思い入れのある作品にするために隅々までこだわった
――撮影前に事前準備はしましたか?
安斉 しました。写真集を出すと決まってから1ヶ月半ぐらいしかなかったので、毎日10キロ歩いて有酸素運動をして、ジムにも行って、エステにも週1ぐらいで通って体重を落としました。
――食事制限もしたんですか?
安斉 健康的な痩せ方にしたかったので、食べないというよりも、ちゃんと食べつつ運動することを心がけました。
――カメラマンの西田幸樹さんはどんな印象でしたか。
安斉 初めましてだったんですけど、プロデューサーさんが「かれんちゃんには、写真の面でも性格面でもすごく合うと思う」と紹介してくださって。実際にお会いしたら、めちゃくちゃ優しい方でした。たまにオヤジギャグを挟んできたりもするんですけど(笑)、すごくリラックスしてやらせていただいて。キメキメというよりは、ナチュラルに撮っていただきました。
――写真のセレクトにも参加したそうですね。
安斉 1ページ1ページが綺麗じゃないと、思い入れのある作品にならないなと思って、1枚1枚、細かくチェックさせていただきました。写真の流れも、「こっちのほうがいいんじゃない?」とか、「この流れだったら、これのほうがいいかも」とか一緒に考えさせてもらって。私のこだわりというよりは、みんなのこだわりが詰まっています。
――ものつくりの楽しさみたいなものも感じましたか?
安斉 はい。デジタルで生きているから、今まで全然気にしたことがなかったんですけど、紙のツルツルさ加減でも全然印象が変わるし、めっちゃ面白かったです。
――表紙の写真はどのように選んだのでしょうか。
安斉 3、4パターン候補があって、その中から私とスタッフさんで一斉に指を差して決めたんですけど、私も含めてマネジメントの方々が選んだ写真が採用されました。“1st写真集”というのを大事にしたかったので、バリバリに大人っぽい候補もあったんですけど、初々しさを重視しました。
――完成した写真集を手に取ったときは、どんなお気持ちでしたか。
安斉 やっぱり一つの作品を残せたのはうれしいことですし、「絶対買ってよ!」って友達にも宣伝しまくってます(笑)。写真集を出すって発表したときに、「おめでとう!」ってファンの方が喜んでくれたのもうれしかったですね。