思い入れのある曲を吐露。メンバーの隠れた努力が垣間見える1曲も

――引き続き、ベスト盤からお気に入りの1曲をそれぞれ紹介していただきます。ゆりなさんは?

ゆりな うさぎをモチーフにした「ワタシアレルギー」は、かわいくて好きです。うさ耳をマネして、ピョンピョン跳ねる振り付けも気に入っているし、動物ではうさぎが好きだから、落ちサビを任されたのもうれしくて、初披露ではファンのみなさんも喜んでくださったんです。

――特典会などで、言葉をかけていただいたんですか?

ゆりな 2022年6月21日に大阪・BIGCATで開催した、デビュー1周年のワンマンライブが初披露だったんです。落ちサビの感想として「よかったね」「頑張ったね」とファンの方が言ってくださって、思い出に残る1曲です。

――ゆりなさんと同じく、結成メンバーのみさきさんにとってお気に入りの曲は?

みさき グループではガチャガチャした盛り上がる系の曲が多いんですけど「マシュマロスノウ」はちょっと雰囲気の違う恋愛ソングで、意外性があるので好きです。しっとりした曲で、歌い出しのパートをいただけたのがうれしかったです。ライブでは、自分たちの違った一面を見せられているかなと思います。

――他の曲では見られない、パフォーマンスでの工夫もあるのかと思います。

みさき 私はいつも、みなさんが思い浮かべるような“ザ・アイドル”なパフォーマンスを意識しているんです。でも、「マシュマロスノウ」では切ない表情を浮かべて、他の曲との温度差が生まれるように意識しています。


――続いて、ベスト盤でりなさんのお気に入りの曲は?

りな 加入1年目の最初に立った定期公演で、アンコールの最後に歌った「ゴーゴー!GO MY WAY!」です。同時期に加入したさほちゃんと一緒にたくさん練習して、思い出もたくさんあります。

――初心に戻れる曲と、言ってもいいほど。

りな デビュー当時からの成長もありますし、この曲を歌っていると苦労も蘇ってくるんです。歌い方もダンスの見せ方も変わって、当時はパフォーマンス中に客席を見られないほど必死でしたけど、今は1人ひとりの表情を見ながら、余裕をもって歌えるようになりました。

――お気に入り曲紹介の締めくくりは、ちゅなさんに。

ちゅな ベスト盤で最新曲の「ガーリーテイクオフ」は、重要なパート任されたので、曲をいただいてからのプレッシャーが強かったです。大事にしたいからたくさん練習したのに、初披露のステージでは緊張から練習の成果が出せなくて…。でも、客席には涙を流すほど喜んでくださったファンの方もいて、色々な思いが詰まった曲になりました。

――努力の結晶になったんですね。

ちゅな だから、大事にしたいんです。初披露のステージまで、任されたパートのために色々な歌い方を試したし、毎日、自宅で録音して歌い直す繰り返しでした。ベストな歌い方はまだ研究中ですけど、ライブで成長を感じとってほしいです。