5/27リリースの「Four Hearts」の聴きどころや注目ポイント

−−5/27リリースEP「Four Hearts」についてお伺いします。作品のテーマやコンセプトを教えてください。

愛来 「Four Hearts」は「喜怒哀楽」が表現されたEPで、先行配信された「Sweetie, Lovely, Yummy」を含む5曲が収録されています。それぞれ違ったジャンルの楽曲になっているので、「喜怒哀楽」が分かりやすく出ているかなって思っています。

−−全曲styさんの提供なんですね。

愛来 EP全体をstyさんにプロデュースしていただき、レコーディングでもディレクションしていただきました。

−−ディレクションではどんなお声がけがありましたか?

愛来 歌い方だったり、曲に合わせた表現などをアドバイスいただきながら進めました。ポジティブな言葉で、的確に分かりやすい指示を出してくださって。仮歌もstyさん自身が歌っていて、ニュアンスなども理解してレコーディングに挑めました。

−−収録曲について1曲ずつお伺いします。まずは1曲目の「4 Hearts」からお願いします。

愛来 「4 Hearts」は、EPのコンセプトを表す楽曲です。ここから始まる「喜怒哀楽」を感じていただける1曲です。「Flora」の時も1曲目がインストだったのですが、メンバーの思っている言葉だったり、その時に感じたことをstyさんが汲み取って盛り込んでくれて。自分の気持ちも盛り上がっていく楽曲で、メンバーもお気に入りの曲です。

−−「Don’t stop the music」はいかがでしょうか。

愛来 聴いた方の背中を押してくれる楽曲だと思います。体を揺らしながら楽しんだり、しっかり聴くこともできる「喜」を表した1曲です。 第一印象でもとても好きな楽曲で、仮歌の状態から毎日聴いていました。

−−特にどんなところに背中を押してもらえると感じますか?

愛来 私が歌っているパートで「他の誰になろうとしないでいいよ Lemme tell you 君はすでに最高 その気持ちは宝物」というところがあって、自分にも言い聞かせながら、心を込めて歌ってます。そういった歌詞がこの曲にはたくさんあって、悩むこともあるけど、「この曲が流れている間は一回忘れて楽しもう」っていうメッセージを伝えられるように歌っています。まさに「Don’t stop the music」っていうタイトルの通りだなって。

−−ライブでの見どころはありますか?

愛来 サビ後半のところで、足を動かしながら右腕を伸ばす部分です。印象に残る振り付けになっています。あとは、サビでクラップしてもらえたらライブならではの一体感が出るかなと思います。

−−盛り上がりそうですね。

愛来 でも、最近は決まりごとがないライブもいいなって思っていて。先日開催されたFour Hearts Release Party in CRAWLでも感じたのですが、いつもと違う場所で歓声が沸いたり、決まりごとではなく、自分が言いたいタイミングで声を上げたり、クラップしたり。観ていただく方が自由に楽しんでくれたらいいよねっていう話をメンバーとしていました。人それぞれの楽しみ方ってあると思うので、とにかく自由に楽しんでほしいです。

−−ありがとうございます。続いて「WILD」はいかがでしょうか。

愛来 「怒」がコンセプトの曲です。凄く勢いがあるかっこいい曲は久しぶりです。最近はちょっと静かめだったりかわいい曲が多かったので、アップテンポの楽曲にテンションが上がりました。

−−振り付けはいかがでしょうか?

愛来 めちゃくちゃ振り付けも歌も難しくて、一番苦戦した曲です。大人っぽさやセクシーさを表現する振り付けが入っていたり、少し上から目線の歌詞が入っていたり、今回のEPの中で一番表現が難しかったです。「Fly Out」や「DROP DROP」とか、かっこいい楽曲はありましたが、「WILD」はまた違ったジャンルのかっこよさで。「DROP DROP」のときは背伸びしていたところもありましたが、今は表現が楽曲に追いついてきたかなって思ってます。

−−見どころを挙げるなら?

愛来 ゆづ(市川優月)のラップパートがめちゃくちゃ好きで。ライブの時にゆづが前に出た瞬間に会場が盛り上がって。ゆづのラップを聴きながら、気合いが入りました(笑)。

−−続いて先行配信されていた「Sweetie, Lovely, Yummy」についてはいかがでしょうか。

愛来 「哀」の楽曲になるのですが、最初は意外な印象でした。でも、「哀」に当てはめて聴いてみると切なくも聴こえてきて、「言葉」ってやっぱりすごいんだなと改めて思いました。

−−パフォーマンスでは「哀」をどのように表現されていますか?

愛来 向き合う気持ちも変わったんですけど、一番は表情です。すごく細かい部分なのでなかなか分からないと思うんですけど、「哀」になるまでは、笑顔だったり、表情はあまり変えないことを意識していましたが、今は目の動きだったり、目を閉じて歌ってみるとか、細かい表情を意識しています。

−−「Sweetie, Lovely, Yummy」はYouTubeにMVも上がっていますね。

愛来 MVは青春を感じる作品になっていて、甘酸っぱさだったり爽やかさだったり、キュンポイントがたくさん詰まっていて「青春」を体験できるMVなのでぜひ見てほしいです。

−−最後に「Love love love」について教えてください。

愛来 「喜怒哀楽」の「楽」にあたる楽曲で、ハートを作ったり楽しい雰囲気の振り付けが入っています。メンバー同士で向き合って踊るパートもあって、メンバーのかわいさや無邪気さを感じられる曲だと思います。ステージでメンバーと目を合わせるのはすごく緊張します(笑)。

−−楽曲自体はどのようなテーマですか?

愛来 包み込む愛を感じる楽曲です。何気ない日常だったり、言葉だったり、人との関わりから感じる愛そのものを感じられます。「Love」や「愛」が入っている歌詞も多いですが、この曲の愛は「大人の愛」ですね。

−−ありがとうございます。衣装やアートワークはいかがですか?

愛来 歌詞カードは、ノートっぽいデザインで、歌詞は手書き風になってます。「Sweetie, Lovely, Yummy」や「Don’t stop the music」のMVにもつながっています。ジャケットは「喜怒哀楽」をアイコンで表現していて、衣装はジャケットと同じピンク色で、いつもとは違って可愛い雰囲気になっています。