私にとって若月佑美さんは神様みたいな存在

――役作りではどんなことを意識しましたか。

阪口 気負いすぎず、いつもの素のままを出せたらなと思いました。原作のビジュアルも大切にして、衣装の着こなしなど、細かいところも自分に寄せられるように意識しました。あとキャベツの千切りのシーンがあって、これでもかっていうぐらい自宅で練習しました。おかげで大量のキャベツを食べました(笑)。

――現場には、すぐに馴染むことはできましたか。

阪口 キャストさんもスタッフさんも温かい方々ばかりで、そこに甘えながら、徐々にリラックスできるようになりました。私は馴染むまでに時間がかかるタイプなんですが、周りに助けられています。

――天の人生を一変させる主人公・宝生千秋を演じるNOAさんの印象はいかがですか。

阪口 クールなルックスなので、千秋っぽくツンとしている方なのかなと思っていたんですが、お話すると穏やかで優しい方です。NOAさんも人見知りなようなんですが、たくさん話しかけてくださるのでありがたいです。一方で監督さんとお話している姿からは熱やパワーが感じられて、お芝居に対してストイックで刺激になっています。

――千秋と深い仲のセイラを演じるのは、グループ時代の先輩、若月佑美さんです。

阪口 私にとって佑美さんは神様みたいな存在で、よく連絡させていただいています。お芝居の悩みを聞いてくれて、佑美さんは私のことを“たまこ”と呼ぶんですが、「そのままのたまこで大丈夫だよ」と私の不安を取り除いてくれるんです。撮影中も分からないことがあったら佑美さんに聞くんですが、プレッシャーをかけずに優しく言葉をかけてくださるので頼りになる先輩です。

――どんなアドバイスをもらいましたか。

阪口 「何事も経験だというくらい軽い気持ちでいいんだよ」「私とのシーンは親戚とやるくらいでいいから」と言ってくれたのが強く印象に残っています。

――印象的だったシーンは。

阪口 シリアスな雰囲気の場面も多いんですけど、家でのあまちゃんのシーンとかは、弟妹と一緒に撮影したりして、そこは心から楽しくやっています。

――天には妹と弟がいますが、子役との共演はいかがでしたか。

阪口 確か7歳と10歳なんですが、私の周りには小さい子がいなくて、これだけ年の離れた子たちと関わったのは初めてかもしれません。二人とも人懐っこくて、かわいいですし、すぐに仲良くなれました。よく「お姉ちゃん、これなんだと思う?」とクイズ攻めにされています(笑)。

――ドラマ初出演を経験して、改めて映像のお芝居はいかがでしたか。

阪口 舞台は稽古期間を経て、台本の時間軸に沿ってお芝居をしますが、ドラマは撮る順番もバラバラですし、自分の気持ちを固めて、そのシーンに持っていくのが難しくて、今後の課題だなと思います。監督さんから「もっとオーバーに。コミックのヒロインなんだから、やりすぎぐらいやっていいんだよ」と言っていただいたおかげで、殻を破りながら頑張れました。