コンテンポラリーダンスのように“定評ある”ダンスの経験も活かして
――前作の1st写真集『好きなことだけをしていたい』(光文社)は、乃木坂46を卒業する直前の出版でした。2nd写真集には、当時と異なる思いもあったのでしょうか?
中田 1st写真集は“最初で最後の写真集”だと思っていたんです。当時は、乃木坂46を卒業後に芸能活動を引退する選択肢もあったし、衣装選びにしても、心境は違いました。でも、2nd写真集では、今の30歳の自分を示す作品を残すために「何かできないかな」という思いが出発点だったので、カメラマンの笠井爾示さんをはじめ、スタッフさんのお力を借りられてありがたかったです。
――ロケ地の韓国も、中田さんの希望だったんですか?
中田 はい、自分でリクエストしました。日本国内の案と海外の案があって、海外なら「韓国に行ってみたい」と思いました。済州島やソウル市内の路地での撮影もあって、韓国でも色んなロケーションがあるのは新たな発見でした。
――現地の撮影では、グループ時代にも定評のあったダンスでの表現力も活かせたそうですね。
中田 コンテンポラリーダンスに近いような、乃木坂46で経験したダンスの表現とは違う感覚でした。自然に動きながらの撮影では、ダンス経験を活かせたと思います。足を壁にかけたり、普段は見せないポージングだったり、様々なカットに挑戦しました。
――数あるカットの中でも、特にお気に入りのカットは?
中田 カバーを外したら見られる、グリーンの下着のカットで夜のプールで撮影した幻想的なカットです。また、シルバーの服を着たカットも気に入っています。じつは、その撮影だけはカラーコンタクトを使用していて、アイメイクは目尻に青みがかった強めのラインも引いて、全体的に“遊び”を出しました。衣装が私服に近くて、私の趣味を反映しています。
――活躍の場も様々ですが、2nd写真集を経たグラビアでの活動もますます期待しています。
中田 ありがとうございます。ボディメイクも好きだし、とにかくグラビアの撮影が楽しいんです。2nd写真集のように、普段は行けない場所で撮影をして、合間ではスタッフさんとご飯を食べながら和気あいあいとできるのも楽しくて。撮影中は女優さんのように演じている気分になれるし、やりがいもあります。
Information
中田花奈 2nd写真集『掻き立てる』
好評発売中!
撮影:笠井爾示
発売元:講談社
INTERVIEWER:DAISUKE MATSUBARA