MCバトルではしっかり相手と殴り合うというところを大事にしたい
――5月25日に「KOBE MELLOW CRUISE 2024」、9月8日に「Sunset Live 2024」など、今年はヒップホップ色の強いフェスにも精力的に出演しました。
Novel Core 僕のチームのスタッフさんたちも、自分自身でも驚いたのが、ヒップホップアクトの多いフェスや、ラップが好きな、ちょっとやんちゃな子たちが集まる会場でライブをやらせてもらったときに、想像以上に大勢の人たちが見に来てくれて、すごく盛り上がってくれるんですよね。MCバトル時代に知ってくれて、そこから応援してくれている層も集まってくれましたし、普段から僕の楽曲を追いかけている訳ではないけど、「せっかくだからNovel Coreを見てみよう」「面白いやん」というポジティブなリアクションを会場で感じることができて。来年以降も、ヒップホップが好きな子たちの前でパフォーマンスさせてもらう機会を積極的に増やしていく必要があるなと思いました。
――ロックフェスとはまた違った雰囲気なんですね。
Novel Core ラップ好きな子たちにとっては、今の僕の単独公演は来づらいところもあると思うんですよね。もしかすると尻込みするかもしれないんですが、であればクラブシーンに顔を出したり、ヒップホップフェスに出演したり、ちょっとでも僕たち側から歩み寄れるところは歩み寄って、見てもらう機会を作りたいなと。
――8月14日に出演した「BATTLE SUMMIT II」も大きな話題を呼びました。Coreさんにとっては2021年に行われた「戦極MCBATTLE 第24章」以来となるMCバトルへの参戦でした。
Novel Core 「BATTLE SUMMIT II」はリアクションが大きかったですね。SNSも盛り上がったし、街中で声をかけてもらう機会も増えました。フェスでも「『BATTLE SUMMIT II』かっこよかったです」と演者の方から言っていただいて、いろんな方が見てくださっていたんだなと感じましたし、自分自身でリスクを背負って戦いに行くのが性に合っているんだなって改めて思いました。身を削って戦う瞬間がないと、どこかで自分を見失ってしまう気もするし、良い機会をいただいたなと思います。
――MCバトルの向き合い方は以前と変化しましたか?
Novel Core 当時以上に守るべきものが増えているので、自分の立ち振る舞い一つで、何かが壊れるかもしれないという恐怖と隣り合わせで戦っています。でも向き合い方は変わらないですね。先日、「BATTLE SUMMIT」主催チームの方々とご飯に行かせてもらって、MCバトルシーンの今後などをお話しさせていただいたんですが、久々にバトルシーンに戻るのであれば、当時のまんまというか。丸くなったり、角を削ったりせずに、生意気かつビッグマウスでいたいなと。これまでの実績がある分、でんと構えてボースティングを軸にした戦い方をすることもできるんですが、そういうことはしたくなくて。あくまでMCバトルに出るときの自分は、ちゃんと相手と殴り合うというところを大事にしたいんです。
――今MCバトルで活躍している十代を見て、どう感じますか?
Novel Core 「BATTLE SUMMIT」主催チームの方々とも、その話になったんですが、すごく平均値が上がっているので、当時の僕たちよりも、みんなラップが上手いし、強いし。ただ同時にみんなのレベルが上がるということは、それだけ飽和するし、頭一つ飛び抜ける人たちが出てこないとシーンは盛り上がらない。そこが今のMCバトルシーンが抱えている問題なのかなと思います。
――改めて今年のフェス出演で、どんな収穫がありましたか。
Novel Core 初めて見てくれた人たちが僕に興味を持って、「来年のKアリーナ横浜単独公演にも行きます!」という声が増えました。そういう出会いに恵まれたのが今年のフェスシーズンで得られたものです。あとはアーティスト同士との繋がりが圧倒的に増えたことですね。バックヤードでのコネクションの増え方が去年の比じゃなくて、新しい出会いがいっぱいあって、仲良くしていただいている先輩も増えましたし、「来年どこかで一緒にやりたいよね」と言ってくれる方も多いです。たとえば10月17日に神サイ(神はサイコロを振らない)主催の「鹹水と淡水 vol.2」で対バンライブをしますが、これも5月19日に出演した「METROCK 2024」で、わざわざ僕の出番終わりに、ステージ裏に神サイのメンバーが来てくれて、そこで話したことがきっかけになります。
――さらに来年はフェスきっかけのコラボレーションが増えそうですね。
Novel Core 今年もいろんなアーティストさんとコラボさせていただきましたが、さらにフェスを通して繋がりも広がって、できることも増えてくると思いますし、今年得たものを、ちゃんと来年に繋いでいきたいです。とはいえ来年も挑み続けていくという感覚は変わらないだろうし、まだまだフェスでは一年生というか、始めたてのところなので、バンドも含めてOUTERのみんなと一緒にもっともっと成長して、強いチームになっていけたらいいなと思っています。