高校時代はダンス部でガールズヒップホップを中心に踊っていた

――倉沢さんは昨年出演した初舞台『138億年未満』でダンスシーンを披露しましたが、8年間のバレエ経験でリズム感や音感は鍛えられましたか。

倉沢杏菜(以下、倉沢) かなり鍛えられたと思います。あと小さい頃から、習慣的に音楽を聴いていましたし、今も音楽を聴かない日はないと断言できるぐらい、音楽は身近にあります。だから音やリズムに乗せて、イメージ通りに踊るのは得意かもしれません。

――普段はどんなジャンルの音楽を聴くことが多いですか。

倉沢 中学時代から大好きなK-POPを始め、J-POPも聴きますし、最近は中国を始めアジア系の音楽を聴くこともあります。あと昭和・平成の名曲がリバイバルして、私たちの世代でも流行っているので、ZARDなど、その時代の音楽も聴きます。

――ダンスナンバーはいかがですか。

倉沢 踊れる曲は、聴くと踊り出しちゃうので、なるべく踊っていい場所でしか聴かないようにしています。特に歩きながらダンスナンバーを聴くと、リズムに乗った時に恥ずかしいので(笑)。

――K-POPを聴くようになったきっかけは?

倉沢 母がBIGBANGのファンだったので、その影響で小学生の頃から曲を聴いたり、ライブ映像を観たり、妹と一緒に歌ったりしていました。ただ、しばらくはK-POPから離れていたんですが、中学生になってTWICEが好きになって、休み時間に教室で友達と踊ったりして、K-POP熱が高まっていきました。TWICEは今も大ファンなんですけど、BLACKPINKも大好きですね。それで自分もK-POPのようなダンスを踊ってみたいと思って、高校ではダンス部に入って、ガールズヒップホップを中心に踊っていました。

――ダンス部の発表会もあったんですか。

倉沢 ありましたけど、ちょうどコロナの時期が被っていて。一番大きい発表の場が文化祭なんですが、入場制限もあって、他校の友達が呼べなかったりして、大勢の前で発表する機会はなかったです。