エレキギターを抱えての立ち姿も。タオルを振り回す観客との一体感も上昇
3月2日(土)3日(日)の2日間、東京国際フォーラム ホールAにて、キャリア初となるソロコンサートを開催。ファン待望のソロコンのタイトルは「いろいろ」。昨年のソロ曲12ヶ月連続配信リリースプロジェクト「SHIORI TAMAI 12Colors」の集大成でもあり、玉井にとって新たなチャレンジでもあった今回のソロコンサートは、タイトル通り、玉井の「いろいろ」な才能と魅力が存分に感じられる内容となっていた。
ステージ前面の幕に投影された映像が公演タイトルからオープニングVTRに切り替わり、場内には開演を告げるインストゥルメンタル曲「SHIORI ture」が流れる。幕が落ち、お立ち台の上でエレキギターを抱えた玉井が登場。4人のダンサー、6人編成の生バンドと息を合わせる玉井は、エレキギターをかき鳴らしながら「HAPPY-END」で力強い歌声を響かせた。
続く「ROCK THE BOAT」では、黒いフラッグを右に左にと振り回すダンサー陣と共に、ステージでしなやかに躍動。「暁」の冒頭では「みなさん、『いろいろ』へようこそ!今日は最後まで楽しんでいってください!」と観客を鼓舞した。アコースティックギターを手にした「日常」では温かな歌声で魅了。ステージが黄色く染まった「泣くな向日葵」でも続けてコードをかき鳴らし、優しいまなざしを向ける玉井に対して、観客もタオルをいっせいに振り回しながら熱く応えた。
ハンドマイクでのパフォーマンスへと戻り、「孤独の中で鳴るBeatっ!」では客席から巻き起こるコールで一体感が高まり、続く「マリンブルー」では、ステージからの青いレーザービームの光が客席へ。お立ち台に乗った玉井は時折、バンドメンバーの目を見ながら呼吸を合わせた。
幕間映像では、軽快なBGMに合わせて観客がクラップ。ステージにスポットライトが当たると、ダンサーに囲まれた玉井が登場し、「Another World」ではリズミカルに楽曲を表現。続く「Eyes on me」の曲中ではステージ上での衣装チェンジを見せ、「Spicy Girl」の曲中では手にしたバズーカを撃ち、観客へのプレゼントを届けた。