こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。今週もインタビュー企画をお届けしたいと思います。今回、わたしがインタビュアーになって、メンバーひとりずつお話を聞いていきます。
前回はユメノユアさんに来ていただきました。今回はそんなユアちゃんといっしょにずっとギャンパレで居続けてくれたヤママチミキさんにお話を伺っていきます。

キャ・ノン 解散発表をしてから今日までどんなことを考えて過ごしてきましたか?
ヤママチミキ 今まで残り時間が限られるということはなかったから、解散まで、遊び人(ファンの総称)とどれだけ濃密な時間を過ごせるかを考えている。より一層気持ちを届けたいと思うようになったし、お客さん一人ひとりの顔をすごく見るようになった。頭で考えてやっているというより、いつの間にかそうなっていたし、忘れられない時間にしたいというか、映像として頭の中に残したいって思いながら過ごしている。
キャ・ノン ミキがライブで解散を言葉にしたじゃん。あのとき、どんな気持ちだった?
ヤママチミキ 2026年に解散しますって言ったときに、会場がシーンとなったのが本当に辛くて。事前に渡辺(淳之介)さんから、豆柴の大群を除くWACK所属グループが解散することが伝えられていたから、遊び人も分かっていたとは思うけど、メンバーが解散を口にすることでショックを受けると思っていたから、覚悟を持って言ったんだけど、想像を超える静けさの中、泣き声が聞こえてきたり、泣いてる顔が見えてパニックになったし、自分もそこで感情が止まらなくなった。
キャ・ノン 怖かったよね。 静寂がZepp Shinjukuを包んだよね。
ヤママチミキ しかもその日のライブがすごく楽しかったし、すごく楽しんでくれたのが分かっていたから、対比がすごすぎて。ごめんねっていう気持ちだった。
キャ・ノン 誰かが言わなきゃいけないことだけど、絶対やりたくないって思っていて、ミキにありがとうって思った。私はあの空気だけですごくショックを受けて、すごくトラウマになっているし、もし自分が解散を口にしてあの静寂が訪れたらと思うと、考えるだけで怖い。
ヤママチミキ 活動していて、1、2を争うレベルで怖かったし、どうしようって思った。
キャ・ノン あの言葉で解散が現実になったわけじゃん。私は発言してないから、じわじわ解散に向かっていった部分があるんだけど、ミキは言った瞬間に解散するんだって実感した?
ヤママチミキ 思ったね。口にした瞬間は思った。でもツアーが始まって、ツアーがあまりにも楽しいから、解散を感じないというか、なんか普通に楽しいツアーを回っている感覚があって。もちろん解散を意識してお客さんも気持ちが盛り上がっている部分もあるとは思うんだけど、それを抜きにしても、普通に楽しいツアーだから、解散の意識が薄れていってて。余計に解散するっていうことを、意識的に持ち続けないといけないと思っている。
キャ・ノン 意識しないとどうなるの?
ヤママチミキ 本当に楽しいツアーになってしまいそう。楽しいことは大事だけどそれじゃダメだから、解散と向き合わないといけないと思っている。人それぞれの受け止めがあるし、そういう意識を持たない方が良いものを作れる人もいると思うけど、でも私はそうじゃないから、解散することを常に念頭に入れながら最後まで活動したいと思っている。
キャ・ノン これまで活動してきて、自分が一番大切にしてきたものは?
ヤママチミキ 一番っていうのは難しいけど、やっぱりギャンパレはライブが一番だと思うから、ライブに来てくれた人にギャンパレの魅力を伝えたいというか、自分が持っている感情とかメンバーの思いとかを伝えることかな。ライブの生感は常に大事にしてきたよ。
キャ・ノン ミキにとっての「みんなの遊び場」って何?
ヤママチミキ うわぁ、すごいね。難しい。私にとっては自分が一番輝ける場所かな。ちゃんと自信を持っていられる場所かもしれない。やっぱりライブが自分を一番出せる場所だし、自分を好きになってもらえそうな場所だと思う。
キャ・ノン 確かに、すごくしっくりくる。ミキが自分でそう思っていることもいいなって思った。自分でステージで輝ける場所だって思えるのはいいよね。ミキはステージの上と下でキャラが違いすぎる。0と100みたいな人。オンオフというか、マジで着ぐるみの中と外。
ヤママチミキ そうね。そうだね。ステージを降りたらかなり地味だし、暗いし、目も合わさないし。
キャ・ノン 今もキャラクターにインタビューしている感じ(笑)。話は変わるんだけど、前回、ユア(ユメノユア)ちゃんに聞いたんだけど、エンジョイプレイって何ですか?
ヤママチミキ なんなんだろうね(笑)。言ってしまえば取ってつけたというか、モロパクリというか。今となってはみんなの遊び場と関連付けられているから、いい枕詞になったんじゃないかなとは思うけど、でも何なんだろうね。楽しいことをしようぜっていうことなんじゃない?
キャ・ノン ちゃんと答えてもらえた(笑)。ユアちゃんは「ちょっとわかんない。サキ(カミヤサキ)ちゃんが考えたからわかんない」って言ってて(笑) 。でも全員が何だろうと思いながら言い続けてたんだね。
ヤママチミキ そうだよ。最初はみんなの遊び場もよくわかんなかったし。
キャ・ノン でも遊び場は答えを見つけてこれたじゃん。だけどエンジョイプレイは10年以上、誰もわからずに言い続けている(笑)。
ヤママチミキ 確かにみんなの遊び場に関してはそうだね。エンジョイプレイは枕詞というか名前になっていたのかな。でも変ですね。言われてみれば(笑)。
キャ・ノン 次の質問いくね(笑)。自分的に変わったなって思うところと変わってないなって思うところを教えてください。
ヤママチミキ 変わったと思うところは、表現することが好きになった。
キャ・ノン 表現することが好きになった?
ヤママチミキ 好きになったね。 元々、ダンスを習っていたわけでもないし、趣味で歌ってはいたけど、 あくまで趣味だったし。だから最初は表現することがすごく難しかったし、人前に立つことに対して、楽しさとか面白さを見つけられなかった。自分の見せ方が少しずつ見つかってきたことで、探求心が生まれてきて、表現するのが楽しくなったと思う。
キャ・ノン どのタイミングで表現することを好きになれそうって思った?
ヤママチミキ サキちゃんが活動休止になったときくらいかな。サキちゃんがいないことで一人ひとりが見られるようになった気がして。やっぱそれまでってカミヤサキが率いるグループではあったから。サキちゃんがいないことで、やばい、やらなきゃみたいな気持ちが強くなって、表現が好きというよりは、やらなきゃいけないっていう思いが先で、追求していくうちに、だんだんと好きになっていったんじゃないかな。
キャ・ノン 追求するにあたって参考にしたことはある?
ヤママチミキ ディズニーのショーとかパレードはすごく参考になった。
キャ・ノン 人?キャラクター?
ヤママチミキ キャラクターもそうだし、ダンサーさんもそうだけど、どちらかというとキャラクターかな。キャラクターって表情が変わらないじゃん。でも表情がわかるような気がするってすごいことだなと思ったし、それは動きで表現していることだから。動きを勉強することで表現の幅が広がるんじゃないかって思った。小さいライブハウスだと顔もよく見えるけど、少し広くなると後方のお客さんに表情が見えなかったりするよね。私は特に身長も低いから、大きく踊らないと全く見えない状況になるから、意識しながら勉強していったと思う。
キャ・ノン なんかキャラクターになれそう。
ヤママチミキ 動きで魅せる自信はある。
キャ・ノン アイドルに憧れてアイドルになった人も多いけど、ミキの場合は、憧れの対象がキャラクターだから。だからこそ唯一無二だったりするんだろうなって思うし。 私もミキのことを見たときにミッキーみたいと思ったもん。でもそう思わせるってすごいじゃん。
ヤママチミキ 嬉しい。
キャ・ノン 活動を続けてきても変わらないところは人見知りのところ?
ヤママチミキ マジで変わらない。人との関わりが多い仕事だからさ、人見知りが治るかなって思っていたけど、治らなかった。
キャ・ノン お客さんに対して人見知りする?
ヤママチミキ お客さんには全くしない。 初めましてって言われてもどうも〜みたいな感じ。
キャ・ノン 私はするよ。他のメンバーの推しの人とかだと特に人見知りする。
ヤママチミキ 人見知りしたときどうやって会話するの?
キャ・ノン あ、ミキ推しの人だ。仲良くならないとって思うと余計に人見知りしちゃう。ちょっと知ってるぐらいが一番人見知りする。本当に初めましてだったらいいけど、ちょっと知り合いってなると緊張する。
ヤママチミキ お客さんに人見知りはしないな。ノン推しで初めて来ましたって言われても、知ってるよ、来てくれてありがとうみたいな感じになる。でも特典会じゃなくて、普段、初めましての方は無理なんだよね。だからコミュ力高い人を見ると、なんでそんなに会話が生まれてくるんだろうって思う。
キャ・ノン 特典会でできることも日常ではできなかったりするよね。
ヤママチミキ できないね。マジでできない。12年間アイドルやってるのに、アイドルの友達がいない。
キャ・ノン 確かに。アイドルの友達がいないイメージはあるけど一人もいないの?
ヤママチミキ いない。この業界で友達って呼べる人がいないと思う。元WACKの子でも、LINE知ってる人はマジで少ない。多分片手で収まる。
キャ・ノン 長くいるのに。人に興味ないんでしょ?
ヤママチミキ 興味ないのかな。付き合いが長くなると情が湧いてくるけど、2〜3回くらいしか会わない関係の人だとどうしてもね。
キャ・ノン 私のLINE、消さないでね(笑)。
ヤママチミキ さすがにそれはしない(笑)。さすがに大丈夫だと思う(笑)。
キャ・ノン では次の質問。一緒に活動してきた中での一番の思い出といえば?
ヤママチミキ 一番を決めるのはマジで難しいけど、やっぱり今のツアーかな。それを抜きにするなら、再始動のライブのとき。ノンがアンコールで泣きながら話してたのはすごく印象に残っている。
あとはライブ中のノンの背中越しの客席の景色も。イントロでノンの後ろにいることが多くて。 気がついたらノンの背中があったり。
キャ・ノン 確かに。
ヤママチミキ 「FOUL」もそうだし「アンビバレント」も。ノンの背中越しにお客さんが見えるっていう瞬間が頭の中に写真として残っている。今のツアーのセトリでいうと「らびゅ」と「GANG RISE」かな。今から「らびゅ」が始まるよっていう表情だったり、「GANG RISE」のワクワクしてる顔が見えたり。この景色は色濃く残るだろうなって思う。
キャ・ノン 「らびゅ」は緊張する。
ヤママチミキ 一番前だから。
キャ・ノン 倒れるタイミング間違えたらどうしようって思いながらドキドキしている。前に誰もいないのって緊張する。
ヤママチミキ 緊張するよね。しかも「らびゅ」だとなおさらね。
キャ・ノン 今のツアー以外で印象的なツアーと言えば?
ヤママチミキ 「AVANTGARDE PARADE TOUR」かな。毎回、公演の内容が違いすぎて大変だったし、でもそれが面白かった。きっともうやらないだろうって思っていた曲がセトリに入ってきたり。写真集の撮影もツアーと一緒にあったから、今まで以上にメンバーといる時間が長かったり、全員でご飯食べたりしたことも印象には残っている。
キャ・ノン 「AVANTGARDE PARADE TOUR」はコロナ禍が明けて、オルスタが解禁されたタイミングでもあったよね。
ヤママチミキ お客さんの熱量もすごかったよね。
キャ・ノン 「BOND」やったよね。PENNY LANE 24で。
ヤママチミキ 「BOND」は本当に大変だった。
担当編集 印象的なステージからの景色はありますか?
ヤママチミキ (日比谷)野音かな。野音の景色って全部印象的で。ナル(ナルハワールド)のお披露目ライブの野音もそうだし、13人体制でやった野音の景色はすごく残っています。すごく良かったな。楽しいだけじゃなくて、これから先の未来が見えるライブだったなって。
キャ・ノン じゃあ私に聞きたかったけど聞けなかったことや、言いたかったけど言えなかったことなどがあったら教えてください。
ヤママチミキ これは言ったことないと思う。「FOUL」の2サビのノンがめっちゃ好き。
キャ・ノン 初めて言われた。
ヤママチミキ メンバーごとに、この曲のここが良かったなとか、このライブのときのこの歌声が良かったなっていうのがあるんだけど、ノンに関しては「FOUL」のサビがそれ。
キャ・ノン 嬉しい。
ヤママチミキ 今日も素晴らしいですねって思っている。
キャ・ノン ギャンパレを外から見てきた人間からするとプレッシャーがすごいよ。あんなパートを歌わせていただいていいんですか?って。
ヤママチミキ でもノンだから良かったなってすごく思う。見てくれていたから、より一層、感情が入っている気がする。サキちゃんもストレートな歌い方をしていたけど、ノンもすごく真っ直ぐな歌い方をするから、リンクしていていいなって思ってるよ。
キャ・ノン ありがとうございます。
ヤママチミキ 見てたときのギャンパレと入ってからのギャンパレって違いはあった?
キャ・ノン あまり違いはなかったよ。私は楽曲派だったから、メンバー一人ひとりのことはそこまで知らなかったっていうのもある。 ココ(ココ・パーティン・ココ)のインタビューのときにも話したんだけど、傍から見ていても不器用そうだなって思っていて、実際入ってみて、想像以上に生きるのが下手な人たちだなって思った。上手くいかなかったこともあるかもしれないけど、だからこそ愛せる存在だなって感じた。
ヤママチミキ 確かにみんな不器用だったね。
キャ・ノン あとはギラついたり、自信を失ったり、良くも悪くも影響されやすかった部分もあるように思う。
ヤママチミキ 周りの環境に左右されやすいグループではあったかも。
キャ・ノン 人数も多いから、集団心理というか、誰かがパニックになったら、みんなパニックに陥るみたいな。でもとにかくそのままの人たちだったなって思います。
ヤママチミキ 本当に変わらないね。そう簡単には変わらない。

ステージを自分の輝ける場所だと言い切れるミキが本当にかっこよくて最高だ!と思いました。小さな背中を見せ続けてくれてありがとう。この先まだまだ他のメンバーの登場もお楽しみに。
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