会社員とアーティストの兼業で「仕事も音楽もどっちも大事に」
――キャリアも深堀りできればと思います。それぞれ、音楽をはじめたきっかけは?
こーしくん 中学時代の文化祭でしたね。「一発芸コーナー」で、同級生のヤンキーが持ってきたアコースティックギターを弾いたんです。コードを4つ覚えて、当時すでにオリジナル曲を披露していました。あとで、100枚ほどのCDに焼いて売ったら完売したんです。曲は…「おち○ちんの歌」でした(笑)。
アキラ あー、中学生ならそれは売れるかも(笑)。私は親の影響で、小学校時代からYouTubeで80年代の音楽の映像をよく観ていたんです。中学生になってからは、THE STREET SLIDERSさんが好きになって、高校時代にメンバーの蘭丸さんへの憧れからギターをはじめました。高校から大学にかけては、コピーバンドもやっていました。
――2020年に、メンバー全員が本業と“兼業”の少年キッズボウイを結成した経緯は?
こーしくん 僕が、ジムに通うノリで「バンドでもやるか」とひらめいたのがきっかけでした。メンバーで最初に声をかけたのは、昔のバンド仲間だったドラムのGBくんで、彼の紹介でギターの山岸くんが入って…と、連鎖していったんです。メンバー選びは、楽器のスキルよりも、実際にしゃべってみての面白さを重視していましたね。
アキラ 私は大学時代に山岸と同じ軽音楽部に所属していて、少年キッズボウイのヴォーカルがいないので「ちょっと歌ってくれない?」と声をかけられたんです。当初はサポートとして、2ステージほどだけの予定でしたけど、大学4年生で暇だったし「入れてもらえないかな」と思っていたら、そのままメンバーにしてもらえました。
こーしくん 結成した当初はすぐ終わると思っていたので、ここまでよく続いたとも思うんです。今では実質バンドリーダーとしての立場を担う山岸くんが「もっと続けたい」と言ってくれたのがターニングポイントになったし、彼に感謝しています。
アキラ 山岸くんのバンド愛はすごくて、常にそばで「感慨深い」と言ってます(笑)。
――バンド活動の一方では、本業も持っていて。お2人の本業は何ですか?
こーしくん コンサルティングファームで働いています。会社で「リーダーが抜けたら終わる組織はダメだ」と学んだのは役立っていて、山岸くんをリーダーに据えるため「君がリーダー」と言い続けていたら本人もやる気になってくれたし、貫禄が出てきました。
アキラ 私は映画館の社員として、接客やスタッフのシフト作成、配給会社とのやりとり、物販の管理などをやっています。職場のシフトを組んでいるので「この日は深夜のラジオ番組出演があるから、遅番に…」とか、スケジュールを自分で調整していますね(笑)。
――この先、本業がバンドになる可能性も?
こーしくん いや、それはないかな。仕事も音楽もどっちも大事にしていきたいし、永遠に両立していきたいです。
アキラ 会社には副業申請は出していますけど…(笑)。どちらも、私にとっては本業です。
――本業との両立も大変かと思いますが、少年キッズボウイとしての目標などはありますか?
アキラ 音楽活動ではレコーディングだったり、MVだったり、みんなと一緒に「きれいなものを作れた」と思える瞬間が、一番うれしいですね。ステージを重ねてきたぶん、楽しみも増えました。近い将来、ドラマや映画、アニメのタイアップ作品を歌って、作品と共に曲を届けられるなら最高です。
こーしくん アニメの主題歌は、僕も憧れますね。見ている人が「この作品といえばこの曲」と思い出してくれる曲を作れるなら、うれしいです。
Information
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https://eplus.jp/sf/detail/4305950001-P0030001
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INTERVIEWER:SYUHEI KANEKO