幼稚園の頃から目立つのが好きで自らヒロイン志願

――矢倉さんが新規アイドルユニット2組をプロデュースする「kawaii land プロジェクト」に参加した経緯を教えてください。

矢倉楓子(以下、矢倉) もともとNMB48でアイドル活動をしていたのもあって、グループ卒業後も何かしらアイドルに携わりたいなと思っていました。そんな時に今回のお話をいただいて、アイドルのプロデュースなら、これまでの経験が活かせるなと思って、参加することに決めました。

――どんなアイドルグループを目指しているのでしょうか。

矢倉 「王道アイドルグループ」です! アイドル時代から、かわいい女の子が好きでしたし、王道かわいいを目指してフレッシュな子を集めたいなと思っています。

――矢倉さん自身、「NMB48第2期生オーディション」を受けた時は、どんなアピールをしましたか?

矢倉 緊張しすぎて審査してくださった方の目も見れないような状態だったので、あまり覚えていないんですけど、特技を聞かれた時に、「短距離走やハードル走が得意です!」ってアピールしました。絶対に、その場では披露できないのに(笑)。あとダンス審査の時に、とりあえずめちゃめちゃかっこつけようと思って、自分なりに「ここは!」っていうポイントでバシッ!って決めたのは覚えています。

――ダンス経験はあったんですか?

矢倉 なかったのに、ポーズだけは決めました。できないなりに「私は他と違うんだぞ」ってアピールをすれば、個性になるかなと思ったんです。歌やダンスができなくても、他の特技で自分をアピールできるものがあれば印象に残りやすいと思います。

――もともと負けず嫌いな性格でしたか?

矢倉 めっちゃ負けず嫌いでした! 小学生時代も「特技は短距離です」って自己紹介で言ってたんですけど、運動会の2週間前から「瞬足」を履き慣らして、足に馴染ませてから臨んで、実際に1位を獲ってました。そもそも幼稚園の頃から目立つのが好きで、劇でも絶対に「私がヒロイン!」みたいな感じで自分から立候補していました。Wヒロインの劇だった時も、当日、相方が熱で出られなくなって、それさえも「ラッキー!」と(笑)。ちゃんと、その子の分のセリフも覚えていたぐらい、前に出るのが好きだったんです。

――自分からヒロインを立候補するのは相当な目立ちたがり屋ですね。

矢倉 でも普段は大人しかったんですよ。それなのに、そういう時だけ前に出るので、「いつもは端っこにいる子なのに」って周りもビックリしてました。

――メンバーの多いNMB48で存在感を出すには、負けず嫌いな性格も大切な個性ですよね。

矢倉 私もセンターを務めさせていただきましたが、常に他のメンバーと比べられてきたので、そこは負けず嫌いが出ていたかもしれないです。そうじゃないとファンの方もついてきてくれなかったと思うし、逆に「私は譲ります」みたいなのは出さないようにして。「私がセンターになるから、ファンの皆さんもついてきてね!」ぐらいの気持ちで活動していました。