30歳の記念に「自分の好き」を存分に表現するべく出版社の編集者へ写真集を直談判

――自身初の写真集は、出版社への直談判で実現したそうですね。ゆうこすさんの熱意を感じました。

ゆうこす 30歳の節目を迎えて自分のボディーとか、自分の好きを写真集で表現してみたいと思ったんです。だから、この作品で「めっちゃ儲けてやろう!」とは思っていません(笑)。過去にスタイルブックやビジネス書は出版しましたけど「写真集を作りませんか?」とオファーをいただいたことはなくて。YouTubeチャンネル「ゆうこすモテちゃんねる」では女性ユーザーが90%以上を占めていますし、需要があるのかと不安もあったので、好きな編集者さんに直談判するしかなかったのが本音でした。

――女性からの支持が厚いイメージはありますが、YouTubeチャンネルの数値では裏付けられているんですね。

ゆうこす もちろん、女性の方々にも読んでいただきたいんですけど、水着やランジェリーでの姿に需要があるのかとも考えていて。芸能界では、自分の意思とは関係なく水着や下着の写真集や撮影をしましょうとなることもあると思いますが、やっぱり、ファンのみんなには透けて見えてしまうし、応援しているのに「望んでいないのにやらされて…」と、想像で不安を抱いてしまう方もいるのかなって。私は自分の意思で写真集の制作を決めましたし、男女問わず、ファンのみんなが楽しんでくれるのならうれしいです。

――撮影を務めたカメラマンの桑島智輝さんは「大好きなカメラマンさん」で、ゆうこすさんのご指名だったと伺いました。

ゆうこす 過去に何度か、撮影していただいたことがあったんです。グループアイドル在籍当時が初対面で、桑島さんいわくスタジオ撮影中のBGMでロックバンド・銀杏BOYZさんをリクエストしていたのが、印象に残っていたようで(笑)。桑島さんも銀杏BOYZさんのファンで親近感があったのも、お願いした理由のひとつです。写真集撮影にむけて、他の方々の作品もたくさん拝見したんですけど、高校時代の同級生でよく一緒にご飯を食べていた池田エライザちゃんの写真集を見て「めっちゃいい」と思ったら、その作品を桑島さんが手がけていらっしゃったのも決め手でした。