※編集部追記※
RYOMAさんはインタビューのみ参加

グループを長く続けることは難しいけど大事なこと

――それぞれ、この世界を目指したきっかけから教えてください。

RYOMA 僕は愛媛県出身なんですが、地元ではイケメンみたいなポジションで、ちやほやされていました。ただ井の中の蛙という言葉がある通り、地元の中だけだと思っていたんです。でも大学進学で上京したときに、「あれ?東京でもイケメンかもしれない!」と思って(笑)。そんなときにWeb媒体でスナップ写真を撮ってもらって、そこからSNSを始めたら、いい感じにフォロワーが増えて。少しずつ芸能の世界に入っていきました。

――RYOMAさんはFAKE IDOLのメンバー兼プロデューサーでもあるんですよね。どういう経緯でFAKE IDOLはスタートしたのでしょうか。

RYOMA 21歳から一年半ぐらい、違うアイドルグループで活動していました。グループを辞めてからは、YouTubeなどで活動していたんですが、やっぱりアイドルをやりたいなという気持ちが強くなって。それで連絡をしたのが今、FAKE IDOLで共同プロデューサーを務めている方で、もともと面識があったんですが、アイドルグループをやりたいと伝えたら、具体的に話が進んでメンバーを集め始めました。

――ご自身がアイドル活動を始める前から、男性アイドルに興味はあったんですか?

RYOMA 旧ジャニーズのライブに足を運ぶぐらい大好きでした。

――どのようにFAKE IDOLのメンバーを集めたのでしょうか。

RYOMA オーディションを行ったり、知り合いの繋がりから探したりしたのですが、僕のこだわりが強いのもあって、なかなかメンバーが集まらなくて。だから準備期間は半年以上かかっているんです。でも妥協しなかったからこそ、最高のメンバーが集まりました。

――ももきさんはいかがですか。

ももき 映画やドラマが好きで、昔から芸能に憧れがありました。趣味でアニメ系のコスプレをやっていたら、雑誌モデルなどのお仕事をもらえるようになって。

RYOMA ももきは超有名コスプレイヤーでしたからね。男性のコスプレイヤーも珍しい時代だったし、当時は間違いなく男性コスプレイヤーのトップ3に入っていました。僕もファンだったので、知人を介して初めて会ったときは感動しました。ももきもアイドル好きで、好きなアニメも被っていたので話も合って、すぐに仲良くなりました。

――どういうアニメのコスプレをやっていたんですか?

ももき 『NARUTO -ナルト-』や『ワンピース』など王道の『週刊少年ジャンプ』系から、女性ファンの多いコアな男性アイドルのアニメまで、幅広くやっていました。自分がステージで踊っている姿を妄想していたら、すごく楽しくて。そんなときに知人の紹介でグループのお誘いがあって、アイドル活動を始めたんです。そうしくんも同じグループにいて、FAKE IDOLと同じ5人組だったんですが、不完全燃焼のまま解散することになって。でも、また何かやりたいなと考えていたときにRYOMAくんから、「新しいグループをやるからどう?」と声をかけられて、即答で「やりたい!」と言いました。

RYOMA グループを長く続けることは難しいけど大事なことで、一人でも抜けるのは避けたかったんです。だからこそ人選びも慎重になるし、パフォーマンスやビジュアルを考えたときに、ももきは適任だなと。長い付き合いで信頼関係もあるので、僕を裏切ることも絶対にないですしね。

――続いてそうしさん。

そうし 僕は二人と違って、もともと芸能に興味がなくて。学校を卒業したら普通に就職するんだろうなと思っていました。ところが高校時代、学校に俳優の伊勢谷友介さんがいらっしゃって、初めて芸能人の方にお会いしました。芸能界についての深い話を聞くうちに、強く興味を持ちました。とはいえ僕の地元も田舎なので、縁のない世界だと思って一度、就職しました。仕事の都合で東京に転勤することになった時に、役者をやっていた友達からエキストラの誘いがありました。それで撮影に参加させていただいたら、めっちゃ楽しくて。それから役者を目指して、映画、ドラマ、CMと映像系を中心に出させていただいていました。

――キャリアのスタートは俳優だったんですね。

そうし そんな最中、知人から「アイドルをやらないか?」と声をかけていただいて、アイドルに興味はなかったんですけど、新しいことにチャレンジするのもいいなと思って加入しました。実際に活動してみたら歌もダンスも楽しくて、このグループで上を目指したいと思いました。でも僕とももきくん以外のメンバーは熱量が違っていて、上手くいかず解散したんです。コロナ禍も重なって、映像系のお仕事も全てなくなってしまい、この先どうしようかと悩んでいたときに、ももきくんから「新しいグループを作るけどどう?」という連絡があって。コロナ禍でエンタメ業界全体が停滞していたのもあって戸惑いもありましたが、アイドルグループ時代の楽しさを思い出して、加入を決めました。

RYOMA ももきと友達というのもあって、二人が前にいたグループのお披露目ライブに行ったんですよ。そうしは今と同じく赤色担当だったんですけど、目立つし、表情もいいし、「赤色良いっ!」と思って。ライブが終わった後、ももきにLINEで「赤色いいね」って送ったぐらい印象深くて。自分がグループを作るんだったら、入ってほしいと思っていたんです。僕も前のグループのステージを観て、ももきとそうしだけ熱量が違うんだろうなと感じていました。それで新しいグループを作るためにももきと話していたときに、「そういえば赤の子どうなの?もしも暇だったら誘って欲しい」と伝えて。それぐらい僕はそうしを推していたんです。

そうし めちゃくちゃうれしいですね。この話だけで、ごはん3杯はいけます(笑)。