久々の楽曲や本日限定のアレンジなど特別な一夜が開幕

今年結成15周年を迎えたももいろクローバーZが、2023年12月23日、24日の2日間、さいたまスーパーアリーナにて、「ももいろクリスマス2023 PLAYERS」を開催。「ももいろクリスマス」(以下、ももクリ)は2010年に初開催されて以降、毎年この時期に行われている恒例の大型ライブだ。

会場は4つの巨大な歯車のセットが存在感を放つメインステージと、アリーナ中央の円形ステージで構成。4年ぶりの声出し制限の無いももクリとあって、モノノフ(ファンの総称)たちはサイリウムを煌めかせながら4人の登場を待つ。

ももクリ恒例のオープニングムービーが流れ、メンバーが一人ずつ紹介される。その後、ステージにコーラス隊が登場し「We Wish You a Merry Christmas」を歌唱。お決まりのレニー・ハートによる勇ましいコールが響き、火柱や特効が飛び交う中、4人が高台から登場し、会場のボルテージは一気に上がっていく。

ブラックにメンバーカラーがデザインされたドレスでステージに降りてくると、1曲目は「momo」。DMB(ダウンタウンももクロバンド)がバンドサウンドにアレンジされた特別仕様にモノノフは大きなコールで応える。2曲目は「LOST CHILD」。イントロが流れると久々の披露に大きな歓声が上がる。3曲目は2023年リリースの「Re:volution」。フェスでも鉄板のロックなナンバーを、巨大な炎の演出とともに披露。続く「L.O.V.E」で雰囲気は一変。一気にクリスマスムードに包まれながら、トロッコに乗り込んでメンバーはセンターステージへ移動。一人一人のソロパートからはじまる「PLAY!」は、バンドセットが活きる軽快なパフォーマンスで魅せた。

MCでは「メリークリスマスイヴー!この日を待ちわびていました!ネットで買ったサンタとトナカイの衣装を、朝からメイクさんに着せていました」とウキウキの高城れに。おなじみの自己紹介でもしっかり会場を沸かせてくれた。

ゆずの北川悠仁が提供し、未来への決意を描いた王道ポップソング「誓い未来」。DMBによるバンドサウンドをコーラスで織りなす本日限定の演出で、センターステージから会場全体に歌声を届ける。「LOST CHILD」と同じく久しぶりの披露となり、イントロでどよめきが起こったのは「ゲッダーン!」。本楽曲のポイントの一つである百田夏菜子のキュートな表情がスクリーンに大写しになるとモノノフから大きな歓声が。再びトロッコに乗りながら披露した「ショービズ」、モノノフのクラップと“BLAST! BLAST! BLAST! BLAST!”の掛け声が盛り上げる「“BLAST!」ではコーラスが加わり本日の特別な一曲に。続く「HAND」ではコーラスとピアノの美しい旋律が優しく会場を包み込んだ。