諦めきれない夢はマカオのバンジージャンプを飛ぶこと

――オフの過ごし方を教えてください。

南 基本お休みは家にいるんですが、アニメやドラマを観て過ごすことが多いです。あと犬を2匹飼っていて、3歳と1歳なんですが、遊び盛りのかわいい盛りだから、いつも一緒に遊んでいます。

――年上の犬のほうは嫉妬しないんですか?

南 しないですね。むしろ前よりも、いい子になりました。

――アニメは最近どういう作品がお気に入りですか。

南 何でも見るんですが、今期で言うと「リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)」はずっと好きで、3シーズン目も面白いです。「ダンダダン」は原作も好きなんですが、アニメも期待を裏切らない完成度で、大号泣した回もあります。原作が好きで、それ以上にアニメが良かったなと感じた作品で言うと、ちょっと前なんですが、「逃げ上手の若君」が良かったです。

――最近観た韓国ドラマで印象に残っている作品はありますか?

南 ちょっと前の作品になりますが、「二十五、二十一」が良かったです。

――「わかっていても the shapes of love」のお話しに戻りますが、完成したドラマを観た印象はいかがでしたか。

南 原案の韓国ドラマに負けないぐらい映像が綺麗でしたし、恋愛だけではなくて、それぞれのキャラクターの葛藤も丁寧に描かれているなと思いました。同年代の方には共感していただけると思いますし、それ以外の世代の方にも刺さる部分があるはずなので見ていただきたいです。

――ちなみに美羽のように、夢を諦めきれないという経験はありますか?

南 本当にくだらないことなんですが……。バンジージャンプが好きなんですよ。と言っても1回しか飛んだことはないんですけど(笑)。マカオにマカオタワーの61階展望デッキから飛び降りるギネス世界記録に認定されているバンジージャンプがあるんですが、それを飛んでみたくて。以前、マカオ旅行に行ったんですが、スケジュール的に行けなかったんですよね。ただ料金が高くて、確か5万円以上するんです。命を賭けるようなことである上に、それだけの金額を払う葛藤もあるんです。でも諦めきれなくて、今度またマカオに行くので、今度こそ飛ぼうか迷っています。

Information

「わかっていても the shapes of love」
ABEMAにて配信中
Netflixにて世界同時配信中

キャスト:横浜流星、南沙良、佐野玲於、鳴海唯、福地桃子、浅野竣哉、朝倉あき、夏子、霧島れいか、中山忍、村上淳

<監督>中川龍太郎
<脚本>中川龍太郎/佐近圭太郎/横尾千智
<エグゼクティブ・プロデューサー>藤井道人
<プロデュース>佐藤菜穂美
<企画>駒 奈穂子
<プロデューサー>道上巧矢/佐野大/小林祐介
<音楽>小島裕規 “Yaffle”
<制作プロダクション>Spoon.
<制作パートナー> SLL Joongang Co..Ltd, Studio N
<原作>LINEマンガ「わかっていても」(作家 ジョンソ)
<原案>韓国ドラマ:「わかっていても」(制作・著作 SLL Joongang Co.,Ltd、作家 ジョンウォン)
<企画>BABEL LABEL
<製作>サイバーエージェント

鎌倉にある美術大学に特別臨時講師として海外から赴任してきた漣(れん/横浜流星)。若き天才芸術家である漣は、誰もが近づきたくなる吸引力と、誰にも深入りさせないミステリアスな魅力を併せ持つ“沼男”。まるで、花に群がる蝶のように、常に誰かが彼の周りを囲んでいた。才能溢れる漣は、周囲の期待に応えるように一見器用に生きながらも、周りの人々に対しどこか諦めに近い感情を抱いていた。しかし、他とは違うある女性・美羽(南沙良)に出会う。漣と同じ美術大学で彫刻学科の助手として働く彼女は、在学中に思うような結果を出せず、卒業後も彫刻家としての夢を諦められずに助手という形で大学に残りながら、海外渡航の道を探っていた。燻った自分とは正反対な、稀有な才能をもちながらも多くを望まず飄々と生きているように見える漣に、憧れと嫉妬と悔しさを混ぜた感情をぶつけてしまう。そんな彼女に漣も興味を持ちはじめ――。

公式サイト(AMEBA)
公式サイト(Netflix)

南沙良

2002年6月11日生まれ。東京都出身。映画『幼な子われらに生まれ』(17)で俳優デビュー。初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)で、報知映画賞、ブルーリボン賞他、数々の映画賞を受賞し、その演技力が高く評価される。その他、近年には『女子高生に殺されたい』(22)、『この子は邪悪』(22)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」「光る君へ」(NHK)、「女神の教室〜リーガル青春白書〜」(フジテレビ)、「君に届け」(テレビ東京)など、出演作多数。現在はDMMTVオリジナルドラマ「外道の歌」が配信中。

PHOTOGRAPHER:YU TOMONO,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI