デビュー15周年で「絶対に出したい」念願の2nd写真集は自身の熱意あるアピールで実現
――最新の2nd写真集『pluie』は、古巣となるSKE48でのデビューから15周年を飾る作品です。
須田亜香里(以下、須田) 15周年を逃したら「もうチャンスはないだろう」と思っていたんです。20周年に達すると38歳になってしまうので、難しいかなとも思って。5年後に気持ちが変わって「再び出版したい」と気持ちが切り替わる可能性はありますけど、32歳(写真集の撮影当時)の未婚で、自分の体型を「好きだ」と胸を張れるギリギリのタイミングで、写真集を残せたのはうれしいです。
――「未婚」とありましたが、結婚願望はあるんですか?
須田 何が起こるか分からないし、それこそこのインタビューの帰り道でプロポーズされるかも分からない。ひょっとしたら「0日婚」の可能性もあるじゃないですか(笑)。だから、結婚への夢は持っています。でも、結婚や出産をして幸せそうな友だちもいるけど、それを手にしていない今の生活も十分に満足しているんです。先日、14歳から仲のいい友だちと7年ぶりに遊んで、その子も独身でバリバリ働いるし、お仕事の話をするのが楽しくて。先にどちらかが結婚したら「充実しているね」と言い合える関係性が変わってしまうかもしれないし、仕事に精を出せる今の期間はすごく貴重だなと思っています。
――年齢に伴う価値観の変化もあると思いますが、15年前の自分は振り返ってみるといかがですか?
須田 当時は「アイドルを一生懸命やっている須田亜香里」という印象だったと思います。自分でも、理想を追い求めている途中でした。でも、今では叶わない理想もあるんだと分かるし、経験を重ねるにつれて自分としっかり向き合えるようになりました。じつは、15周年を前にマネージャーさんにも「写真集を出版したい」と話していたんです。書き溜めた「実現したいことリスト」のひとつが写真集で、ずっと「最後のチャンスかもしれないので、絶対に出したい」と声に出していい続けていたし、夢が叶いました。
――その「実現したいことリスト」の他の内容も気になります。
須田 お芝居への意欲があるので、ドラマに出演したいです。あと、自分でメインパーソナリティを務めるラジオ番組を持つことですね。今、レギュラーで番組にも出演させていただいているんですけど、共演者の方々に支えられていて「1人で背負いながら、しっかり自分の言葉を届けられるラジオ番組がない」と感じているんです。パーソナルな自分を出せる場所で、リスナーさんとより深く繋がれる生放送の番組を実現できたらと夢見ています。