メンバーが思う新曲「TOUTOI」の尊い推しポイント

――ここからは3rdシングル『T』について聞いていきます。まずは、今回のシングルのコンセプトを教えてください。

結城 今回のシングルは「東京の儚さ」がコンセプトになっています。夢を持って上京してきた女性像を描いた3曲を収録していて、それぞれがukkaの新たな一面というか、今まで見せたことのない側面を引き出した楽曲になっています。

――まずは、先行配信されていた「TOUTOI」について深掘りさせてください。高校1年生の若菜さんが最初に曲を聴いた時の印象はいかがでしたか?やはり、大人っぽい曲だなと感じましたか?

若菜 そうですね。私はいつも曲の雰囲気に合った女性の写真や風景をギリギリまで見て、イメージを膨らませてからレコーディングに臨むんですけど、今回は特に大人っぽい曲だなと感じたので、SNSを中心に活動している大人の女性や東京の都会の街並みとかを下調べしてイメージしてからレコーディングしました。

――そんな若菜さんの推しポイントはどこでしょうか?

若菜 私が歌わせてもらったパートで、<でもだって BeReal な自分をlove yourself で生きてる方が素敵だもん>という歌詞があるんですけど、それまで否定的だったところから、自分自身を認めてあげられる歌詞に変わっているので、とても気に入っています。私が思いっきり叫べる歌詞の歌割りはあまりなかったので、このパートをいただけてとても嬉しかったです。

――「TOUTOI」の推しポイントは全員に聞きたいので、お1人ずつよろしくお願いします。

茜 私が歌っているサビのパートが推しポイントです。今回はビブラートを使っていて、とても難しかったんですけど、レコーディングの時に褒めていただいて任せてもらえてとても嬉しかったので、毎回自信を持って歌うように心がけています。

村星 サビの歌詞<鏡に映っている 自分と手を重ねて聞いてみて どんな私でも ねえ 尊い?>の最後が、<尊い>と言い切るのではなく、<尊い?>と自分に問いかけているところが大好きです。都会で競争したり、人と比べられたりして、自分を見失ってしまうこともあると思うんですけど、一歩ずつゆっくりでもいいんだと思えるような、自分自身に自信が持てるような歌詞なので、そこがポイントだなと思っています。

結城 私は、1番の自分のパート<角度が変わると 色が変わる蝶のように>のところが推しポイントで、レコーディングにもこだわって臨みました。普通に歌うとのっぺりしちゃうなと思ったので、この曲の魅力を引き出せるように発声の仕方や歌詞の刻み方、切り方を意識して歌っています。

葵 私は<尊い?>というパートを頭と1サビで歌わせてもらっていて、それぞれ歌い方を変えています。曲を通して心情の変化が表れているところなので、是非聴き比べてみてほしいです。

芹澤 私は自分が歌っている<違う違う そうやって周りは私を批判してコメントするけど>という部分が大好きです。アイドルや芸能活動をしている人が自分からSNSなどの批判コメントに触れることはあまりないと思うので、私達がこの歌詞を歌うんだと思ってとてもびっくりしました。でも、今回は「東京の儚さ」がテーマなので、こういう歌詞を歌うことが東京のリアルというか、人間のリアルさだなとも感じたので、これがまたukkaの新たな魅力にも繋がって、色々な人に刺さるんじゃないかなと思っています。

宮沢 1番のサビが<尊い私の可愛いを信じたい>なのに対して、2番のサビでは<尊い私の可愛いを信じて>と歌っているんですけど、自分の意思が固まって突き進むと決めた心情の変化が表れていて、とても好きな私のお気に入りポイントです。

――冒頭の衣装のお話に続いて、曲についてもそれぞれのこだわりの推しポイントが聞けて良かったです。現在MUSIC VIDEOも公開中ですが、ダンスや振り付けのポイントや見所はいかがでしょうか?

茜 今回、初めての先生に振り付けをしていただいたんですけど、女性らしくて、でも芯のあるようなダンスなので、指先から足先までしっかり止める場所とかにもこだわって踊っているところがポイントです。

若菜 最初、雨の音から始まって、最後はガラスが割れる音で終わるんですけど、モヤモヤしていた自分が最後は自分は自分のままでいいんだと思えるようなストーリーがダンスでも表現されているので、そこに注目してほしいです。

村星 間奏のダンスブレイクがあって、そこでは上手と下手でメンバーが3人と4人に分かれて踊っているんですけど、4人がフロアダンスを踊っていて大人な感じになっています。そんなダンスの対比も見てほしいポイントです。

芹澤 今、りじゅちゃんが言ったダンスブレイクのところで、私はフロアダンスの方を担当しています。これまでのukkaではやったことがなかったので、自分にできるのかとても不安だったんですけど、リリイベを重ねることでコツを掴んでいって自分なりに成長できているなと思っていますし、これからもまだまだ成長できるポイントなのかなと思っています。