アイドル人生のターニングポイント | 内藤るな「いつかゲストをたくさん呼んで主催フェスをやりたい。今年はその夢に向けた第一歩に」INTERVIEW

アイドル人生のターニングポイント

――B.O.L.Tで一緒に活動していた青山菜花さんも浪江に新加入しましたね。

内藤　B.O.L.Tが解散した時には、また一緒にステージに立てるなんて想像もしていなかったので、あの頃からさらに成長したなのちゃんと一緒に歌えるというのは本当に嬉しかったです。2人で一緒に歌うパートがあったりすると、これB.O.L.Tファンの方が観たら泣いちゃうんじゃないかな？とか思いながら、リハからずっとワクワクしていました。

――改めて、ソロで活動をしつつ、浪江女子発組合というグループは内藤さんにとって、どんな存在になっていますか？

内藤　この年になってまた新しい仲間ができるとは思っていなかったので、そこは本当に嬉しいですね。あとは、ずっと同い年のメンバーに憧れていたので、りなてぃー（里菜）が途中で加入してきて心強いというか、安心感も増しました。あとは、B.O.L.T解散当初は、ファンの方に会える機会が減ってしまうと思っていたんですけど、今年は浪江の活動があって、次の週にはソロでのライブがあって…といった感じで、毎週末のようにライブができて、ファンの方に会えたことも本当に嬉しかったです。特に、ソロではバンドでやる機会が多かったので、浪江の清楚な感じとのギャップも楽しんでもらえたんじゃないかなと思います。

――本当に充実した1年だったことが伝わってきました。そして、そんな1年の集大成として、『Luna FESTIVAL 2024』が間もなく開催されます。今年はどんなライブになりそうですか？

内藤　『Luna FESTIVAL』自体は、B.O.L.T時代の19歳の時に初めて開催したんですけど、その頃から、毎年同じタイトルにしたい、いつかはゲストの方を呼んだ私主催のフェスをやりたい…といった思いでスタートしたんです。今年はTEAM SHACHIさんとの対バンが実現しまして、私が思い描いていた『Luna FESTIVAL』に一歩近付き始めたという感じでワクワクしています。メンバーの大黒柚姫ちゃんには、『柚姫の部屋』というYouTube番組の準レギュラーとしてお世話になっているんですけど、TEAM SHACHIさんのライブって本当にアツいじゃないですか。スターダストの中でも、楽曲やライブのスタイルが一番近いと思うので、TEAM SHACHIさんの楽曲を私のバンドで一緒にコラボできたらいいなと思っています。本当に悩んだんですけど、コラボ曲ももう決めていますので、楽しみにしていてください。

――ここまで色々なお話を聞いてきて、今年2024年は、いつか振り返った時に内藤さんにとってのターニングポイントとなるような年だったのではないかなと感じましたが、これまでの活動の中で、ターニングポイントをひとつ挙げるとしたら、いつになりますでしょうか？

内藤　思い返すと本当にたくさんのポイントがあるんですけど、初めてB.O.L.Tの楽曲を聴いた時のことはとても印象に残っています。前のグループ（ロッカジャポニカ）の時には、新曲のデータが送られてきて、メンバーそれぞれが自分のタイミングで聴くという感じだったんですけど、B.O.L.Tのデビューの時は、メンバー全員で一緒に聴いたんです。HAWAIIAN6さんに作っていただいた「星が降る街」という曲だったんですけど、私が歌ってみたかった曲のイメージに近い曲で、こんな素敵な曲を歌えるのかと嬉しい気持ちになったのを覚えています。その後、自分がアイドルを続けていって、こんなにもたくさんのバンドさんからの楽曲に恵まれるとは思ってもいなかったので、その時が、アイドル人生のターニングポイントのひとつになっているのかなと思います。初めて曲を聴いた瞬間のワクワクする気持ちが忘れられません。

――ありがとうございます。では、最後の質問になるのですが、とても濃い2024年を経て、来年以降新たに挑戦したいことや思い描いている夢や目標を教えてください。

内藤　今年は、1人でフェスに出演するという経験をさせていただいたり、対バンツアーを主催してたくさんのゲストの方に出演していただいたりして、本当に色々な方とお話をさせていただき、インプットの多い1年になりました。来年からは、今年吸収したものを自分流にアレンジしていきながら、アウトプットして届けられたらいいなと思っています。バンドさんとの対バンをやらせていただいたことで、今までとは全然違う音楽の楽しみ方や聴き方、ライブでの見せ方を吸収できたので、今後もバンドさんと対バンする機会を増やしていきたいですし、スタプラファンやアイドルファンの方達に「るんぱん、面白いことやっているね」と思ってもらいたいです。これからも、ソロアイドル内藤るなをもっともっとたくさんの方に知っていただけるように歌い続けていきたいと思います。

PHOTOGRAPHER：TOMO TAMURA,INTERVIEWER：ATSUSHI OINUMA