「曲で戦える」アルバムを持って、たくさんの人にギャンパレと遊び場を知ってもらいたい

−−続いて「Gang Gang Disco」について教えてください。

キャ・ノン the telephonesさんに作っていただきました。電話ポーズがいっぱい入っていて、もうthe telephonesさんの曲なんじゃないかって思うくらい(笑)。遊び場とディスコが組み合わさった歌詞で、メッセージ性もあります。「踊るだけがルールのDISCO!!!」という言葉がとても好きです。

−−ライブでも盛り上がりそうですね。

キャ・ノン 一瞬で会場をディスコにできるダンスチューンで、イントロから一気にテンションが上がります。the telephonesさんカラーが強いけど、ギャンパレが歌ったらギャンバルの曲にもなるし、聞いていて楽しくなる1曲です。「電話ポーズ」も楽しいですし、サビも一緒にできる振り付けで、ミラーボールを作ったりとディスコを表現しています。

−−まさに”遊び場”にぴったりな楽曲。

キャ・ノン 「イントロぶち上げソング」があるといいなと思っていて、まさにこの曲はイントロが始まった瞬間から「楽しい」みたいな気持ちになれて最高です。思いっきり「ディスコ」と叫べるところがあるので、これからみんなで自分たちなりのディスコを作り上げていきたいです。

−−「アンビバレント」について教えてください。

キャ・ノン RED in BLUEさんに提供・演奏いただいている楽曲です。ここ数年は比較的「パレード」要素強めの曲が多かったのですが、「ギャング」要素強めのバンドサウンドの楽曲です。歌詞はタイトル通り、自分の中の「アンビバレントさ」が描かれていて、自分と自分の戦いだったり迷いだったりが表現されています。

−−見どころはいかがでしょうか?

キャ・ノン しっかりと踊りながらも、戦隊ヒーローを連想するポーズが入っていたり、ちょっとした”いなたさ”も混ざっていて、見ていて飽きない面白い振り付けです。間奏の振り付けは全員で同じ動きをしていて、それがかっこいいので注目して見てもらいたいです。

−−レコーディングなど制作時のエピソードはありますか?

キャ・ノン 自分のパートの「本当だよな?それが本当でいいんだな?」のところは早口でリズム取るのが難しくて苦戦しました。レコーディングまでに、すごく練習してコツをつかむことができて、歌割りがもらえて嬉しかったです。

−−続いてMajor 7th Single「グッドラック・マイフューチャー」です。

キャ・ノン 2024年11月に開催されたLINE CUBE SHIBUYAで初めて披露した曲です。11人体制になって1曲目の楽曲で、グループの決意を自分たちに言い聞かせながら歌っています。

−−シンガーソングライターの草野華余子さんの提供楽曲ですね。

キャ・ノン 楽曲制作に入る前にメンバーにアンケートを取ってくださって。細かい感情までたくさん聞いていただき、それを元に草野さんが歌詞を書いてくださいました。「過去を大切にしながら未来へ進んでいく、ここからもギャンパレは止まらずに歩き続ける」という決意を伝えられる歌詞になっています。

−−ライブパフォーマンスでの注目ポイントは?

キャ・ノン 辞めていくメンバーとの別れを表現して手を振る振り付けがあったり、決意を見せるために胸に手を当てたりと、わかりやすくも思いが込められた振り付けがたくさん散りばめられています。イントロと間奏部分で一緒にクラップして欲しいところがあるので、一緒に踊ってくれたら嬉しいです。

−−続いてキャ・ノンさんが作詞された「Träumerei (11SOUL ver.)」です。

キャ・ノン 再始動後の1発目のアルバムの収録曲ですが、今回の「GANG RISE」にも入れてもらえてとても嬉しいです。ギャンパレの楽曲の中でSpotifyの2025年度の再生ランキングで1位だったので、ドラマの主題歌にもなったことで多くの方に聴いていただけてありがたいです。

−−どのようなテーマで歌詞されたのでしょうか?

キャ・ノン どんな人にも寄り添えるような、ダメな自分さえも否定しないでいられるように、そんな気持ちを込めて歌詞を書きました。暗い気持ちが少しだけ晴れていくような感覚を書きたかったです。

−−コンテンポラリーを彷彿とさせる振り付けも印象的です。

キャ・ノン 振り付けの制作にも参加させてもらいました。サビと間奏はみんなで踊ったり、フォーメーションも複雑に作っているので、楽しんでもらえると嬉しいです。あとメンバーがいい顔をしているので、表情にも注目してください(笑)。

−−最後の楽曲です。「ヘイ!ホー!最高じゃん!」はいかがでしょうか。

キャ・ノン 「ROCKを止めるな!!」に続き、THE イナズマ戦隊さんに作詞作曲いただきました。「ROCKを止めるな!!」ではメンバーに対して歌うところが多い歌詞だったのですが、「ヘイ!ホー!最高じゃん!」では「遊び場(ギャンパレのライブ会場)」と「遊び人」が描かれています。「この遊び場がめちゃくちゃいいよね!」と、肯定して寄り添ってくれているような、大きな愛を感じる1曲になっています。

−−振り付けはいかがでしょうか?

キャ・ノン ギャンパレポーズがたくさん出てきたり、メンバーと目を合わせるところも多くて、踊っていてニコニコしちゃいます。手をくるくる回す振り付けがあるので、遊び人もメンバーの真似をして、一緒に踊ってくれると嬉しいです。

−−制作時のエピソードはありますか?

キャ・ノン イントロの指パッチンの部分ですが、みんなで一緒にレコーディングしました。練習した甲斐あって、指パッチン選抜に選ばれた時は嬉しかったです(笑)。

−−ありがとうございました。最後に、GANG PARADEは10周年目を迎えますが、今後の目標を教えてください。

キャ・ノン 今回のアルバムは曲そのものがいい曲ばかりで、すごく強い武器をもらえたと思っています。ここからは自分たちが、いかにそれを上手く表現していけるかだと思います。「曲で戦える」アルバムを持って、いろんなフェスやライブに参加して、たくさんの人にギャンパレと遊び場を知ってもらいたいと思います。

過去の連載記事はこちら
https://strmweb.jp/tag/ca_non_regular/

Information

<RELEASE>
GANG PARADE
Major 3rd Album「GANG RISE」
好評発売中!

収録曲(厳選盤):
1.GANG RISE
(作詞・作曲:ケンタ (WANIMA) / 演奏:WANIMA)
2.無理無理きもい
(作詞:JxSxK / 作曲:大森靖子)
3.So many members
(作詞:やっさん(超能力戦士ドリアン) / 作曲:けつぷり(超能力戦士ドリアン) / 演奏:超能力戦士ドリアン)
4.パショギラ (11SOUL ver.)
(作詞・作曲:首藤義勝 / 演奏:KEYTALK)
5.Peace☆超パニック (11SOUL ver.)
(作詞:Hayato Yamamoto, Tayuto Nakasu / 作曲:MEGMETAL, Hayato Yamamoto)
6.Gang Gang Disco
(作詞・作曲:石毛輝(the telephones) / 演奏:the telephones)
7.アンビバレント
(作詞・作曲:田口 悟(RED in BLUE) / 演奏:RED in BLUE)
8.グッドラック・マイフューチャー
(作詞・作曲:草野華余子)
9.Träumerei (11SOUL ver.)
(作詞:キャ・ノン / 作曲:KOTONOHOUSE)
10.ヘイ!ホー!最高じゃん!
(作詞:上中丈弥 / 作曲:山田武郎 / 演奏:THEイナズマ戦隊)

品番:厳選盤 WPCL-13639
価格:厳選盤(1CD) \3,300(税込)

<LIVE>
GANG PARADE with GANG BOYZ presents「THE GANG PARADE RISES Z」@Spotify O-EAST
日程:2025年8月21日(木)
Open 18:00 / start 19:00

チケット:
■通常チケット ¥7,000(税込)

公式サイト

野外ワンマン「狂遊」@横浜赤レンガ倉庫
日程:2025年8月31日(日)
open 17:00 / start 18:00(予定)

チケット:
■通常チケット ¥4,000 (税込)
■ギャンパレって何チケット ¥2,000 (税込)

公式サイト

キャ・ノン

「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する11人組アイドルグループGANG PARADEのメンバー。また、「KiSSをあなたにお届けchu!♡」をキャッチコピーに活動するWACK初の王道5人組アイドルグループ『KiSS KiSS』のメンバーの一人でもある。ライブ好きで、苦手なことや、できないことは出来るようになればいいというタフでロックな精神の持ち主。2024年5月31日より自分自身のライブレポートなどを綴った『アイドルリアル備忘録』をSTREAMにて連載中。