本編最後は「メタモルフォーズ」。一体感と多幸感が最高地点に到達したところで、ライブ本編は終了
続いて、雑踏のSEが流れるとエレベーターが映し出され、地下空間へとワープするような演出に。辿り着いた先は、蛍光灯やネオンカラーが光る謎の空間。打ち込みサウンドが映える「SENSITIVE」。さらに、団扇を持った4人がステージ前方に並ぶと、市川の「みんなで扇ぐよー!」という煽りから「ALIVE」へと続いていく。この曲も団扇を振ることで会場に一体感が生まれるAMEFURASSHIのライブ鉄板曲のひとつ。4人も団扇を振り、ステージの上手から下手へと何度も移動しながらパフォーマンスしていく。そして、小島が「まだまだ踊り足りないんじゃない?」と煽ると、ディスコチューン「Sneaker’s Delight」へ。4つのミラーボールに照らされる中、メンバーの名前を呼ぶコールやサビのジャンプで生まれる一体感が魅力だ。
一度暗転すると、愛来の曲紹介で新曲「Sweetie, Lovely, Yummy」を初披露。AMEFURASSHIの新境地とも言えるようなミディアムナンバー。ビジョンには、メンバーのパフォーマンスがセピアカラーで映し出されていく。
ここで、MCパートへ。改めて自己紹介をすると、市川と小島の2人を残して、愛来と鈴木は着替えタイムに。MCの中では、チェック柄でY2K感を意識したという新衣装のポイントなどが紹介された。そして、2人の準備ができると、そこから後半戦に突入。ステージ両サイドに姿見やソファ、クローゼットなどがセットとして再現される中、愛来と鈴木の2人がユニット曲として披露したのは「Batabata Morning」。ルームウェア姿で登場した2人が、まさに朝の身支度をしながら歌っているような様子を2分割したビジョンに投影。2人がクローゼットを覗き込むと、内部から撮影した顔のアップが映し出されるという遊び心も。終始2人の身支度姿を寄りのカメラで撮影されていたため、プライベートでラブリーな雰囲気を前面に出したたまらない嬉しい演出となった。
再び4人が揃うと、「HICCUP」と「CLEVER」の2曲を続けて披露。シンプルな照明やスモークの演出の中での大人っぽいパフォーマンスに。演出がシンプルな分、逆に4人の歌声と楽曲の魅力が際立ち、心に残るブロックとなった。
そして、ここからまたラストに向けて畳みかけるような展開に。電車のSEと共に、ビジョンにライブタイトルの「Sweetie」と「Lovely」と「Yummy」という3つの単語が右から左へと次々と流れていくと「DISCO-TRAIN」から次のブロックがスタート。4人がステージ後方の高台に並んで踊り、まさに、ディスコのお立ち台を想起するような演出に。次の「BAD GIRL (Acoustic version)」では、メンバー1人ずつの表情がモノクロで映し出されていく。アコースティックバージョンということもあり、全編を通して4人のハーモニーの魅力にも気付かされる。そして、マイクスタンドがセットされると、情熱的な赤の照明が映える「Desire」へ。スタンドを動かしながらのダンス、立ち位置を変えながらのパフォーマンス、New Style Hustleと呼ばれるペアダンスなど見所満載に。さらに、点滅する照明で雨を表現すると「Squall」へと続く。一気に畳みかけたかと思いきや、ここからさらなるライブ定番曲を畳みかけるセットリストに。
おなじみのイントロに乗って、愛来が「今日もこの曲の時間がやってきました。早口言葉です」と紹介すると、「Tongue Twister」がスタート。コールとクラップ、そして、早口言葉で会場がひとつになる、今やワンマンライブのみならず、イベントやフェス、リリイベでも欠かせない1曲だ。スピードアップする後半の早口言葉パートでは、鈴木が噛んで、市川からいじられるという展開も。まさに、ライブは一期一会。同じパフォーマンスは絶対に二度はないと言い切れる、不思議な魅力を放つ人気曲だ。最後に4人のグッドマークの振りで終わると、メンバー4人が横移動するカニダンスが人気の「Drama」へ。このブロックでは、次々とイントロが流れ出す度に歓声が上がっていく。後半の小島のハイトーンが響き渡り、最後のカニダンスが決まると、続いては「Fly Out」。まさに、これでもかと人気曲を畳みかけてエンディングへ向かっていく。この曲でも小島と愛来の高音が印象的に鳴り響き、本編最後は「メタモルフォーズ」。気持ちを高ぶらせる4つ打ちで始まり、後半に向けてどんどん多幸感が増していくナンバー。メンバーに煽られながら、Colors達もジャンプで応えて、会場の一体感を更新していく。4人がステージ後方の高台に並び、ユニゾンからさらに駆け抜けていくラストの展開で一体感と多幸感が最高地点に到達したところで、ライブ本編は終了した。