キャ・ノン（GANG PARADE/KiSS KiSS）連載vol.80「12/16に向けて」アイドルリアル備忘録

こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。Zepp Shinjukuで行われる『GANG PARADE 10th YEAR SPECIAL LIVE “THANK YOU, PARADE”』があと四日後に迫ってきました。改めてチケット完売ありがとうございます！本当にみんなのおかげです。

FCツアーだったり、単発の大きなライブはあったけれど、ツアーファイナルともまた違うワンマンライブが控えていることにドキドキしながら過ごしています。不安とはまた違う、修学旅行とか移動教室の前のワクワクというか、そわそわというか、どこか心が浮ついた感覚です。ゲネリハも終えて、お風呂なんか沸かしちゃって、湯船に浸かりながらゲネの映像を確認したりして、余裕を持てている状況です。そうなんです、ギャンパレにはあまりなかったスケジュールの余裕感が、わたしをふわふわさせているんです。いつもよくわからない毎日の中、気付いたら本番が目の前にあって、みたいな日々を送りすぎて、なんだか慣れてない穏やかな時間が逆にこわくなっています。でも本来、この方が絶対いいはずなので、疑問を持たずに風邪だけはひかないように、しっかりといい準備期間にしたいと思います。というわけで今日は、12/16にZepp Shinjukuで行われる『GANG PARADE 10th YEAR SPECIAL LIVE “THANK YOU, PARADE”』に向けて書いていこうと思います。

12/16に向けて

GANG PARADEは今年の2025年6月17日に10周年イヤーに突入しました。その10周年イヤーを記念して、一年の締めくくりにこのライブが開催されます。タイトルの通り、遊び人に感謝を伝えられるライブにしたいのです。でもじゃあ具体的に何を？なんだろうと考えてしまいます。伝えたいことはちゃんとあるのに、それを言葉に出そうとするとぼやけて軽いものみたいになってしまう気がします。なので今日は、遊び人に向けて伝えたい「ありがとう」と向き合ってみようと思います。

まずは、いてくれてありがとう。存在してくれてありがとうございます。これが一番だし、これでしかないんですが、わたしたちギャンパレはあなたたち遊び人がいないと成り立たないです。大好きなライブも、遊び人がいてくれるから好きなのです。好きな音楽を好きな人たちと一緒に、歌って踊って楽しめる時間ってこんなことあるんだっていうくらい幸せです。コロナもあって、ギャンパレが再始動してからしばらくは声出しもできない状況でした。でも声出しが解禁されたとき、わたしが見ていたあの時のギャンパレのライブがそこにあって、心が震えるほどうれしかったです。これほどに体の内側からゾクゾクする日はもう訪れないんじゃないかと思っていましたが、そんなこともないんですよね。ギャンパレをやっているとそんな日が何度もあって、それは全部遊び人が見せてくれるものでした。

そして、愛してくれてありがとう、です。遊び人がギャンパレを愛してくれたおかげでこのグループは10年続いてきました。愛してくれる人がいないといる意味がないですからね。メンバーが増えたり減ったり、グループがふたつに分裂したり、紆余曲折ありすぎているグループなので、ここまでくる道の中で遊び人とも出会っては別れてを繰り返してきました。わたし自身も根底では変わってしまうことに対してのアンチなので、離れていったり心が移り変わることはごく自然なことだと思っています。それでも、どの時代だろうとギャンパレを愛してくれたという事実は変わらないし、これまでギャンパレと出会ってくれたすべての遊び人のおかげで今自分はここにいられています。そしてなにより、今遊び人としていてくれるあなたに心から感謝しています。

そしてメンバーにも大感謝です。ここまで続けてきてくれて本当にありがとう。10年続けられることってそうないじゃないですか。心が折れてしまったり、投げ出したくなることだって絶対ある中で、ギャンパレであることを選び続けてくれたメンバーのおかげで、今も一緒にライブができる環境にいられて幸せです。新メンバーとしてあとから加入したわたしたちを一緒に戦う仲間にしてくれて本当にありがとうと思っています。

12/16、すべての感謝を持ってライブします！最高の遊び場で一緒にめちゃくちゃ遊んでください！

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