メジャー1stアルバム『SUPER X』のスタイリングはあえて意見を出さず作り直してもらった

――髪色も夏に合いそうというか、雰囲気が大きく変わりましたよね。

古川 メジャーでの1stアルバム『SUPER X』が6月11日に発売になるのですが、そのビジュアル用に合わせて変えました。“ダークヒーロー”がコンセプトで、今回は「どんなスタッフとやるか」を決める流れで、自分もビジュアル面には関わりました。全体のクリエイティブディレクションを担当していただいたのがYUANNさんという方なのですが、彼にぜひお願いしたくて。

――シングル『Dreamland』での大人っぽい服装からの振れ幅はすごいですね。

古川 そうですね。YUANNさんに全部お任せしたんですが、担当してくれたスタイリストのジンキ君が僕とほぼ同世代でした。フィッティングとかアイテムを集める前に一緒にご飯に行って「彼はこういうのが合う・合わない」、「こんなテイストが好き」とか、SUPER★DRAGONの情報を共有しました。

――どのような狙いがあったのでしょうか。

古川 僕が何かを決めるということではなく、メンバーがどれだけ気持ちよくできるか、ベストな衣装を着れるかを軸に、サポートをしたというか。ジンキ君は新進気鋭で、次世代というか令和のスタイリストです。しっかりしているし、礼儀も正しい。だけど、すごくアバンギャルドな感性を持っている。だからこそ、今の最先端のビジュアルになったなと思っています。

――注目のスタイリストなんですね。

古川 僕の周りにはカルチャーが好きな友達が多いのですが、そういう人たちからの評判も良くて。そこで言われた感想で一番しっくりきたのが「2040年の週刊少年ジャンプ」。とても共感できて。

――どういった部分が「2040年の週刊少年ジャンプ」なのでしょうか?

古川 マーベル・コミックのジョーカーとかスーサイドスクワッドといった、“ダークヒーローのフィルターを通した日本のヒーロー”というのがイメージで、日本のコミック感というのも細かく見たらあるんです。それが伝わったので嬉しかったですね。

――具体的なコーディネートやビジュアルについて、要望は出したんですか?

古川 特には出していません。「こういう方向性で行きたい」というのをYUANNさんが色々考えて解釈してくれて。むしろ僕は完全にお任せしたかったんです。自分たちから出ないアイデアで、グローバルな視点もあって、プロデューサー的な観点もある方に、作り直してもらうイメージでいました。

――新しいビジュアルにチャレンジするためにもあえて要望をださなかった、と。

古川 そうですね。僕が色々意見をするのも違うなと思うし、そもそもYUANNさんと一緒に仕事できるだけで自分的にはミッションが終了したというか、そこからいかに新しい布陣でベストパフォーマンスが出せるように、必要な情報を無駄のないように伝えることを意識していました。