花をキーワードに季節ごとの4ブロックに分けて構成

今回のワンマンライブ『FLWRS』は、四季を彩る花が重要なキーワードとなっており、季節ごとの4ブロックに分かれた構成となっていた。まず、オープニングの季節は「冬」。花が咲く映像が映し出される中、opening SEに乗って、コートを羽織ったメンバーがステージ後方の台上に登場。4人のシルエットが映し出されると、会場からは大きな歓声が上がる。そして、モニターの映像が、花から廃工場へと切り替わり、1曲目は『SPIN』でスタート。MUSIC VIDEOの世界観を再現すると、吹雪の映像が流れる中、クールなダンスナンバー『SENSITIVE』、『Love is love』へと続く。さらに、鈴木萌花がソロ曲『Snow Drop』を披露し、他の3人がダンサーとして、鈴木のパフォーマンスを盛り上げる。そして、レーザーに煽られながら、クラップで盛り上がる『DROP DROP』で、「冬」ブロックは終了。

続いて、モニター映像が桜吹雪に切り替わり、季節は「春」へ。小島のソロでのダンスパートを挟み、コートを脱いで衣装チェンジした4人は、『メタモルフォーズ』、『グラデーション』と、春の到来を感じさせるような明るくポジティブなメッセージソングで、客席を盛り上げてゆく。特に、『メタモルフォーズ』の間奏部分でのジャンプで、会場中のペンライトが縦に大きく揺れる景色は圧巻だった。そして、「ダラディギドンドン!」というコールとフリがおなじみの『Magic of love』、『Batabata Morning』とライブの定番曲が続くと、初期の人気曲『バカップルになりたい!』へ。4人それぞれがバッグを持って、台上で踊る振り付けとパフォーマンスが印象的だった。ここ最近のクールな楽曲が並ぶセットリストの中に、突然組み込まれたキュートな初期曲は大きなアクセントに。これもワンマンライブならではの演出だろう。リリースから時を経て、大人になったメンバーが歌う『バカップルになりたい!』は、「春」ブロックの中でもひと際大きな声援が上がり、存在感を示していた。

そして、青い照明と雨の映像の中、愛来がソロでR&Bナンバーの『Blue』を披露。その歌唱力でファンを魅了したところで、再び4人が揃い、『One More Time』、リアレンジして配信リリースされた『差し出された手をあの時握ってたら運命変わってたかな?』へと続く。この曲では、真っ直ぐな眼差しでステージ前方で歌う4人の表情を温かく見守るファンの姿が印象的だった。まさに、これからの季節にぴったりな、新生活の始まりに背中を押してくれるような応援歌で「春」ブロックを締め括った。

そして、会場に波の音が流れると、季節は「夏」に。ラテン調のBGMに乗せて、メンバー4人はダンスしながら、ブラウスを脱ぎ、カラフルなトップスの夏衣装へとチェンジ。ヘッドセットマイクで『Blow Your Mind』、『Fly Out』と夏フェス定番曲で盛り上げる。さらに、最近カラオケにも入った人気曲『Tongue Twister』へ。早口言葉のパートで、クラップとコールで盛り上がる一体感はもうライブではおなじみの光景だ。そして、畳みかけるように、昨年の『梅雨祭』で初披露した『ALIVE』へと続く。レーザーが客席を煽る中、団扇を使ったパフォーマンスで盛り上げると、会場は一気に常夏のお祭り気分に包まれる。改めて、AMEFURASSHIは夏が似合うということを感じさせてくれたブロックでもあった。

「夏」ブロックを一気に駆け抜けると、『FLWRS』のキービジュアル撮影やリハーサル、オフショットがモニターに映し出され、季節は秋へと移り変わってゆく。ピンクがかったブラウンの大人っぽい花柄の衣装にチェンジした「秋」ブロックでは、新曲『Secret』でスタート。最近のワンマンライブでは、毎回、新曲を初披露してきたので、今回も期待していたファンは多かったと思うが、二面性を表したというこの曲は、途中でセリフが盛り込まれていたりするなど、AMEFURASSHIの新境地とも言える新曲となっていた。

続いて、「まだまだ盛り上がっていくよー」と煽りながら、人気曲『Drama』へ。おなじみのカニダンスのパートが来る度に、客席からは歓声が上がる。そして、夕陽のような照明に照らされる中、市川のソロでのダンスパートを経て、『雑踏の中で』へ。さらに、台の上に4人が並び、『UNDER THE RAIN』へと続く。モニターに映し出される夕日と歌詞をバックに『UNDER THE RAIN』を力強く、凛々しく歌う4人の立ち姿は、この日のハイライトのひとつだったと言ってもいいだろう。そして、最後は、『FLWRS』を象徴するように、様々な花が咲

く映像が映し出される中『ミクロコスモス・マクロコスモス』を披露。ミディアムなナンバーを中心に構成された「秋」ブロックで、『FLWRS』本編は終了した。