センター・江角怜音にメンバー全員が“恋焦がれる”MV撮影にあったそれぞれの努力と苦労
――上半期のデビュー・ミニアルバム『きっと、絶対、絶対』、1stシングル『体育館ディスコ』に続き、2ndシングル『初恋シンデレラ』で2024年は早くも通算3作目のリリースとなります。
小澤愛実(以下、小澤) メジャーデビュー前から先輩の=LOVEさん、≠MEさんのCDにカップリング曲で参加させていただいていたので、ずっと新曲の制作が続いている感覚です。1stシングル「体育館ディスコ」からの期間も短く、あっという間です。デジタルシングルでのリリースもある時代で、形として残るCDで新曲をリリースすることができてありがたいです。これまでの曲は夢を歌っている楽曲が多く、楽曲と共に夢を追いかけてきた私たちですが、2ndシングル「初恋シンデレラ」はグループ初の恋愛ソングなので、ドキドキしています。今ある私たちの初々しさも出しながら、まっすぐな恋心を伝えて、新たな“≒JOY(通称、ニアジョイ)”をお見せしたいです。
――センターの江角怜音さんを“ヒロイン”とする表題曲では、恋心を歌い上げています。
村山結香(以下、村山) 主人公の気持ちが、前半と後半で変わるんです。前半は恋心を内に秘めていて、後半で“ヒロインの君”と付き合いはじめてからは、自分の気持ちを行動に変えていきます。恋愛経験のある方にも、「まだ恋をしたことがない」という方にも、初恋の“キュンキュン”する胸の高鳴りを届けられたらと思います。
市原愛弓(以下、市原) 恋愛ソングながらも、ダンスがカッコいいんです。首元に手を当てる振り付けは、注目ポイントです。ヘアアクセサリーもモチーフが一人ひとり違うので、じっくりチェックしてほしいです。
逢田珠里依(以下、逢田) ピアノのイントロからはじまり、どんどん盛り上がっていく曲調です。初披露した時はファンのみなさんがコールをしてくださり、テンションも上がりました。後半で(大西)葵ちゃんがハモる部分もあり、<君のこと、大好きだ>の歌詞に合わせてセンターの(江角)怜音がカッコよく投げキスをする振り付けがあるなど、ライブでのみどころもたくさんあります。
――江角さんに恋焦がれるメンバーの表情、夏感溢れる洋服を着たソロリップシーン。城をバックにした全員のダンスシーンと、みどころもたくさんあるMV撮影の裏側も伺いたいです。
山野愛月(以下、山野) 演技をするシーンが多く、MVのテーマにあった「好きな気持ち」を表現するために頑張りました。最後、横一列になったメンバーが、前を歩く怜音に一斉に「好きだー!」と叫ぶシーンはみどころです。叫んだあとに怜音以外のメンバーがその場から駆け出すのですが、何テイクか撮ったのでいっぱい走りました。
市原 ソロリップシーンでは、歌詞に沿って表情を変えるのが難しかったです。初恋なので、ずっとキラキラときめいているのではなく、切ない感情も残さなければいけないと思いました。好きという感情の裏には不安もあると思い、その気持ちを想像しながら撮影に臨んでいました。
村山 全員でのダンスシーンは限られた時間で撮影しました。間違えられない緊張感もありましたが、ライブのように臨場感のあるシーンになったと思います。みんなの笑顔がキラキラと輝いていて、思い出になりました。
逢田 ドラマパートでは、美術室で怜音の似顔絵を描いたんです。撮影現場では「ピュアで優しい、江角さんへの恋心を表情に出してください」と言われたのですが、演技で恋心を表現することが初めてだったので、苦戦しました。
小澤 私はうちわを両手に持って、憧れの怜音を柱の影から見つめています。みんなとは好きの表現が少し違うといいますか…。怜音への恋心を表現するため、前日に王道の恋愛アニメを見て気分を高め、乙女な気持ちで撮影現場に入りました。