20周年に向けた現役メンバーの思い | AKB48「20周年イヤーに突入。今のメンバーで新たなAKB48の歴史を作っていきたい」INTERVIEW

20周年に向けた現役メンバーの思い

――今年も残り1週間を切りましたが、2024年は、柏木由紀さんの卒業、総監督の交代、劇場のリニューアルなど、AKB48の長い歴史の中でもターニングポイントとなるような1年だったのではないでしょうか。そんな2024年で印象的だった出来事をそれぞれ教えてください。まずは、村山さんから。

村山　今年は本当に1年が早かったですね。色々なことがあり過ぎて、何を一番とするかは難しいところですが、やっぱり個人的には「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」だと思います。今回のカバーアルバムでもそうですけど、他のアーティストさんの曲を歌うにあたって、技術や経験だけでは補えない部分があるということを知れたので、来年からはもっともっと音楽に触れていきたいなと考えるようになりました。楽器はもちろん、作詞作曲ににも挑戦してみたいと思っています。

小栗　今年は色々なことに挑戦しようと決めて、お芝居やバラエティにも積極的に取り組んできたんですけど、一番印象に残っているお仕事は、先日千穐楽を迎えた「混頓」というコントライブです。舞台自体も久しぶりだったんですけど、初めてのコントライブということで、毎回アドリブも求められていたのでとても印象に残っています。もちろん共演者の皆さんと一緒に作り上げるものなんですけど、自分の技術や実力が試される場所でもありました。

千葉　私は今年、「ルミネエスト新宿」の広告など個人でモデルのお仕事をさせていただけたことがとても嬉しかったです。メイクやカラコンへのこだわりも強いので、将来的に、美容系のプロデュースのお仕事もしたいと思っているので、今後に繋がっていったら嬉しいなと思います。

――今年は特に皆さん個々でも活躍されていたイメージが強いですよね。後輩のお2人は、2024年振り返ってみていかがですか？

水島　私は今年初めてグラビアに挑戦したことがとても印象に残っているんですけど、でも、一番はやっぱり研究生から昇格できたことですね。「17期生昇格記念LIVE！」で全国を回れたことも嬉しかったですし、本当に色々なことを経験して、新しいことに挑戦することができた1年だったので、自分自身も大きく成長できたと思っています。今年の経験を活かして、来年からももっともっと成長していきたいです。

秋山　私はふたつあるんですけど、ひとつは選抜入りできたことです。柏木由紀さんの卒業シングルで、センターの後ろのポジションだったので、ゆきりんさんの背中を見ながら歌って踊れたことが本当に嬉しかったです。ふたつ目は劇場リニューアルに向けた特別企画で、卒業された大先輩達をゲストに迎えて一緒にパフォーマンスできたことです。今回のリニューアルがなかったら、一緒にステージに立つ機会はなかったと思うので、とても刺激を受けました。私は来年は3年目になるんですけど、先輩達が築き上げてくださったAKB48の歴史を大切に繋いでいきたいなと改めて思いました。

――今、劇場リニューアルのお話も出ましたので、是非、村山さんから新劇場と新公演に向けた思いや意気込みを聞かせてください。

村山　旧劇場とのお別れの時には本当に大泣きしたんですけど、でも、出張公演の期間に研究生と一緒にパフォーマンスできたり、新公演に向けてメンバー全員でレッスンしたり、常にみんなと一緒にいられる状態だったので、劇場リニューアルと新公演を同時に迎えられることがとても楽しみになっていました。今までは先輩達の衣装を着て、先輩達の曲をお借りして、ステージに立っていたわけなんですけど、今回はすべてがリニューアルなので、私達が曲や衣装の歴史を新たに作っていくことになるので、責任重大だなと思っています。これから入ってくる後輩のためにも、もちろんファンの皆さんに楽しんでもらうためにも、新公演を頑張っていきたいと思います。

――力強い言葉をありがとうございます。そして、いよいよ20周年イヤーという節目を迎えました。最後に、これからますます中心メンバーとしてグループを引っ張っていくことになるであろう千葉さんと小栗さんから一言ずついただけますか。

千葉　AKB48ができた頃、私はまだ2歳だったんですけど、早いもので私が加入してから10年。そして、グループは20周年を迎えようとしています。先輩達が作り上げてくださったAKB48がここまで続いていることが奇跡だと思いますので、20周年という節目に在籍している私達現役メンバーの役目として、今のAKB48 をもっとたくさんの方に知ってもらって、もっと応援してもらえるようにしっかりと盛り上げていきたいです。

小栗　20周年を迎えられるというのは、卒業された先輩方が歴史を繋いできてくださったからだと思っています。今のメンバーみんなAKB48のことが大好きなので、私達が今のAKB48を背負っているという意識を持って、さらにたくさんの方に広めていけるように新公演を盛り上げていけたらいいなと思いますし、個人のお仕事でもグループの良さをたくさん発信していきたいです。これからは、さらにメンバー1人1人が強くなってグループ全体を盛り上げていく…。そんなAKB48にしていきたいと思っています。

PHOTOGRAPHER：TOMO TAMURA,INTERVIEWER：ATSUSHI OINUMA,HAIR&MAKE：OSARECOMPANY Inc.,STYLIST：OSARECOMPANY Inc.