大学の同級生・美咲の結婚式に出席した3人だが、美咲が突然、「私は、あなたに失恋したの」と言い残し、結婚式から逃げ出してしまう。衝撃の光景を目の当たりにした3人は、美咲が残した言葉の意味を考え続けていて――。
PHOTOGRAPHER:HIROKAZU NISHIMURA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI
