デビューして13年経った今でも「初心」を忘れない謙虚なアマチュアスタイル
――インタビューでは「一般人なので」「素人なので」と謙虚な姿勢が多いのですが、気が付けばデビューして13年経っています。
とみたけ 歴だけは(笑)。年数に見合っているか自信はないですが、このスタンス全然変わりませんね(笑)。
あおい 楽しみながらやっているところが強くて。やるぞ!って気持ちはありますが、プロではないよね、みたいな。
――13年経っていますが、基本、皆さんは年齢非公開ですよね。
とみたけ 着実に1年ずつ年月が経つわけで、時間の経過がしっかり体とかにも出てきています(笑)。
プリンス ファンの方も分かった上で非公開の設定を崩さないように接してくれています。
とみたけ どっちかというと、ファンの方のほうがしっかりしてくれている気がします。
あおい コンテンツとして楽しんでくれているというか、クレヨンしんちゃんとかそういう系の、年齢が変わらないものみたいな。
――コンテンツというワードが出てきましたが、テーマは毎年、決められているんですか。
プリンス そうですね。2024年に体制が変わって、変化に対する不安がありました。だからこそ2024年はMeseMoa.のことが好きだな、やっぱりいいなと感じてもらえるような年にしたいと思って活動していました。ツアーの中で今のMeseMoa.は本当にいいよってたくさんの人が言ってくれて、自分たちの気持ちが伝わったのかなと。2025年は、もっと外に出て行こう、いろんな人に知ってもらう1年にしようと決めていたところ、タイアップのお話をいただきました。
――体制が変わっても皆さんの関係性とかラフな雰囲気は変わらない感じがしますね。
とみたけ 変わったことといえば、階段を上るのが辛いぐらい(笑)。ダメだと思ったら、みんなに手引っ張ってもらって(笑)。
プリンス コンサートのセットにも階段があるんですけど、やっぱり前よりも時間がかかる(笑)。
――新体制になって1年ぐらいが経ちましたがどうでしょうか。
プリンス 自分たちの役割とか見え方とか、すごく模索した1年間を経て、5人体制での1つの答えが、ちょっと見えてきたような気がして。諦めずに前向きに取り組んできてよかったって思えた大切な1年間でした。
――ミーティングの回数とか増えましたか。
プリンス めちゃめちゃ増えました。より一層、深くみんなで考えるようになりました。
とみたけ 引くぐらい話したよね(笑)。
――メンバー数が減ったことでの苦労もありましたか。
とみたけ メンバーが減ったことでの埋まらないものがどうしてもあって。当たり前にあったものがなくなったわけなので、自分たちでも物足りなく感じるし、穴埋めをしようとか頑張ってきました。でも、5人体制になって、話のまとまり方がスムーズになったり、一人一人の発言の弱さが無くなったり、話しやすい環境にもなって、自分的にはすごいいい進み方をしてるのかなと思います。
ノックソ 元々仲がいいっていうのもあるので、その辺で苦労したことはなかったと思います。楽しくできているなっていうのはあるので。
――長くステージを楽しむ秘訣みたいなものはありますか?
ノックソ メンバーもいて、会社の人たちがいて、その環境がいいというか。そこで嫌だなって思うことがあったら、続けられないと思うんですね。僕たちが続けられているのは、ちゃんと見てくれる会社と、メンバーやファンの存在があるからだと思います。 だから、何かが1個ポンって抜けちゃうと、多分続けられなかったと思います。
とみたけ 自分たちが作ったものに対して、元気をもらったとか、楽しかったとか、エンタメの一環でちゃんと楽しんでくれていると嬉しくなるし、その喜びが一番強いのかもしれないです。全員が歌って踊りたいと思っていて、それを見て楽しかったですって言ってもらえる、それに尽きます。
野崎 自分たちの歌とか掛け声に対して、レスポンスを返してくれるっていうか、ファンの方がライブを通じて直に返してくれると、すごく嬉しいし、楽しい気持ちになるし、ありがたいなと思います。熱量がすごく感じられるのが大きいかなと思います。
プリンス 新しい体制になってから、より一層、やりたいことをやらせてもらえている環境があって。やりたいことを伝えたら、それを手伝ってくれる皆さんがいて、それを楽しいと思ってくれる人たちがいて。やりたい活動をずっと続けていられます。