グラビアの反響の大きさに驚いた

——キャリアについてお伺いします。この世界を目指したきっかけを教えてください

高崎 小学生のときに『きらりん☆レボリューション』というアニメを観て、芸能界というキラキラした世界に憧れました。小学6年生のときに事務所のオーディションがあって、それに合格して、中学校1年生のときに、この世界に入りました。

——『きらりん☆レボリューション』の主人公はアイドルですが、最初から俳優志望だったんですか?

高崎 なぜかアイドルを目指そうとは思わなくて、モデルをやりたいという気持ちが大きかったです。ただ最初はエキストラに近いお仕事から始めて、そのうち主人公のクラスメイトの役などドラマのレギュラーが決まって。高校生になったタイミングでモデルさんのお仕事も始めました。本格的にお芝居をやりたいと思い始めたのは、もうちょっと大人になってからで、高校3年生ぐらいです。

──お芝居をやりたいと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

高崎 最初に入った事務所の先輩が舞台に立っている姿を見て、すごく心を動かされたんですよね。それで「私もやってみたい!」と思ったのがきっかけです。ただ本格的に取り組み始めたのは3年ぐらい前からで、積極的にレッスンやワークショップを受けるようになりました。

——芸能界で生きていこうと覚悟を決めたのはいつ頃でしたか?

高崎 入ったときからです。他に憧れる職業もなかったので、就職しようと考えたこともなかったですし、何よりこの世界のお仕事が大好きですから。

──高校を卒業して仕事一本でやっていくときに不安はありませんでしたか?

高崎 ありました。お仕事があるときとないときの波もありますし、生活も安定しないかもしれない。でも好きなことをお仕事にしたいという気持ちが強かったので、諦めようと考えたことは一度もなかったです。

――2018年からグラビア活動も始めます。

高崎 今の事務所に入ったのが2017年で、その翌年にマネージャーさんに勧められてグラビアのオーディションに参加してグランプリをいただきました。そこからグラビアのお仕事が増えて、今もグラビア活動がメインで雑誌に掲載していただいたり、写真集を出したりしています。

──グラビアのお仕事に抵抗はなかったですか。

高崎 正直、最初はコンビニに並んでいるちょっとアダルトな雑誌に載るお仕事というイメージがありました。でも実際にやってみたら、意外とそんなことはないなと思ったんです。みんなで一つの作品を作って、世の中に出して、お客さんが喜んでいるところを見てというのは、モデルのお仕事やお芝居とも共通していて、すぐに「グラビアって楽しい!やりがいがある」と感じるようになりました。

──瞬く間にグラビアで引っ張りだことなりますが、ここまでの反響の大きさは予想していましたか?

高崎 全く予想していませんでしたし、「なんでこんなに見てくれているんだろう」という戸惑いもありました。グラビアを始めて間もない頃、大きな撮影会に参加したときも、私を目当てに何十人も来てくださって、「なんで私のことを知っているんだろう」と驚きました。「SNSで知りました」という声も多かったのですが、グラビアのお仕事はこんなにたくさんの人が見ているんだと実感しました。

──SNSの活用も意識されていますか?

高崎 はい。今はSNSの数字も、ドラマなどのキャスティングの際に見られることが多いらしいのですが、グラビアをやっているとSNSも伸びやすくて、実際にそこからお仕事が広がることもあります。なので日頃から写真を撮り溜めて、投稿頻度を下げないようにしています。