こんにちは、中野小陽です。
STREAM連載、第三弾です。

今回もお待たせしてしまいました。周年ライブが終わり、ほっと一息と思いきや、そんな暇もなくお仕事をしていました。最近少しずつ緩やかになってきて、書き進めている深夜25時です。
雨の匂いがする。
最近雨が多いせいか、家から一歩出るだけで、雨の香りを感じるようになりました。先日、あまり来ない駅で、カフェを探しながらお散歩をしながらの〜んびりとしていました。
雫がぽつぽつと奏でるメロディーと電車のガタンという音を背に散策する自由気ままな時間に心がなんとも言えない、クスっとした気分になりました。

↑ 美術館に行った帰り道に撮った写真🍃
雨だと憂鬱な気持ちになりがちでしたが、こういう瞬間があると、雨でもいいのかなと思えた日でした。何も気にせずに雨の感触を楽しみたくなり、長靴を長らくお迎えしていなかったのですが、手に入れてみようかなと思いました。
少し脱線しましたが、今回の連載は先日行われた、5周年ライブについてお届けしようかなと思っています。それではスタートです。
9月8日に私が所属するPalette Parade というグループの5周年ワンマンライブがありました。場所はLINE CUBE SHIBUYA。今までで1番大きい会場です。
5周年ライブがこの会場で行われる時初めて聞いた時に浮かんだ感情は、喜びと恐怖でした。過去最大のキャパ、人は来てくれるだろうか、それに見合うパフォーマンスができるだろうか、この先これを超える会場でライブできるか、そんな思考が頭の中を占領しました。
もちろん、喜びの感情はあって5周年という節目でこんなにも大きい会場でライブをできること、自分が知ってるアーティストさん方が立っていた場所でスポットライトを浴びられること、純粋に嬉しいなと感じていました。
基本ポジティブな人間なのですが、アイドルになる前は自分に自信がなくネガティブで、後天性ポジティブなので、そんな感情に包まれていました。
4月に発表されてから、全国ツアー、夏フェスなど目まぐるしく、目の前のお仕事を一生懸命にこなしていたら、あっという間に9月になっていました。

↑ 発表された時の写真🎪
出たい夏フェスに出られなかったあの頃、自分達より後にデビューしたグループさんがメインステージに立っているあの姿を見て、悔しさと焦燥感を抱えてなんとも言えない気持ちになっていたあの時期。そんな時があったので、たくさんお仕事をさせて頂けること、本当にありがたいなと思います。
そんなこんなでバタバタで迎えた周年ライブの前準備期間。不安がたくさんあったのですが、5年間の積み重ねか、いつもよりも体に入ってくる感覚や覚えが早くなっていたような気がして、今までで1番冷静にどこか俯瞰しながら取り組めていた自分がいた気がします。

↑ 疲れ果てていた私達に神の差し入れをしてくれたマネージャーさん、とっても感謝です☁️
されど、ハードスケジュールの中で周年関連のことに直前まで取り掛かれる時間があまりなかったので、このスケジュールで詰め込めるか不安を抱きつつ、時間を過ごしていました。
何しろ、今回の周年ライブは今までで最大規模。
それはつまり、番関わってくださる人も5年間で過去最大ということ。私達もリハや練習をしながら、今までとは少し違うものを感じ、気を引き締め直すタイミングが何度かありました。

↑ ケータリングで初めて出たうなぎ
昔はお弁当なんて出なかったのに、うなぎが食べられるまでに成長できるなんて。
私は歌うことが好きです。
ステージで歌う歌は話す作文だと思います。
小説や作文は直接的な表現が無くても、前後の文脈や比喩表現などで、起こった出来事やそこに込められた想いを想像しながら読み進めていくと思います。
それと一緒で、ステージに立って音階を紡ぎながら歌うこと、その言葉の温度に色んなものを乗せて届けること、私は最大級の人の心を動かす手段だと思っています。

マイク型のラムネのお菓子を持って歌っていた幼少期。ただ歌うことが好きで、習いごとでボイススクールに通おうか悩んだ学生時代。
昔からなんとな〜く好きだった歌うことを、まさかお仕事にできる日が来るなんて思ってもみませんでした。なので、今こうしてアイドルとして歌を通してみんなに何かを届けられたり、感情を共有できたりすることが本当に幸せだなと思います。
何も分からず、大人についていくだけだった数年前。その時の自分とは成長できたのかなと少し自慢げな気持ちになりました。
昔から体を動かすことが苦手で、ダンスも例に漏れず、本当にセンスがなく人一倍反復練習しないと、身に付かないので、前準備期間はとにかく何度も動画を見ていました。こうして新しいことを覚える際はいつも、締め切り前の漫画家になったかのような焦燥感に駆られながら必死に覚えています。

そして迎えた当日、9月8日。
会場入りして、色々な確認をしながらメイクさんやスタイリストさんに髪型をやってもらったり、グッズ紹介の動画を撮ったり、そんなこんなで迎えたリハーサル。出来上がったセットやたくさんのスタッフさんの姿を見て、とにかく圧倒されました。
こんなにも大きなステージとセット、たくさんの方が関わってくださっている中で、自分はそれに見合うステージングができるのか、みんなにパワーをちゃんと渡すことができるのか。そんな色んな思考が脳裏によぎっては消え、それを繰り返していました。
そんな中リハ中に流れたこの映像。
『パレパレを続けている理由って何?』

用意していただいた質問にメンバー全員で向き合いながら話すという映像だったのですが、他にもいくつか答えたので、まさかこの質問が使われたんだなぁと思いつつ見ていました。
私が話した内容にもしかしたら悲しい気持ちにさせてしまったり、びっくりしてしまった方もいるかもしれません。
私がパレパレを続けている理由、それは自分がいることでパレパレに少しでもプラスになるなら。それが私が活動を続けている理由であり全てです。
あまり前に前にと出る性格ではないので、応援してくれている方の中にはもしかしたら、物足りなさを感じさせてしまっている方もいるかもなぁと思ったりすることもあります。
でも、こんな私がアイドルとして活躍できているのは、大好きなメンバーやスタッフさんを含め、いろんな環境のおかげです。そして何より、今これを見てくれているあなたのおかげです。私をアイドルにしてくれて、ステージで輝かせてくれてありがとう。
みんなのおかげで毎日が楽しいです。応援してもらえること、好きでいてくれること、当たり前ではないと知っているからこそ、この出逢えた奇跡に感謝したいです。そして、何回でも言いたいと思います。いつもありがとう。
アイドルという職業はいつか終わりが来てしまうから、だから何回伝えられるか分からない感謝と想いをできる限り、言葉にしていきたいです。もしかしたら、言い過ぎるぐらい言ってしまうかもしれませんが、その時は読み飛ばしたり、聞き流したりしてください。
迎えた本番。
とにかく、目の前にいるみんなに何かを届けなきゃ、1秒でも目を合わせて伝えたい、そんなことを思いながらステージに立っていたら、いつの間にか終わっていました。

感想は一言で言うなら、本当に楽しかったです。
数週間経った今でもあの景色、温度、キラキラとしたものが脳裏に焼き付いて離れないぐらい、がむしゃらに楽しかったです。
もっと色んな言葉を並べて表現することはできるだろうけど、『楽しかった』この一言がみんなに真っ直ぐ一番伝わる気がするので、こう綴らせてください。
一緒にあの空間を作ってくれてありがとう。私の走馬灯に入る景色が増えました。
どんどん最高が更新されていって、最近では走馬灯が忙しなくなってしまって、どうしようと思うぐらい素敵なシーンがたくさんあります。

まだまだみんなと一緒に走馬灯入りの景色を増やしていきたいと思います。私だけじゃなく、みんなの走馬灯にも入る思い出を作ることができたらいいな、活動の目標の1つができました。
それでは第3回の連載はこの辺で終わりたいと思います。最近梅を楽しむ余裕がなかったので、次回は梅を登場させたいと思います。
それではまた次回、お会いしましょう。
