アイドルを目指したそれぞれの理由

――それぞれアイドルを目指したきっかけを教えてください。

シキナズナ(以下、シキ) 小さい頃から音楽が大好きで、いろんなジャンルを聴いていたんですが、その中で乃木坂46さんなど観るようになって、アイドルにも興味を持つようになりました。あと年少から年中までチアダンスをやっていたり、小学4年生からヒップホップを習ったりとダンスを続けてきたので、それを活かせることをしたいと思っていました。それで小学5年生のときにオーディションでK-POPの養成所に入って、そこに4年ほど通った後、アイドルのオーディションを受けました。

ヒタギアミナ(以下、ヒタギ) ある辛い経験をして、落ち込んでいた自分を変えたい、人を見返しいと思って、TIFなど大きいステージに立っているアイドルのオーディションを受けたんです。そのときに最終審査まで残ったので、もしかしたらアイドルに向いているのかもしれないと思って。そこで諦めずに、自分の才能を証明したくて、ネムリオルカのオーディションを受けました。

――それまでアイドルに興味はあったんですか。

ヒタギ 好きだったんですが、自分なんかになれる訳がないと思っていました。

――歌やダンスの経験は?

ヒタギ 小学校の6年間、厳しいクラブチームで新体操をやっていました。

ミツキユウ(以下、ミツキ) 私は小さい頃から自分に自信がなくて、進学するときの学校選びにしても、周りや親が言ってきたことに流されて生きてきました。特に将来やりたいこともなかったから、自分に自信を持ちたいなと思っていたときに、当時ゆるめるモ!のメンバーだったあのちゃんのTwitterを見つけて。自分に自信がないながらも、堂々と人前で自分を表現していてすごいなと思ったのがアイドルに興味を持ったきっかけです。あと小さい頃から楽器や歌など、いろいろ音楽をやってきたので、自分が好きなことで自分を表現したい気持ちも芽生えて。表現を通して自分に自信を持ったり、自分のことを好きになれたりするのってすごいことだし、私もあのちゃんのように、誰かに希望を与えられるような存在になりたいなと思ったんです。それで音楽にもいろいろあるけど、アイドルが自分の中で一番キラキラしているなと思ったので、アイドルを目指しました。

――楽器は何をやっていたんですか。

ミツキ 小学生の頃から7年ぐらいピアノをやっていて、中学校では吹奏楽部に所属してトロンボーンとユーフォニウムを担当していました。その後、エレキギターとバイオリンを習い始めて、高校時代はバンドでギターを弾いていました。とにかく音楽が大好きで、好奇心旺盛なんです。

ヤヨイカグヤ(以下、ヤヨイ) 高校卒業と同時にコンセプトカフェで働き始めたんですが、お客さんのニーズを満たすことにやりがいを感じていて。そんな中で「アイドルやらないの?」と言われることが多くて、それまでアイドルに興味はなかったんですが、やってみるのもいいかなと思ったんです。もともとアイドルの存在は知っていて、ライブを観に行くこともあったんですが、やるんだったら早いうちがいいなと思って、いろいろ事務所を調べて。それで今の事務所にアポイントを取ったら、トントン拍子にことが進みました。コンセプトカフェで「ここまで行きたい」という目標を達成したから、アイドルになったときに、私はどれぐらいの需要があるんだろうというのを確かめたかったのもあります。

――コンセプトカフェ時代のお客さんで、ネムリオルカのライブに来る方もいらっしゃるんですか。

ヤヨイ いらっしゃいます。ありがたいことです。

タムラミオ(以下、タムラ) 私は小学生の頃からAKB48さんや乃木坂さん46さんが好きだったんですが、中学校に上がったタイミングで同級生がアイドルのオーディションに合格したんです。TIFにも出演していたので観に行ったときに、大手事務所のアイドルだけじゃなく、いろんな事務所のアイドルが居るという存在を知って。そこからファンとしてアイドルにのめり込んで、めちゃめちゃ現場にも行くようになって。高校生になると、アイドル活動をしている子が周りに多くて、よりアイドルを身近に感じるようになったんですが、そのときは自分がなりたいとは思わなかったんです。ただ高校卒業後に音楽系の学校に通い始めて。周りが就活を始めたタイミングで、前からお友達で、事務所の先輩グループ「INUWASI」さんのメンバー・イヴちゃんが「今事務所でオーディションをしているんだけどどう?」と声をかけてくれて。将来的に裏方の仕事に就くにしても、アイドルを経験しておいて損はないと思って、ここにいます。

――学校では何を学んでいるんですか。

タムラ 主にマネージメントについて学んでいます。