このタイミングでシャチサマを名古屋城で出来るということが本当にありがたい

――ライブも徐々に規制が解除されてきていますが、変化を感じていらっしゃいますか?

咲良 コロナ禍以前は、一緒に声を出して踊るということが当たり前だったのですが、コロナ禍でリリースされた楽曲はそれが無くて。今声出しOKになってから、それらの曲をやると新曲みたいな感覚になりました。コールが入ることでまた全然違う曲に感じられるので、セットリストの中でも「やっぱりこっちに入れよう」とか、それくらい声出しありとなしでは影響が違います。

大黒 『番狂わせてGODDESS』という曲も最近振り動画を公開しました。アップした翌日もライブがあったのですが、皆さんもう覚えてきてくれていて。一緒に盛り上がれる曲とか振りは、シャチに求められているものの一つだと思うので、どんどん応えていきたいです。

坂本 コロナ禍で知ってくださって、好きになってくださった方で、「コールとか初めてやりました!」という声も多いので。懐かしい曲だったとしても、新しく知ってくれた方にとっては新鮮だと思うので。これからリリイベやライブイベントで、色々な曲をやっていきたいです。

――7月9日には「大黑柚姫生誕ライブ」も控えていますね。

大黒 今絶賛準備中なのですが、本当にまとまりのない内容になりそうで…(笑)

秋本・咲良・坂本 え〜?(笑)

大黒 今回のテーマは“愛”です。私が「好きって言って」っていつも求めているタイプなのですが、私から「好き」と伝えることってあまり無かったなと思って。重たい曲、愛が重い曲をたくさんいれています。こんなに重い曲ばかりのセトリは無いです(笑)。声出しが出来る楽しい曲もありますし、二部はメンバープロデュース公演なので、1日を通してTEAM SHACHIの魅力を楽しめる時間にしたいです。タフ民は、「シャチは全員好き」と、推しではないメンバーの生誕に来てくれる方ばかりなので。そこがTEAM SHACHIの素敵な所だなと思っています。

咲良 自分達で褒めていくスタイルだね!(笑)

――それは本当に素敵なことだと思います!夏のワンマン「SHACHI SUMMER2023 名古屋城 〜叫べ!夢と希望の銃弾を放つ夜〜」についてはどんな内容になりそうですか?

坂本 愛知県での野外ライブがなんと8年ぶりということで、本当に楽しみにしています!名古屋城ははじまりの場所ということもあって、思い入れが深い場所なので、色々な感情が出来来そうです。楽しいことはもちろんですけれど、エモい1日になりそうだなと。

秋本 いろんなこと思い出しそう。当時の私たちのことを知らない方がほとんどだと思うので、「昔もここでやっていたんだなあ!」とか、シャチが始まった場所なんだと感じていただきたいです。

大黒 このタイミングでシャチサマを名古屋城で出来るということが本当にありがたいです。

――これまでの活動を振り返って、たくさんありすぎるとは思うのですが、特に印象深い出来事は何ですか?

咲良 もう本当にありすぎて、4人それぞれも違うと思うのですが、私は「チームしゃちほこ」が結成されてメンバーカラーが発表されて、夢を発表して。「日本ガイシホール」でのライブという目標をチーフマネージャーがステージ上で発表して、それが叶った瞬間が印象深いです。当時の私たちのキャッチコピーが「人間五十年、アイドル五年、尾張名古屋にしゃちほこあり!」で、“アイドル五年”と言っていたから、自分達もファンの皆さんも五年で終わるんだと思っていて、そのタイミングでガイシホールでのライブだったので。夢が叶うと共に終わってしまったこの五年、でもこれからも続くんだという、たくさんの感情が湧きが上がりましたね。その時に『START』という曲を出して、第二章がはじまるのかなって。改名後の今は第三章なのかなと思っています。

坂本 2回目の武道館の時に、ライブが終わった後に『colors』という曲を、スタッフさんにも言わずに披露したことがあって。1回目の武道館はソールドアウトだったのですが、2回目はたくさんの方に来ていただけたけれどソールドアウトには届かず悔しい想いもしました。私たちの中で『colors』という曲は本当に大切な楽曲で、この楽曲を通して、その時の想いや決意を伝えたいなと思いました。でもセットリストに入っていなくて、私たちの中で「これはやらないとダメでしょ!」となりました。ライブ全てが終わったあとに、『colors』をやって、今考えるとヒヤヒヤしますけど、その時にやったことは間違いじゃなかったなと今でも思います。

秋本 おしちゃったらやばいしね。

大黒 延長料金もすごかったって聞いたよ…(笑)

咲良 そのときは、もう後のことは知らない!だったよね。

坂本 みんなでカラオケに行って、練習して。

大黒 私たちでアカペラで歌いはじめて、その後曲が流れなかったら、そのまま強制退場させられていたかも。

秋本 みんなで逃げ回って。

咲良 武道館で一番暴れた人たちになっていたかもしれない!

坂本 そこまでしても、やりたいことを貫いた自分達のことは良かったなと思います。

秋本 好きな曲投票で決める『SYACHI BEST』を作る時に、『colors』が1位になって。そのくらい大切な曲になっているので、本当に良かったなと思います。

――素晴らしいエピソードをありがとうございます!最後になりますが、今後TEAM SHACHIとしてやっていきたいことを教えてください。

大黒 以前「SYACHI FES」という私たちが主催のフェスをやらせていただいたのですが、それをもう一度やりたいなと思います。たくさんのアイドルさんが出てくださって、それぞれのステージに、トークに、最後には私たちの楽曲をみんなでやって。

秋本 今まで楽曲制作をしてくれた方をお呼びしてのフェスもやってみたいです。SEAMOさん、川谷絵音さん、BLUE ENCOUNTさん、高橋優さん、だったり、ほんとうにたくさんの素晴らしいアーティストさんに作っていただいているので。

坂本 ベースメント・ジャックス…!

咲良 来てくれるかな〜?!(笑)

秋本 実現したら本当に嬉しいね!これからも楽しいことを考えて、実現していきたいと思います!

Information

『AWAiTiNG BEAR』
2023年6月28日(水)CD、Mカードにて同時リリース

プライベートレーベル2作目は全曲”松隈ケンタ サウンドプロデュース“の2ndEP! タイトルは松隈ケンタ氏(熊)を文字り、TEAM SHACHI(鯱)との力強い音楽が爆誕。

M1:あなたのトリコ〜究極の愛〜
M2:君にぴったりな歌
M3:アサガオ
M4:勲章

CD ※SDPC1039 ¥3,000-(税込) 4曲+Off Vocal ver.4曲 ブックレット12P収録

公式サイト

TEAM SHACHI

愛知県出身のメンバーで構成された、名古屋発ガールズグループ4人組。前身グループ「チームしゃちほこ」(2012年デビュー)から2018年10月23日に改名。名古屋発ポジティブグループ!!!!

PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:KOZUE NAKAMURA