石橋と竹本は“Wセンター”を経て自信を。7期生の江浦と龍頭は初の選抜メンバーとして実感も…
――STREAMでは前作の17thシングル「バケツを被れ!」で、初のWセンターを務めた当時の石橋さんと竹本さんにお話を伺いました。その間にあった変化として、竹本さんはロングヘアからショートボブになり、イメージチェンジしましたね。
竹本くるみ(以下、竹本) ツインテールも好きでしたけど、(2024年2月で)20歳になったし、そろそろイメージチェンジしてファンのみなさんに喜んでいただきたいなと思ったんです。新たな魅力を出せるためにバッサリと切りました。
――同期の石橋さんは、竹本さんのイメージチェンジに何を思いました?
石橋颯(以下、石橋) 切った当時からかわいかったです。染めたプラス、ショートになって大人っぽく。新しかったし、ファンのみなさんは好きだろうなと思いました。
――石橋さんも、ヘアスタイルについてのこだわりが?
石橋 ツインテールにする機会が多くて、ファンのみなさんも好きと言ってくれますし、ツインテールをきっかけに見つけてくださる方もいます。でも、今作「僕はやっと君を心配できる」では、曲に合わせて(インタビュー当日の衣装では)アップ系にしました。
――江浦さんと龍頭さんにとって、石橋さんと竹本さんはヘアスタイルに限らず“見せ方”のお手本となる先輩でもあります。
江浦優香(以下、江浦) 颯さんはかわいい感じの曲、くるみさんはカッコいい感じの曲での表情の作り方が上手なんです。だから私も、お二人のよさを取り入れていけたらって思います。
龍頭綺音(以下、龍頭) 颯さんは、劇場公演を見ていた当時から憧れの先輩だったんです。ステージで輝いていて、踊り方はアイドルそのものですし、MCも面白いので見習いたいです。くるみさんは、劇場公演ではかわいい表現をたくさん見てきたけど、「HKT48 春のコンサート2024~ホップ・ステップ・ジャンプ~」のLINE CUBE SHIBUYA公演では「Make noise」をカッコよくクールな表情で踊りこなしていて、尊敬でした。
――コメントする江浦さんと龍頭さんを、ほがらかな表情で見守っていた石橋さんと竹本さんは、最新の18thシングル「僕はやっと君を心配できる」で前作に続き、表題曲のWセンターに選ばれました。
石橋 前作は初めての経験ばかりで、先輩方が背中を押してくださったんです。でも、後輩のみんなも頼もしくなってきて、心の余裕もできたし、だんだんと落ち着いて「グループを引っ張っていければ」と思うようになりました。ステージで公演の感想を伝えたり、先頭に立たせていただくことも増えるので、今作ではカッコいい背中を見せたいです。私たちも、初選抜では不安があったし、頼りになる先輩がいたから乗り越えられたことがたくさんあるので、もう私たちが引っ張る番だと思っています。
竹本 前作でWセンターに選ばれてから、マネージャーさんにすすめられて夏まゆみさんの『エースと呼ばれる人は何をしているのか』(サンマーク出版)を読んだんです。歴代のセンターに立った方々には「どんな共通点があるんだろう?」と分析もしたんですけど、誰かをマネしたり、共通点を探したりではなく、自分に自信を持つのが一番大切だと分かりました。前作は不安もあって先輩方に守られていましたけど、新たに7期生のみんなも加入して、6期生も頼もしくなった環境で、自信を持ってセンターを楽しみたいです。
――Wセンターの大仕事として、アーカイブも残るYouTubeで生配信した今作の選抜発表では、2人でMCを任されていました。画面越しでも伝わってくるほど、緊張されていて…。
石橋 緊張しました(笑)。くるちゃん(竹本)とMCをやる機会はないし、選抜発表という大事な場面だったので、グダグダにならないようにと意識していました。
竹本 いつもなら噛んだり間違えたりしても(Team Hのキャプテンで4期生の豊永)阿紀さんが「もう〜」みたいにゆるくツッコんでくれて、場が和むし楽しい空気になるんです。でも、そんな場ではなかったし真剣な空気で、颯も私も漢字を読むのが苦手なので(笑)、台本にしっかりとフリガナを書き込み、事前に段取りを相談しあって挑みました。
――先輩の努力に興味津々に耳を傾ける江浦さんと龍頭さんは、お披露目からわずか約3ヶ月で選抜メンバーとなりました。
江浦 ジャケット撮影のあと、MV撮影の前に「こんな振り付けになります」とお手本の動画が来たときに「選抜メンバーになったんだ!」と実感して。YouTubeの選抜発表では泣きそうでしたけど、マネージャーさんから「笑顔を忘れずにね」とアドバイスをいただいたので、ニコニコしようと意識していました。
龍頭 最初、選抜メンバーになったと聞いたときは、実感が湧かなかったんです。ジャケット撮影で(インタビュー当日の衣装とは異なる)黒い衣装へ袖を通したときに、選抜メンバーになれたと実感できました。