日比谷野外大音楽堂にて6周年ワンマンライブ『一輪咲いても僕は僕』を開催

真っ白なキャンバスが、12月2日(土)に日比谷野外大音楽堂にて6周年ワンマンライブ『一輪咲いても僕は僕』を開催。気温も下がり寒さの厳しい冬の野音だが、この日は記念すべき周年ライブを心待ちにするファンの熱気に包まれていた。さらに活動休止中だった橋本美桜も本公演で復帰、久しぶりの7人でのステージとなった。開演時刻を迎えると映像と共に1人ずつステージ登場。壇上に7人が揃うとファンからは大きな声援があがり、オープニングナンバーの『アイデンティティ』でライブがスタート。続け様に『白祭』『ポイポイパッ』を披露すると、一気にファンと一体になる。続く『Heroism』では可愛らしさの中にも強さがあるパフォーマンスを披露し、曲中に自己紹介をはさみ盛り上げた。

アカペラから始まった『ぼっち』では、静まり返る会場に歌声が響き渡り、寂しさや孤独を知るなかでも繋がりや感情の動きを表現。ステージ上から送られるメッセージはに心を揺さぶられながら、拳やペンライトを掲げ答えるファンの姿が印象的だった。

リズミカルでポップな『HAPPY HAPPY TOMORROW』はキラキラとした幸福感溢れるメンバー7人の笑顔がファンのテンションをさらに上げる。サビではメンバーカラーの大きなバルーンが客席に投げ込まれ、カラフルなペンライトと併せて、煌びやかな景色となった。間奏中では鈴木えまから「声出せー!」と煽りがありさらに大きな声で会場が熱くなる。

前日に公開したMVをバックに披露したのは新曲『マイクレイジー』。かっこいい、可愛い、綺麗と様々な白キャンを表現しファンを魅了。曲が終わると会場が暗転し、ビジョンにはドキュメンタリー映像が流れる。白キャンメンバーがファンへの想いを伝え、小野寺梓は「私の人生に登場人物はすごい少ないと思うから、ファンの人でつくられている気がする。ファンの人ファーストというか…一人ひとりにも寄り添いたいから。」と語った。

映像が終わると初披露の新曲『heroine hour』へ。どんな事も力に変え前向きに夢に向かって一歩一歩進んでいる彼女達の力強さが伝わる楽曲となっていた。ファンと一緒に作った曲『共に描く』では未来に向かうドキドキや、希望を胸に“1人じゃない”と、背中を押される。「私たちと歌いましょー!」と三浦菜々子が投げかけると、ファンとメンバー7人の声が野外に響き渡った。

MCでは西野千明が「ここまでノンストップで曲を披露してきましたがどうでしたか?」と聞くと「最高!!!」とファンからは声が上がり後半戦へ。ペンライトの色を白に変え、この季節にぴったりのウインターソング『光になって』が始まると、やわらかい7人の歌声とイルミネーションの様な光の輝く客席に雪が降る演出がされロマンティックな雰囲気に会場が包まれた。

続いて『闘う門には幸来たる』のイントロが流れると、客席からは「やったー!」という声が上がり、客席もラストスパートに向けボルテージを上げていく。「白キャン野音に立ったぞ!」の小野寺梓の煽りで始まった『SHOUT』では大きな歓声から、一体感のあるMIXが打たれ客席の熱さに負けじとステージからも全力のパフォーマンスで熱気が溢れていた。

そして、本編ラストの『全身全霊』では「白キャンのワンマンライブに来てくださりありがとうございます!私たちも最後の瞬間まで全力で届けるので、皆さんも最後の最後まで全力で受け取ってください!」と三浦菜々子の言葉から始まり、この6年間の想いと未来に向け突き進む真っ直ぐな気持ちを伝え本編は終了した。