1曲1曲としっかり向き合える様になってきた
――10周年イヤー突入となりますが、10年活動しているということは本当に素晴らしいことですよね。
田中 皆さんに驚かれます(笑)。でも僕ら、つい最近物心がついた様なものなので。ちょっと甘えに聞こえるかもしれませんが、ここからスタート、音楽活動1年目の気持ちでやっていきたいくらいの気持ちです。
髙田 普通の人は3,4歳くらいで物心がつくと思うのですが、僕らは高校卒業してやっと…くらいでしたね。
――長らく学業との両立でしたから、本当に忙しいですよね。今はどんどんやりたいことが増えている感じですか?
田中 増えていくのもそうですし、固まってきたっていう感じはだいぶ大きいですね。10代の頃は割と、がむしゃらに曲を書く連続だったんですけど、最近は1曲1曲全部大切にしているというか。がむしゃらさはまだありますけれど、それだけじゃない。1曲1曲としっかり向き合うことが出来てきたのかなと思います。
髙田 さくらしめじの歌詞の世界観と、僕たち自身との距離がだんだん近づいてきているなと自分は感じていて、このままいけばもう歌と同化しちゃうじゃないかなって。僕自身が歌詞になってしまうのではないかと、そんな感覚はあります。
田中 恐い、その感覚!
髙田 (笑)。それくらい言葉の一つ一つに責任を持てる様になったというか、素晴らしい言葉たちに自分が追いついてきたのかなと思います。
――この10周年をお祝いする企画やイベントなども期待したいですが、どんなことをしたいとか、展望はありますか?
田中 1年を代表する様な楽曲を作りたいです。
髙田 強い曲を1つ作っていろんなところでかかるようになりたいです。
――8月に「EBiDAN THE LIVE UNIVERSE 2023」を観させていただいたのですが、さくらしめじのパフォーマンスはもちろん、EBiDAN全体曲でのダンスも素敵でした。
田中 ありがとうございます。あれは僕の双子の弟がダンスしているので、伝えておきますね。
髙田 (笑)。なんかもうエビライは、自分じゃないみたい感覚になりますね。会場の広さもそうですし、ライブの作り方が僕らと全然違いますし、すごく良い体験をさせてもらっています。
田中 EBiDANの中でいうと、M!LKとSUPER☆DRAGONはほぼ同期なのですが、エビライの時、僕らの楽屋にSUPER☆DRAGONのジャン君がずっといましたね。あと、スパドラとげんじぶ。(原因は自分にある。)の何人かで人狼ゲームをしていました。
髙田 やってたね!僕はずっと寝ていたんですけど。
――人狼ゲームは得意なんですか?
田中 強いんですよ。嘘が上手なので。でも、彪我は僕と違う強さだと思います。僕は嘘をつくモードでそうなるのですが、彪我は自然にナチュラルに嘘がつける。役者ですから。
髙田 何も疑われていなかったら出来るかも。でも何か追い詰められたらどんどんボロが出ますね(笑)。
――ぜひM!LKに引き続き、他のEBiDANグループに楽曲提供もして欲しいと、いちリスナーとして楽しみにしています。
田中 いつかやってみたいですね。個性があるグループばかりですから、そういったコラボが出来たら本当にありがたいと思います。
――さくらしめじの活動とは別に、個人で近いうちにやっておきたいこと、挑戦したいことはありますか?
髙田 サウナにたくさん行きたいです。これまでもお風呂の中にあったら必ず入っていたのですが、有名なサウナを目指して、行くということはしてこなかったので、これからはどんどんチャレンジしていきたいなと。
田中 年内とか直近では難しいと思うのですが、小説を書き上げて賞に応募したいです。
――最近ハマっている本や面白かった本はありますか?
田中 最近はギリシャ神話をよく読んでいます。神話はずっと好きなのですが、めちゃめちゃ面白いです。
髙田 なんかそれを言われちゃうと、サウナってちょっとゆるすぎましたね(笑)。でもまずはツアーで遠征した時から色々チェックしてみようと思います。
Information
ALBUM
3rd FULL ALBUM「ゆくえ」
10/18リリース
通常盤 ZXRC-2102 / 3,300円(税込)
収録曲
1. simple (BSテレ東 真夜中ドラマ『高嶺のハナさん2』オープニング主題歌)
2. Iroto-Ridori
3. 天つ風
4. ブルースター (BSテレ東 真夜中ドラマ『高嶺のハナさん2』エンディングテーマ)
5. エンディング
6. わがままでいたい
7. コトノハ (M!LK楽曲提供曲 セルフカバー)
8. なるため
9. 辛夷のつぼみ
10. 花びら、始まりを告げて
PHOTOGRAPHER:HIROKAZU NISHIMURA,INTERVIEWER:KOZUE NAKAMURA