こんな素敵景色が見られるなら諦めちゃダメだって思える

アンコールでは、それぞれ自分らしくアレンジしたツアーTシャツを着て登場するメンバー。仲間との絆を歌った『Home』は、まさに9人の絆そのものとも感じられる。MCでは、メンバーそれぞれが今の気持ちを吐露。3年間支えてきてくれたMU3Eへの感謝の想いを真っ直ぐに語った。

山田は「今日は一つお話したいことがあります。僕たちを応援してくれているファンの方が病気で、残念なことにここに来ることが叶わず、亡くなってしまいました。その方は、最後まで9人のことを応援してくれて、最後まで僕たちからパワーをもらったと言ってくれて、それを聞いて嬉しくて、泣きました。だからこそ僕たちは皆さんを裏切ることは絶対できないです」と確固たる決意を伝える。

瀧澤が「この9人が3年間やってきたのも、すべてが楽しい思い出だったわけではなくて、辛かったり悔しかったり苦しかったり悩んだり喧嘩したりが全然ありました。むしろ、そっちのほうが多かったです。でも、こんな素敵景色が見られるなら諦めちゃダメだって思えるんです。そんな僕らの決意を歌った曲です」と紹介し、『We Go』へ。歓喜周り、中本が歌唱途中に詰まってしまった場面では、隣にいた山田が寄り添っていた。最後には、代表曲の一つ『ENJIN』では撮影が許可され、客席に降りたメンバーを至近距離で撮影出来るという嬉しすぎるプレゼントが。

その後、9月13日にシングル『Dreamland』がリリースされることが発表され、大歓声が巻き起こる。さらに、Wアンコールではこの『Dreamland』が初披露され、愛にあふれた拍手と声援に包まれながら『円神 Live Tour 2023 -GATE-』の幕を閉じた。

円神

様々なジャンルで活動する、A.rik (エーリック)、草地稜之、熊澤歩哉、瀧澤翼、中⾕⽇向、中林登⽣、中本⼤賀、宮⾥ソル、⼭⽥恭の9名による「歌×ダンス×芝居」が融合したハイブリッドパフォーマンスユニット。彼らのパフォーマンスは見た人々に”元気”や”勇気”を与え「笑顔」にさせるパワーを持つ。メンバー、スタッフ、そしてファン(“MU3E” 読み:ミューズ)の皆様。夢を⽬指す9⼈が、“エンジン”全開に、出逢った“縁”を繋ぎ、円を描き“円陣”を組んで、ファンの皆様と共に新しいステージや楽曲を⽣み出していく。それが“円神-エンジン-”。