経験者の中で、もっと上手くなりたいという気持ちでやっていた演技レッスン

――ここからはキャリアについてお伺いします。子どもの頃はどんなタイプでしたか。

中田 田舎育ちなので、外を駆けずり回っているような幼少期でした。みんなでドロケイをしたり、外でわちゃわちゃ遊んでいるタイプでした。

――もともと芸能界に興味があったわけではないんですよね。

中田 考えたこともなかったです。将来の夢は保育士さんや動物園の飼育員さんで、小学校の時に授業で調べたりしていました。両親が昔、保育士だった影響もあったのかもしれません。まあ動物を飼った経験はないのですが(笑)。

――部活はやっていましたか。

中田 中学時代は陸上部で中距離をやっていました。運動部が少ない学校で、他の選択肢が女子はバレーボールくらいだったんです。球技は苦手だったので、陸上部に入りました。

――前に出るのは得意なほうでしたか。

中田 得意ということはなかったのですが、受験のための内申点が欲しかったので、委員会はやっていました。でも積極的に動くというよりは、誰かがやっていることをサポートするような役割でした。

――中田さんは中学3年生の時に「第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014」でグランプリを受賞したのが芸能界入りしたきっかけですが、どうして受けようと思ったんですか?

中田 賞品だった図書カード3万円分が欲しくて受けました。『メイちゃんの執事』という少女マンガを集めていて、全20巻あったのですが、新刊で揃えたかったんです。そんな時にこのオーディションのことを知り、これだ!と思ってオーディションを受けて。おかげで全巻揃えることができました(笑)。

――とはいえ初めてのオーディションで緊張はしますよね。

中田 それが緊張は一切なくて。書類審査に受かったら東京に行けたんです。それまで東京に行ったこともなかったので、オーディションというよりも観光することが楽しみで、お母さんとオーディション後のスケジュールまで組んでいたくらいです。

――オーディションで印象に残っていることはありますか。

中田 オーディションに参加している方たちがかわいい子ばかりで、東京ってすごいなと思った記憶があります。

――上京を決めたときの気持ちは?

中田 高校生になるタイミングで、事務所の方に「上京してもいいよ」と言っていただいて。地方出身者からすると東京は憧れの地なので、行けるなら行きたいなという気持ちがあって決断しました。家族も「行ってらっしゃい」という感じで、特に反対はなかったです。

――ホームシックにはならなかったですか。

中田 全くなかったです。4人兄妹でわちゃわちゃした家だったので、逆に寮での一人部屋は快適でした。

――お芝居のレッスンはいかがでしたか。

中田 意外と抵抗なくできて楽しかったです。ただ私だけ初心者で、すでに他の子たちは演技ができていたので、見よう見まねで、もっと上手くなりたいという気持ちでやっていました。