ツアータイトルを「体現」する大胆なセットリストで会場を魅了

5年ぶりにオールスタンディングでの開催となった満員の会場は、開演前からメンバーカラーを身につけた遊び人(ファンの総称)で埋め尽くされていた。事務所のマネージャーによる前節で拍手と歓声が上がる。

開場時刻になるとOpening SEが流れ、ツアータイトルにふさわしいアバンギャルドなピンクの衣装を身に纏ったメンバー13人(ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギ、キラ・メイ、チャンベイビー、キャ・ノン、ナルハワールド、アイナスター、カ能セイ)が登場。「初めまして!私たち、エンジョイプレイ!みんなの遊び場!GANG PARADEです!」という溌剌とした挨拶とともに1曲目がスタートした。

オープニングナンバーは、ギャンパレのアンセムと名高く、ライブ終盤やアンコールで披露することも多い「Plastic 2 Mercy」。「遊び人!飛ぶよ!」と煽ると1曲目で会場のボルテージは最高潮に。

歌詞のメッセージ性が光るキラーチューン「BREAKING THE ROAD」と爽やかなポップ・チューン「QUEEN OF POP」を披露。曲中には「今日ここに来てくれた遊び人を世界で一番幸せにします。」と宣言。

メンバー全員が一人ずつ自己紹介をし、「「AVANTGARDE PARADE TOUR」ファイナル始まりました!」、「気合いは十分かい?」と語りかけ会場を盛り上げた。キャ・ノンが「アバンギャルド」という単語を使い「あいうえお作文」で「Träumerei」の曲振りをすると、続く「lol」と「躍動」とダンスが特徴的なアッパーチェーンを2曲続けてパフォーマンス。

MCに入ると今回9都市で実施したツアーの「思い出話」へ。チャンベイビーは「滋賀に行ったときに、琵琶湖でミシガン号という船にみんなで乗ったのが修学旅行みたいで楽しかった。ブラックバスのサンドイッチを食べた。」と話し、アイナスターは「静岡では富士山を見に行ったり、名古屋では『味仙』という中華料理屋さんに行って13人でご飯を食べた。」と話した。ユイ・ガ・ドクソンはメンバー全員の起床をLINEメッセージで確認していると明かし、「おはよう大臣と申します。」と言って会場を笑いに誘った。