かっこいいからかわいいまで、振り幅の大きいギャップを見せたい | FAKE IDOL 「一つのジャンルにとらわれない、振れ幅のある曲とパフォーマンスが強み」 INTERVIEW

かっこいいからかわいいまで、振り幅の大きいギャップを見せたい

――みなさんグループ経験者ですが、すぐに足並みは揃いましたか。

ももき　なかなか揃わなかったです。だいきくんとともきくんはダンス経験豊富だし、RYOMAくんはアイドルグループでダンス＆ボーカルグループ寄りだったので、パフォーマンス能力が高かったんです。

そうし　僕とももきくんは初心者に毛が生えた程度でしたから（笑）。

ももき　ダンスの基礎もできていなかったですからね。

RYOMA　その分、二人は努力値がすごいので、すぐに追いついてくれました。月10回以上は基礎練やレッスンに通っています。ライブ本数も多いので大変ですが、ある程度出来上がったら、基礎を大切にしなくなるグループが多い中、やっぱり上を目指している人たちは基礎も既存曲もめっちゃ練習するんです。そこをメンバー全員が理解して、高いモチベーションでやってくれているので、この５人で良かったなと思います。

――FAKE IDOLは38組の男性グループが参加している「REAL IDOL PROJECT」でも活動しています。テーマソングの「トキメキUNITED」はザ・アイドルソングですが、オールジャンルでやってきたからこそ、違和感もなかったのではないでしょうか。

RYOMA　ここまでのアイドルソングは初めてだったので、僕たちにとっては新ジャンルでした。「どうする？」ってメンバーと運営で話し合ったのも初めての経験で、いろんなグループが歌う中で、どう差別化していくかを考えました。歌い方やダンスで自分たちらしさを出していきつつ、曲の良さを前に出していかないといけないのは、すごく難しかったです。

――FAKE IDOL流の「トキメキUNITED」はどのようなものでしょうか。

RYOMA　仮歌はポップでコミカル寄りだったんですけど、僕たちは“爽やかかっこいい”寄りに歌って、ラップパートも全力で録りました。ダンスも振り切っているけど、そこに爽やかさが入っているみたいなイメージで考えました。

――4月13・14日に東京ガーデンシアターで開催する「リアルアイドルフェスティバル」の意気込みをお聞かせください。

RYOMA　FAKE IDOLにとって過去最大キャパのステージでやらせていただくので、ステージ負けしないパフォーマンスができれば、100点満点なんじゃないかなと。他のグループのステージも観ることができるので、良いところは吸収して、勉強する良い機会にしたいですね。

だいき　かっこいいからかわいいまで振れ幅のあるギャップをステージで見せたいですし、FAKE IDOLらしいパフォーマンスをブチかましたいです！

――最後に、新年度を迎えましたが、当面の目標をお聞かせください。

RYOMA　２月に１周年を迎えたんですが、僕が男性アイドル界隈に戻ってきたのは３，４年ぶりで、コロナ禍でシーンも大きく変化したので、試行錯誤の１年でもあったんです。昔のやり方では難しいというのも感じたので、地に足をつけつつ、新しいことにもチャレンジして、飛躍の年にしたいです！

PHOTOGRAPHER：TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER：TAKAHIRO IGUCHI