ネムリオルカのメンバーは自主性があって、頼りがいもある

――現体制のデビューは2023年11月23日ですが、どのように集まったのでしょうか。

ミツキ 私、アミナちゃん、カグヤちゃん、もう一人のメンバーの4人が最初に集まって、5月末ぐらいにお披露目という形でプレデビューしたんです。その後、追加でナズナちゃんとミオちゃんが加入して、正式デビューしたのが11月23日です。

ヤヨイ 顔合わせしたのが昨年の4月で、そこからプレデビューに向けてレッスンを開始したので、ちょうど一年ぐらい前。ナズナちゃんとミオちゃんがレッスンに参加したのが10月ぐらいです。

ヒタギ ミオちゃんも4月の段階で加入が決まっていたんですが、合流のタイミングが合わなくて。事務所の社長さんが6人組にこだわっていたんですが、なかなか6人目が見つからなくて、そんなときにナズナちゃんが救世主のように現れて今の形になりました。

――ミツキさんは過去にもアイドル経験があるんですよね。

ミツキ 同じ事務所で活動していたアイドルグループにいました。その頃は、みんなを引っ張る立ち位置にいて、「頑張らなきゃ」「引っ張らなきゃ」と一人で考え込むことが多かったんです。でもネムリオルカのメンバーは自主性があって、頼りがいもあるから、「私がやらなきゃ!」というよりは、みんなで意見を出し合うようになりました。私は自分がアイドルになるまでアイドルを知らなかったけど、みんなは結成前からアイドルに詳しかったので、逆に助けられる部分も多かったです。

ヒタギ 私たちからしたら、経験者であるユウちゃんの存在は心強くて。今年5月6日に開催した1st ワンマンライブの前に、プレデビューのときのライブ映像を見返したんですが、ユウちゃんに頼り切りの一年だったなと感じました。

ヤヨイ 最近はユウちゃんのできない部分も見えてきて(笑)。頼り切りという感覚はなくなって、同じグループだから足並みを揃えようと意識しています。

――プレデビューのステージはいかがでしたか。

ミツキ いきなり8曲披露したんですが、ボロボロでした(笑)。プレデビューに向けてレッスン三昧だったけど、それでも時間が足りなくて。

ヤヨイ そのときは達成感があったんですが、振り返ってみるとヤバかったです(笑)。

――会場はどちらだったんですか。

アミナ 1st ワンマンライブと同じclubasia (クラブ エイジア)でした。

――集客はどれぐらいだったんですか?

ヒタギ 150人ぐらいです。

――プレビューでその数はすごいですね!

ミツキ 前体制のファンの方もいらっしゃいましたし、メンバーそれぞれのお友達、私が前にやっていたグループのファンの方、カグヤちゃんが働いていたコンセプトカフェのお客さんなども駆け付けてくれました。グループ名の表記が「NEMURIORCA」から「ネムリオルカ」になって、メンバーも総入れ替えして、どうなっているんだろうと気になった方も多かったみたいです。

――タムラさんとシキさんは途中加入して、みんなに追いつくのも大変だったのではないでしょうか。

タムラ 私は起きるのが6時半で、学校はほぼ毎日一限からあるし、レッスンも22時まであったので、当時の記憶がないぐらい忙しかったです。

ミツキ 私たちのプレデビューよりも、二人の準備期間のほうがタイトだったんです。それに私たちの場合はNEMURIORCAのメンバーさんに振り入れしていただいたんですが、二人は事前に動画を観て覚えてもらうやり方だったので余計に大変だったと思います。

タムラ 「覚える時間なんてないよ!」と思いながらやっていました(笑)。

シキ 私はオーディションに合格して1週間後ぐらいからレッスンが始まったので、考える余裕もなかったです。ただ、新メンバーだからといって気を遣い過ぎないメンバーの距離感が心地よくて、あんまり自分から喋るほうではないんですけど、グループの輪に入ることができました。

タムラ シキちゃんはグループ最年少なんですが、すごく大人びているので、私たちも接しやすかったです。