ルーツこそ様々ながら“音楽への情熱”をぶつけていたそれぞれのキャリア

――2020年に行われた「murffin discsオーディション」の準グランプリアーティストを獲得するなど、pachaeとしてメジャーシーンで活躍しています。その道のりを歩む以前、人生において音楽とはどのように関わってきたのでしょう?

音山 小学3年生から6年生まではピアノを習っていて、ゲームが好きだったので『ドラゴンクエスト』や『ポケットモンスター』の曲を、自分でもよく弾いていたんです。中学になるとMr.Childrenにハマって、バンド熱が高まり、高校生になってからは軽音部に入りました。曲づくりを専門的に学んだのは、大阪芸術大学短期大学部のポピュラー音楽コースでしたけど、中学時代からDTMで軽く作っていたんです。高校3年生でようやく人に聴かせられる曲を作れるようになって、大学で本腰を入れました。

――幼い頃から、音楽漬けだったんですね。続いて、バンバさんの音楽歴は?

バンバ 音楽が好きになったのは小学2年生で、ロックバンドのandymoriにハマったのがきっかけでした。中学2年生になってからはギターを買ったんですけど、思春期ならではで1ヶ月もしたら弾かなくなってしまって…(笑)。でも、高校受験のタイミングで勉強から逃げるために改めて弾きはじめて、高校時代は軽音部に青春を費やしました。andymoriと出会った当時からずっと、自分の中にある音楽への価値観は変わっていないと思います。

――憧れのアーティストをきっかけに、音楽へ情熱をそそぎ続ける人生は素敵です。次に、さなえさんの音楽歴は?

さなえ 3歳でピアノを習いはじめて、小学校や中学校では合唱の伴奏も任されていたんです。音楽一本で生きたい思いがあったので、音楽科のある諏訪高等学校に進学して、その後、大阪音楽大学の短期大学部ではエレクトーンを学びました。在学中からエレクトーンのお仕事をいただけるようになり、人前で演奏するエレクトーン デモンストレーターとしても働いていたんです。高校や大学では休み時間も返上してレッスン室にこもっていたほど音楽が好きでした。