対バンイベントを企画するなら、新たな化学反応が起きるようなワクワクするイベントにしたい
――事前アンケートでは、好きなアーティストが見つかったらプレイリストに追加していると伺いました。今回の企画のためにプレイリストを振り返ったりはしましたか?
キャ・ノン 改めてプレイリストを見直して、聴いてみました。意識してみると、自分がどんな音楽が好きで、何をよく聴いているのかがわかってきました。プレイリストを整理するのが好きで、追加もしますが「今の気分とは違うな」と思った曲は外します。結果的に少しずつリスト内の曲数は増えてはいるけど、最近は新しい曲に冒険する機会が減ってしまっていて、今の課題かなと思ってます。
――ELLEGARDENさん、銀杏BOYZさん以外でもプレイリストに残り続けているアーティストはいますか?
キャ・ノン YUKIさんやCharaさん、椎名林檎さんはずっと好きで聴き続けています。昔から聴いているアーティストはずっと好きですが、新しい音楽も意識して増やしていきたいですね。
――プレイリストに入る楽曲の共通項はなんでしょうか?ラジオのコーナー「ノンセレ」でセレクトする楽曲は、”エモい”曲が多いとも伺いました。
キャ・ノン そうですね(笑)。狙ってエモい曲を聴いているわけではなくて、自然と聴いています。プレイリストを見直したときに、エモい曲ばかりだなって思いました。アーティストのバックグラウンドをたどるのではなく、楽曲を聴いて「この曲が好き!」と直感して、ハマることも多いです。
――新しい曲に挑戦する機会が減っているとは言われていましたが、初めての音楽にはどのように出合いますか?
キャ・ノン 音楽配信サービスのおすすめ機能はあまり使っていなくて、「最近、イチオシのアーティストはいる?」と友だちに聞いて、出合うことが多いです。お客さんとしてライブハウスへ行くのも好きなので、お目当てのアーティストと共演していたアーティストもチェックしたり。あとは、GANG PARADE、KiSS KiSSで共演させていただいたアーティストの方々との出会いも大きいです。
――ライブハウスでの新たな出会いもあるんですね。
キャ・ノン ライブに行くと音楽だけではわからない熱量やグルーヴ感を感じられるのが楽しいです。演者としても立ちたい会場がいくつもあって、お客さん側の視点で見るために、ライブハウスへ足を運ぶこともあります。「この会場、意外とステージが遠く感じるな」とか「客席からこう見えるんだ」とか、発見もあって面白いです。
――最近もライブハウスに足は運べているのでしょうか?
キャ・ノン ありがたいことなのですが、GANG PARADE、KiSS KiSSとしてたくさん活動させていただくこと多くて、最近はライブハウスに行く時間を作るのが難しくて。でも観に行きたいライブも、出演してみたいフェスはたくさんあります。
――ここでライブしてみたい、あるいは観てみたいなど、憧れの会場などもありますか?
キャ・ノン 大きな会場も憧れますけど、ライブハウス特有の距離感が好きです。もし対バンイベントを企画するならアイドル同士の対バンはもちろんですが、ジャンルを超えた対バンも楽しそうだし、ライブハウス特有の距離感の中で、新たな化学反応が起きるようなワクワクするイベントにしたいです。
――いつか「ノンセレ」やプレイリストから対バンイベントが生まれることを楽しみにしています。
キャ・ノン 自分が好きなアーティストや音楽のイベントを想像するだけで楽しみで仕方ないです!
過去の連載記事はこちら
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PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER:SHUHEI KANEKO