この夏の思い出と一緒に、みんなの中に生きている「フラチナサマー」

――1st EP『HOW HIGH?』の収録曲について1曲ずつお聞きします。1曲目の「6WHYZ」はメンバー全員でマイクリレーするラップ曲です。

mayu yahyelの山田健人さんと篠田ミルさんに作っていただきました。

――事前に公開された宣伝動画は、「6WHYZ」のインストに合わせて5人が戯れる内容でかっこよかったです。

mikina ちょうど1st EP解禁のタイミングが被ったのもあって、「NOT SORRY」のMV撮影の日に一緒に撮ったんですけど、かわいらしい空間で、MVの良いテンションのまま撮影することができました。

maho 「6WHYZ」ができたときに、スタッフさんと私たちの中で、こういうライブにしたいとか、解禁動画では、ちょけた映像を撮りたいとか、いろいろイメージが膨らんでいて。それで、みんなでボックスを踏んだり、アドリブで遊んでみたり。本来、こういう明るい雰囲気が私たちにはあったけど、ExWHYZが始まったばかりの頃は違った面を見せていたので、ここで一気に放出しようという感じで撮りました。

――「6WHYZ」はかなりテクニカルなラップですよね。

now 難しかったです。一人ずつレコーディングをして、各々にアドバイスはあったと思うんですけど、私は「子・丑・寅・卯 うっ (いくぜ) って なうなう」っていう始まりで、可愛げのある感じで挑戦したら、山田さんに「そうじゃない」って言われて(笑)。「大人ぶってるnowでトライしてみて」と言われたので、「6WHYZ」のnowは大人めな感じで歌いました。

mikina 最初はキャラ的にかっこいい目のほうが当てはまるのかなと思って、クールに寄った感じで歌ったんですけど、その後に「素でしゃべっているテンションで、もっと柔らかい感じで歌って」という指示があって、「そっちのほうが好きかも」ということで、それが採用されました。だから素のテンションに近づけて録りました。

――2曲目の「NOT SORRY」の歌詞はmayuさんとAKIRAさんの共作です。

mayu まず一人で書いて、埋まらなかったパートを、ちょこちょこ直していただいて出来上がったんですけど、サウンド的にBPMも早いし、バンドサウンドで感情も乗せやすいかなと思って歌詞を書きました。自分が今までやってきて、いろいろ諦めたりとか、「私ってこんなものか……」みたいに思ってしまう気持ちもひっくるめて、「全部やってやろう!」みたいな前向きな気持ちを歌詞にしました。

――メンバーが歌詞を担当するときは、どういう風に決まるんですか?

mayu メンバー作詞と決まっている曲はコンペ式で、全員が書いて、良かった歌詞が使われます。ただ「NOT SORRY」に関しては、おそらくスタッフさんが私のひねくれた部分を出して欲しかったっぽくて。だから、きっと私になるだろうなってプレッシャーを感じながら書きました(笑)。

――3曲目の「フラチナサマー」は、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミさんが手がけた楽曲です。

mikina 私はケンモチさん単独の曲も大好きで聴いていたので、ご一緒できるのがうれしかったです。初めて「フラチナサマー」を聴いたときに、ケンモチさんらしいキャッチーさ、独特さ、懐かしさのあるサウンドで、すごく印象に残るシーズンソングになっていて興奮しました。7月から始まったライブツアーで披露して、この夏の思い出と一緒に「フラチナサマー」が、みんなの中に生きているなって思います。

――4曲目の「There’s no limits」は80KIDZの手がけた楽曲で、作詞はMaika Loubtéさんと共にmayuさん、mikinaさん、mahoさんも名を連ねています。

mayu  Maika Loubtéさんにフルで書いていただいた歌詞に、より自分たちにフィットさせるように歌詞を加えて完成させました。

maho 以前80KIDZ さんに書いていただいた「Obsession」とは違って、シリアスなトーンで、心に何かを秘めているみたいな歌詞が個人的に大好きで。披露するのが楽しみです。

mayu ライブでは、歌を聴かせるというよりも、サウンドを聴いてもらうために、音に声を乗せていくというイメージで歌いたいなと考えています。