メンバーが明かした意外なストレス解消法も…。2024年の集大成に向けて今問う“13年目”の強さ
――ステージを通した2024年を振り返ってもらった一方、舞台裏を振り返って印象的だったこともあれば教えていただけると…。
大黒 何かあるかなぁ…。
咲良 一つあった。本当に言えないことなので、ギリギリまで伝えたいんですけど…。メンバーの体調不良が多かったので、3人でライブをしたり、2人で歌ったりが多かったんです。そうしたときにグループで緊張感が生まれたり、言い合ったりもするんですけど、ちょっと“ムッ”としたときのストレス解消法を見つけて(笑)。
秋本 ここで言っちゃうの!? 大丈夫(笑)。
咲良 ストレス解消法を教えます(笑)。TikTokで流行っていた「猫ミーム」の素材を使って、柚姫が動画編集して、“ムッ”としたときのエピソードを動画に記録していったのが今年のブームです(笑)。全員が揃っていない現場で2人が体験したエピソードを共有したくなっちゃうから、動画を通して紹介していました。
大黒 新作を作らなきゃいけないんだ。忙しくて溜まっているので、落ち着いたら作ろう。ムッとしたまま終わるよりも、ハッピーに収束されるから(笑)。
――仲むつまじく(笑)。さて、最後に、13年目となるTEAM SHACHIの強さをどう感じているのか、改めて伺います。
秋本 “シャチ”は「ずっと貪欲だよね」と言われるのが増えてきて、過去にも色んな挑戦をしてきたので貪欲だったかもしれないけど、今はメンバー内で「こうしたい」「ああしたい」とよく語り合うほど、貪欲さがマシているんです。ステージのパフォーマンスはもちろん、演出でも意外性を持たせて。ステージで完結するのが当たり前のフェスで、主催者の方に相談したうえで客席から登場したこともありました(笑)。フェスで名産品をパフォーマンス中にステージを飛び出して歌いながら配ったり、フェスなのに全部同じ曲をやったりもあったし。記憶へ残るステージを作る貪欲さと、TEAM SHACHIならば「面白くて何かしてくれそう」と思われたいです。
咲良 13年目ともなると、慣れてきたこともたくさんあるんです。チームしゃちほことして結成した当初、中学生だった当時よりも不安定さは減っているはずだし、見てくださっている方も印象は違うのかなと思います。特にアイドルって、見る側の精神面が大事だと思うんです。「この子ほっとけないな」とか「この子を応援したいな」とか、どこで伝わるかわからないんですけど、経験したなかでは、駆け出しの頃は強く応援したくなると思うんですよ。デビュー1~2年の子たちを見ると、私も分かるし。でも、私たちはもうその時期は過ぎているし「じゃあ、どこで応援してもらえるのか。好きになってもらえるのか」と考えたときに、楽しさや元気はアイドルの共通項だから「そこをきわめればいい」と思ったし、きわめている自信もあります。アイドルを好きな方以外では、ハラハラしたりワクワクしたりするTEAM SHACHIを好きな方もいると思うんです。突拍子もないハプニングにも動じないし、見ていて「何やってるんだろう」という気持ちになってもらえる空気感を作れるのは、13年目の強さだと思っています。
大黒 貪欲に色んな挑戦をしてきたからこそ、13年目まで楽しく活動できましたし、ハルがセットリストの打ち合わせに入ってくれたり、菜緒が衣装を考えてくれたり、ここ2年くらいで最近また変わってきたんです。チームしゃちほこ時代は用意されたものを受けて私たちが全力でパフォーマンスするアプローチでしたけど、スタッフさんも横一線で、満場一致でやりたいと思ったものを形にできているので、私たちもタフ民のみなさんに魅力をぶつけられます。誰かの意見が異なっても無理に説得するのではなくて「こうだったらどう?」と別の考えを提案して意見をぶつけ合い、最終的にみんなで納得するものだけをずっと届けてきたし、力強く支え合いながらの空気感が魅力じゃないかと思います。
坂本 楽曲の方向性を決めていた時期もあったんですけど、今はもう何でもかんでもやっちゃおうとなりました。グループの魅力が伝わる可能性が少しでもあるなら、それを追求したいし、アイドルというよりアーティストさんやバンドさんの感覚にも近くなってきたと思うんです。それぞれ「私だけを見て」というメンバーが揃っているのではなく、13年目ともなるとキャラクターをタフ民のみなさんも言ってくださるから理解しているし、バンドさんであればヴォーカルならヴォーカルをといったように、ベースならベースを、それぞれの強さをきわめたメンバーが4人揃ったらTEAM SHACHIになるのが今だと思っています。
Information
決戦の鯱詣2025 〜ポジティブ・エキサイティング・ソウル・ライブ〜
2025年1月4日(土)open 17:00 / start 18:00
TOKYO DOME CITY HALL
アリーナ席,第1バルコニー席/ ¥9,800(税込み)
グッズ付きチケット アリーナ席,第1バルコニー席/¥18,000(税込み) ※<グッズ>タオル+生写真1枚+リハーサル見学(15分程度を予定)
女性エリア指定席/¥9,800(税込) ※アリーナ席・第1バルコニー席
グッズ付きチケット 女性エリア指定席/¥18,000(税込み) ※<グッズ>タオル+生写真1枚+リハーサル見学(15分程度を予定)
第2,第3バルコニー席/¥8,800(税込)
着席指定席/¥8,800(税込)
INTERVIEWER:SYUHEI KANEKO