ツアーファイナルではダンスにも挑戦、今年はステージ力を上げる1年に
――そして、4曲目の「Prrrr…」は、ちょっと意外性のあるかわいらしい曲ですね。
Soala この曲は「プルルル」と読むんですけど、遊び心溢れる曲になっています。今までのSoalaにはない、いちゃいちゃラブラブソングを作りたくてこの曲を作ったんですけど、最初はかわいい曲調を歌うことに抵抗があったので、とても苦戦しました。でも、今のSoalaだからこそ伝えられる曲だなとも思っています。「女の子の代弁者」と言っていただくことも多いので、こういう恥ずかしくて伝えられないような思いも曲にして、セリフを入れてリアルな感じを出すことで、恋愛のドキドキ感やワクワク感が伝わればいいなと思いました。是非、好きな人を思って、寝る前とかに聴いてほしい(両手でハートマークを作って)ラブラブソングになっています。
――手もハートになっていましたね(笑)。
Soala はい、思わず(笑)。この曲は私自身も歌っていてキュンキュンしますし、本当にこの曲の主人公になったつもりで歌っています。
――そして、ラスト5曲目の「トキメキ」は、まさに恋の始まりの歌ですよね?
Soala この曲のテーマは「青春」で、学生をターゲットにして作りました。私も中学校の時にこんな恋愛をしたかったな…という思いも込めています。止められない思いという学生ならではの純粋なピュアな気持ちを詰め込んだので、最後の落ちサビの「絶対だよ」のところは、制服の女の子が言っているところを想像しながら書きました。それこそ、告白する前や勇気を出したい時、一歩を踏み出したい時に聞いてほしい曲です。
――ここまで、楽曲解説ありがとうございました。先ほど、お話の中で「女の子の代弁者」という言葉も出てきましたが、メディアではよく「α世代に寄り添うカリスマギャルシンガー」と言われたり、ライブのチケットが即完したり、ストリーミング総再生回数1億回越えと紹介されたりしていますが、こうした現状や状況をご自身ではどう捉えていますか?
Soala 数字だけを見ると本当に!?って、今でもずっと信じられないんですけど、今回のツアーを重ねてきて、最後になんばHatchという最大規模の会場でライブをやらせていただいて会場が埋まっている景色を見た時に、ようやく本当にたくさんの方に私の音楽が届いているんだなと実感できました。やっぱり、ストリーミングの再生回数やSNSのDMの数だけを見ていてもなかなか実感できなくて…。でも、それをライブというリアルな場所では実感できるので、これからも今いてくださるファンの皆さんとこれから出会ってくださる皆さんと一緒に、さらに大きいステージへと進んでいくことで、さらに実感できるようになるのかなと思っています。数字だけにとらわれず、やっぱり、ライブが私の一番の武器だと思っていますので、その日にしか伝えられない音楽をずっと届けていきたいです。
――ちなみに、前回のインタビューでは、エゴサをすると言っていましたが、その後はどうですか?
Soala 常にやっています(笑)。今日も朝起きてエゴサして、移動中もエゴサして、さっき、メイク中もエゴサしていました。もう次に何も出てこないくらいまでエゴサしています(笑)。皆さん、いつも嬉しい言葉や感想を書いてくださっていて、これまでマイナスなコメントを見たことがないので、これから来るんだろうなと思いつつも、やっぱり見てしまいますね。
――そうしたSNSでのコメントやファンの方からのDMが楽曲制作にも繋がっていますか?
Soala 皆さんの感想コメントはすごく励みにもなりますし、次はもっと想像を超えるような曲を作ろう、ライブをしようと思える私の一番の活力になっています。
――また、前回のインタビューでは、目標のひとつとして、Zepp DiverCityという会場を挙げていましたが、1stツアーを完走してみて、何か目標や夢は変化しましたか?
Soala 今年からファンクラブができたので、Soalaのことをもっと知りたいと思ってくれているファンの皆さんに、新しいコンテンツをたくさん届けていきたいと思っています。ツアーのファイナル公演では、ただ歌を届けるだけじゃなくて、パフォーマンスにも気合いを入れて臨みました。未経験ながら頑張って、ダンスや振り付けにも挑戦したので、今年はステージ力を上げていけるような1年にしたいなと思っています。そして、目標としては、やっぱりZepp DiverCityには絶対に立ちたいと思っていますし、そこを乗り越えたら、また新たな目標となるステージが見えてくるんだろうなと思っています。
――最後に、改めて、今回のEPで初めてSoalaさんの楽曲に触れる方もいると思いますので、そんな読者の皆さんにメッセージをお願いします。
Soala 私の夢もまだまだ叶えている途中ですけど、ここから2025年のSoalaの物語が始まっていくぞという思い、そして、私の覚悟や決意が込められたEPです。是非聴いてください。
Soala
愛知県岡崎市出身、大阪を拠点に活動中のシンガーソングライターSoala(ソアラ)。『切ない歌声・共感性の高い歌詞のメッセージ性・口ずさみやすいメロディー』を武器に、これまでの楽曲の累計再生回数は1億回再生を突破。2023年にリリースされた『すれ違い』はSNSで話題となり、半年間で2000万回再生を突破。これまでに実施した2回のワンマンライブのチケットは発売即SOLD OUT。2024年11月から2025年1月にかけて行われた東名阪1stLIVE TOUR『Bluem』も大成功。TGC teenなどファッション系イベントへの出演やスポーツイベントのテーマソングも歌唱するなど活動の幅を広げつつ、2025年も大躍進が期待されているシンガー。
PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:ATSUSHI OINUMA,HAIR&MAKE:MAKIKO HAYSHI