全国ツアーのMeseMoa.は、夜は事件を解決する怪盗団! 見どころは?

――「FACSTORY(ファクストリー)」のリリースイベントを全国各地で行われていますが、ファンの方の反応や皆さんの手ごたえはいかがでしょうか?

あおい 笑顔が多いです。楽しんでもらえてすごく嬉しいです。

プリンス 今までは1日1部制だったんですが、ありがたいことに土日のショッピングモールでやらせていただく機会が多いので、足を止めてもらえる機会が増えたらなと思って、1日2部制でリリイベを行っています。少しでもチャンスが広がるかなと思います。

――普段のホールやライブハウスでやられている感じとは違いますよね。

とみたけ 独特な緊張感があります。単独ライブは、自分たちを好きで見に来てくださる方がほとんどじゃないですか。ショッピングモールだといろんな方々がいて、中学生ぐらいの男の子たちがわっと集まってきたり、ファミリー層だったり。ファンの皆さんにも子ども一緒に来てくれる方もいて、子どもたちもペンライトを振ってくれています。

野崎 13年やっていると、ずっと来てくれたファンの方が結婚して子どもができることもすごく多くて、親子2世代で応援してくれているのを見ると、すごく嬉しいです。

とみたけ 最近は男性の方もすごく増えていて。単独ライブでも男の人が結構来てくれていて。

野崎 ファンの方のお母さんがハマったり、旦那さんがハマったりとか、そういうことがすごく多いですね。

あおい 不思議と熱量も全く衰えてなくて。声量とか下がってきそうじゃないですか。でも、ファンの方のコールもずっと増え続けていて。パワフルな声援をもらえるので、こっちも嬉しくてずっとやり続けちゃいますね。

――FACSTORY(ファクストリー)のMVでは宝探しがモチーフでしたが、皆さんにとっての宝物を教えてください。

プリンス 今の日常です。自分は辞める道もあったんですけど、やめなくてよかったと思える日々が続いています。宝物は今の日常ですね。

――続けることへの葛藤があったんですか?

プリンス やめるかどうか悩んでいたときに、何が正解かわからなくなって。でも、とりあえず一旦やってみよう、やってみて考えようと思って、続けることを決めました。もしやめていたら、今のこのインタビューもなかったし、アニメのタイアップもなかったし、つんく♂さんの曲も歌えなかったですし、続けることを選んで良かったなって今思えています。

ノックソ 僕は、旅先で撮った風景とかご飯の写真を地図を見ながら振り返る時です。お仕事でドイツやタイに行かせてもらったり、いろんなところでの写真が増えていくことで、パスポートのスタンプが埋まるみたいな感覚で、にやにやしながら見ています。

野崎 宝物は健康な体です。ずっと健康で、休みが必要なほどの体調の崩し方をしないというか。同級生とか見ていると、どんどん衰えてきてるんですが、今でもこんなに歌って踊れる自分の体がすごいのかもって思っていて。母親が丈夫な人なので、受け継いでいるのかなって思うと、与えられた体がすごい宝物だなと。大事にしなきゃなって思います。

とみたけ 野崎さんに比べてすごく不健康で、ほぼ毎月、病気になるんですけど(笑)。今、手放せない宝物は、フェブキソスタッドっていう薬です。尿酸値を下げてくれるので、これがないと普通の食事もできないし、お酒も飲めない。みんなと笑顔で会話することもできない大切なものです。

あおい 最近若さって素晴らしいんだなと思うことがあって。おばあちゃんと話した時に、「あんたね、私の人生なんて瞬きのごとくだったわよ」って言われて、確かにそうだと思って。10代で活動を始めましたが、13年経つとそろそろ健康に気をつける必要があるかもしれないと思うようになりました。今までは奔放に生きてきましたが、今からしっかり取り組んでいったら、野崎さんのように強靭な肉体を手に入れられるんじゃないかと。まだ間に合う若さっていうのが、僕の宝物です。

――全国ツアーの真っ最中ですが、見どころを教えてください。

野崎 今までやってきたものとは違う、チャレンジが多いツアーかなとは思います。

とみたけ アイドルの僕たちが、実は怪盗団として世界各地を飛び回っていて、いろんな事件を解決していたっていう設定です。いろんな事件があるなかで、目まぐるしくセットリストが進んでいきます。ずっと釘付けになると思いますし、下手すると振り落とされるんじゃないかというスピード感で進んでいきます。その中でちょっと大人な、今の自分たちにしか出せないような魅力のあるパフォーマンスの部分も入れています。

あおい 今までやってきたことが礎になっているツアーだなって思っていて。新しいことにも挑戦するけど、昔からやってきたこともやる、みたいな。それがミックスされたツアーですね。

とみたけ 新しいことしているけど、自分たちらしさみたいのが残り続けてるというか。笑いあり、涙ありみたいな。バラエティセットみたいな内容です。

あおい 「FACSTORY」はすごく明るい曲だけどいろんな楽曲が詰め込まれているので、絶対1つは好きな曲が見つかるようなツアーになっています。

野崎 今回のツアーはホール公演とライブハウスの両方あって、演出の違いを楽しめるのも1つの見どころかなと思います。

Information

『FACSTORY』
2025年6月24日リリース
価格:¥1,200- (税込)
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
発売元:株式会社ロックフィールド

MeseMoa.

日本の5人組ボーイズアイドルグループ。カバーダンス動画の投稿をきっかけに結成され、自称アイドルとして活動している。2017年2月3日、むすめん。からMeseMoa.(めせもあ。)へ改名。表題曲「FACSTORY」は、4月6日よりTOKYO MX、読売テレビ、BS日テレほかで放送されるテレビアニメ「勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~」のオープニングテーマ。かねてよりMeseMoa.に楽曲提供をしている阿久津健太郎が作詞作曲を担当した。

INTERVIEWER:DAISUKE MATSUBARA