新曲のポイントは中毒性の高いフレーズと12人のフォーメーション
――曲の第一印象はいかがでしたか?
森本 初めて聴いた時からずっと耳から離れなくて、曲が終わってからもまた再生して繰り返し聴いていました。きっと、ファンの皆さんも何回も繰り返し聴きたくなるような曲だと思います。今このインタビュー中も頭の中で「Tick tack zack」が流れていて離れないくらい残っています(笑)。
一同 (笑)。
――本当に中毒性がある曲ですよね。井上さんはいかがでしたか?
井上 時計の針の音で始まるところがとても印象的で、今までのSKE48にはない感じのダンスナンバーだなと思いましたし、ちょっとおしゃれな雰囲気もあって新しいなと感じました。
――好きな歌詞やお気に入りの部分も是非教えてください。
坂本 恋の駆け引きを歌った曲なんですけど、自分にはすごく大人な楽曲だなと感じました。大人の夜の雰囲気を感じたので、ダンスでもそういった雰囲気を出せたらいいなと思っています。個人的に好きな歌詞は「その秒針が急かすように Chaseする甘い夜 抱き締めたいけど 手が届かない」という部分です。私も普段から色んなことを不安に思うタイプなので、この歌詞の主人公もなかなかのチキンだなと思って…。
一同 (笑)。
坂本 自分にも通じるものがあると感じて、「もっと頑張れよ!」と言いたくなるような気持ちがこの歌詞に詰まっているなと思いました。フレーズ的にもキザな感じでカッコいいので気に入っています。
大村 私は「微笑んでいた(君は)髪を解(ほど)いて(不意に)」という歌詞の部分が大好きです。ここはセンターのくまさん(熊崎晴香)と私の2人での歌割りなので個人的にとても嬉しかったですし、本当に髪を解いているように表現している振り付けと、くまさんと私がシンメトリ―で踊っているところも見所なので、是非注目してください。
――レコーディングはいかがでしたか?特に、森本さん、初選抜ということで緊張やプレッシャーもありましたか?
森本 私はとにかく「Tick tack zack」を噛まないようにしなきゃ…という気持ちで臨んだんですけど、たくさん練習したので噛まずに上手く歌えたと信じています(笑)。レコーディング自体は、本当に温かい空間だったので緊張せずに歌えました。
――12人でのダンスやフォーメーションも気になるところですが、ライブでの見所や注目ポイントも教えてください。
井上 今回は“ティックタックダンス”という時計の秒針を表した振り付けが注目ポイントなので、ファンの皆さんにも是非真似していただきたいです。SKE48のシングルでは、ダンスの基礎となるアイソレ(アイソレーション)が多かったり、迫力で見せたりする振り付けが多かったんですけど、今回は特に迫力と技術面が大事な楽曲だなと思っています。ひとつひとつ上品な振り付けもありますし、メンバーみんなが一列になって踊る振り付けとかもあって、MUSIC VIDEOではパパっと進んでしまうので、スローにしたり止めたりしながらじっくりと見てほしいです。
坂本 今回の振り付けは、指先まで全神経を研ぎ澄ませて、自分を綺麗に見せる角度とかを探しながら挑んだので、勢いで表現するだけではないそういった繊細な見せ方の部分が難しかったです。でも、それぞれがこだわった角度でパフォーマンスしていると思うので、MVやライブでも是非そのあたりに注目してほしいなと思います。
――ライブでのパフォーマンスがますます楽しみになってきましたが、大村さんと森本さんもライブでの注目ポイントがあれば教えてください。
大村 今回はフォーメーションが本当に細かくて、目まぐるしくどんどん変わっていくところも見所だと思っています。縦一列になったり、横一列になったりしてダンスパフォーマー的な感じなので、いい意味でアイドルらしくなくて私は大好きです。
森本 私は振り付けをいただいた時、イントロやサビは音にハマっているし、とても強弱のある振り付けだなと思いました。見ていても癖になる振り付けですし、AメロやBメロでは歌詞の内容がそのまま振り付けに反映されていたりもするので、最初から最後までずっと見ている人を釘付けにさせるような振り付けだなと思っています。早く皆さんの前で披露したいです。