ライブで盛り上がる“タオル曲”ならぬ“手ぬぐい曲”が誕生
――今回の『らぶあるばむ』には、以前からライブで披露されていた「Girlfriend」も収録されています。この曲はチッチさんが作詞作曲を手がけていますが、どのように制作されたのですか?
チッチ この曲は本当にナチュラルに作りました。とにかく難しいことは何も考えずに、ギターで作ったんですけど、初めてあまり人の手を借りずに作った曲なので、自分の成長を感じた曲でもあります。ナチュラルに作ったからこそ、あまり気取っていない曲ですし、別にいつもが気取っているわけではないんですけど、私が普段感じていることを書きたいなと思って作りました。私はこれまで女の子の友達にとても助けられてきたなと思うし、私も助けたいなと思っていて…、それもひとつの愛情だなと思ったんですよね。今まで男女のラブは表現してきたけれど、こういう愛の形は書いてこなかったかもしれないなと思って歌詞にしてみました。私にとって友達はとても大事だし、みんなにとってもそういう人がいてくれたらいいなと思いましたし、この曲がそういう(友達みたいな)存在になってくれたらいいなという思いも込めて作りました。
――続いて「I’m fine」では、チッチさんが作詞を手がけています。こちらはどのような流れで作っていった曲なのですか?
チッチ これはもう夏に放出したい!パワフルな曲を作りたい!とバンドメンバーに言って、一緒に作ってもらった曲です。ファンのみんなに対しての愛情を表現したくて、好きでいてくれているあなたに向けて届けたいと思って書いた曲です。
――歌詞については、曲を聴いてから書くことが多いのでしょうか?日々何か歌詞のアイデアをメモしたりもしているのでしょうか?
チッチ 私は曲のデモをいただいて、歌詞を書くぞ!と思わないとまったく書けないタイプなので、歌詞のために普段から何か言葉を書き留めたりするようなことは全然していないです。でも、自分の中には書きたいテーマはあるので、曲をもらった時に自分から湧き出てきたことを書いていくといった感じです。
――そして、「Tenugui galaxyyy!?!?」。この曲もとても意外性を感じた1曲でした。既にライブでも披露されたミトさんによる楽曲ですけれど、こちらはどのような経緯で作られた曲なのですか?
チッチ ライブ会場でみんなが手ぬぐいを回している姿を見たい!一緒に踊りたい!と思った時に、CENTにはまだそういう曲がなかったなと思って…。年齢関係なく、みんながごちゃごちゃになって盛り上がれる曲がどうしても欲しかったんですよね。CENTなので、銭湯グッズを作ったり、銭湯でライブをしたりとか、そういうことも好きでやってきたので、ライブでタオルではなく、手ぬぐいをみんなが回してくれたら、新しくて可愛いなと思っていたところ、ミトさんがこんなにも面白い曲を作ってくれました。本当にユニークな楽曲で、私も背中を押された感じがしています。やっちゃえ、やっちゃえって感じで(笑)。とにかく歌っていても楽しいですし、これからますますライブで盛り上がる曲に育っていくと思っています。実際、ライブではファンのみんなもとても楽しそうでしたし、この曲も結構好きだと言ってもらえることが多くて、隠れた人気ソングになりつつあります。
――5月のZepp Diver Cityのワンマンライブでは、「Tenugui galaxyyy!?!?」と「Girlfriend」という新曲2曲がセットリストで続いていたので、特に印象に残っています。
チッチ 「Girlfriend」はフェスで歌いたいと思っていた曲で、ワンマンの前にも結構歌っていたので、楽しく演奏できたんですけど、「Tenugui galaxyyy!?!?」に関しては初披露でしたし、振り付けもあるのでたくさん練習しました。バンドメンバーも一緒に踊ってくれる曲なので、みんなの体力が持つのか?と心配しながらやったんですけど(笑)、バンドメンバーもファンのみんなも楽しんでくれていて、最後はとてもハッピーな気持ちで終わることができました。改めて、Zepp Diver Cityのワンマンライブは新たな挑戦が詰まったライブだったなと思います。