超特急は何をやるにしても一旦、9人の意見を出してから始める
――お芝居の楽しさを感じ出したのはいつ頃ですか？
柏木 特に感じたのは昨年、前田拳太郎さんとダブル主演させていただいたドラマ「君には届かない。」（TBS） です。
――そんなに最近のことなんですか！
柏木 正直、それまではお芝居に苦手意識を持っていたんです。ところが実際に現場に入って、ドラマが形になっていくのを肌で感じたときに、何となくお芝居はこうするものなんだと分かってきて、すごく楽しかったんですよね。
――俳優として本格的な活動を始めて、いきなりの大役ということで、現場で萎縮はしなかったんですか？
柏木 ほぼ初めてだったからこそ余計なことを考えずに、いろいろなことを教わりつつ、監督さんとの話し合いで自分の意見も相談させていただきました。
――それはすごいですね。超特急でも自分の意見は言えるほうですか。
柏木 グループの中では、それほど言うほうではないんですが、超特急は何をやるにしても一旦、9人の意見を出してから始めるんです。そういう環境にいるから、必然的に自分の意見が言えるようになって、それがお芝居にも繋がっているのかもしれません。
――お芝居についてメンバーからアドバイスをもらうことはありますか？
柏木 「君には届かない。」のときにアドバイスをいただきました。中でも草川拓弥くんは俳優としての経験も豊富なので、脚本の読み方や、現場でのあり方など、教えてもらったことを実践しています。拓弥くんは僕の出演したドラマも観てくれたんですが、感想を言ってくれて励みになりました。
――メンバーのお芝居を参考にすることもあるんですか？
柏木 「君には届かない。」はボーイズラブ作品で、拓弥くんもそういう作品に出演していたので、参考に観させていただき、自分なりにどう演じるかを意識しました。
――グループ活動、俳優業と忙しい日々を送っていますが、オフはどう過ごすことが多いですか。
柏木 めちゃくちゃ寝て、飽きるまでゲームをします（笑）。オフは一歩も家から出たくないんですよね。今は主に戦う系のゲームをやっているんですけど、先日、「ゴーストヤンキー」の共演者の方ともやりました。クランクアップ後も交流が続いているんです。
――俳優としての、今後の目標をお聞かせください。
柏木 日に日にお芝居への思いが強くなっていますし、何でもガツガツやっていきたいので、いろんな役をやってみたいですね。「君には届かない。」でかわいい系、「ゴーストヤンキー」でかっこいい系の役をやらせていただきましたが、次は振り切ってホラー系の作品に出てみたいです。
Information
「ゴーストヤンキー」
毎週木曜、MBS 24時59分～／テレビ神奈川 23時30分～で放送中！
MBS放送後に、TVer、MBS動画イズムで見逃し配信１週間あり
チバテレ、とちテレ、テレ玉、群馬テレビ他で順次放送
柏木 悠（超特急）
石川凌雅 福澤 侑 小坂涼太郎 寺坂頼我
阿久根温世（ICEx） 早乙女友貴
高橋怜也
高野 洸
和田聰宏
監督：永江二朗 しばざきひろき
脚本：我人祥太
音楽：三善雅己
制作会社：株式会社キャンター
製作：「ゴーストヤンキー」製作委員会・MBS
オープニング主題歌：T.C.R.横浜銀蝿R.S.「昭和魂」（Bellwood Records）
エンディング主題歌：わんぱく団（石川凌雅・福澤 侑・小坂涼太郎・寺坂頼我）「One Night Party」（KING RECORDS）
大きな怪我で陸上選手生命が途絶えた高校3年生、風町トゲル(柏木悠)。喪失感と疎外感に苛まれ、吸い寄せられるように走行中の車の前へ飛び出し――気がつくと、“幽霊”になっていた!?混乱してその場を逃げ出したトゲルが出会ったのは、時代錯誤も甚だしい昭和のヤンキー『わんぱく団』の面々、吾郎（福澤侑）・順平（小坂涼太郎）・チッタ(寺坂頼我)だった。彼らは、約40年前に死んでから未だに成仏していないというが、それには理由があるようで……。
柏木 悠
2005年3月31日生まれ。熊本都出身。2022年8月8日、メインダンス&バックボーカルグループ「超特急」の14号車としてデビュー。JUNON presents “NEXT” 「ネクストブレイク2022」に選出されるなど、注目の新人俳優。2023年、ドラマ「君には届かない。」（TBS）で前田拳太郎とダブル主演を務める。放映中のドラマ「好きなオトコと別れたい（テレビ東京）に出演中。
PHOTOGRAPHER：TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER：TAKAHIRO IGUCHI
